小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月6日

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魄哉「あのー 蒼月君 一応聞きますが」

蒼月「んー?何?」だらだらごろごろ




魄哉「お見合いとかする気あります?」死んだ魚の目。


家康「Σぶはっ」ごふっ

小太郎「Σ家康茶吹くな汚いっ!!」ぎゃいいん!!



蒼月「へ? え?何?いきなり」びっくり

魄哉「それがですね
その、この前 江戸城まで手伝いに来て貰ったじゃないですか」

蒼月「うん。どれか解んないけどね」


魄哉「そこに運悪く あれやこれの関係で挨拶に来ていた重役さんの娘さんが居たようで

あれだけ傍若無人でクソ我が儘な人も珍しいと興味を持たれたらしく」げんなり。


家康「あー。箱入りお嬢様には新鮮かもねえ」けほっ

魄哉「何処のどなたかと聞かれて僕がうっかり うちの子ですと答えたもんで父君もあわよくば的なノリですし

あー。頭が痛いです」


千様「勝手に断って無かった事にすればいいじゃない

蒼月君はうちの子よー」ぷんすか


魄哉「そうも行かないでしょう 少くとも本人に報告はしておかないと

それに 物凄く頭の痛い事態ですが こういうのもありますし」紙切れぴらっ

小太郎「なんだこれ。」わおんっ



魄哉「なんで君の夜遊び代が僕宛に請求来るんですかねえ?」

蒼月「Σやっべ!もう請求書行った!?」ひいいっ



魄哉「手持ちが無いなら遊ぶんじゃありません!!そして代金がおかしい!ぼったくりどころの話じゃない!

そして何より 少しは自重しなさい 万年発情蛇!!」くわっ

蒼月「人をホルモン異常みたいに言うなよ!!
オスとして当たり前だろ!こっちはアンタみたいに枯れてないんだよクソジジイッ!!」かちーん。





家康「保護者の金で好き放題しといて よくキレれるよねえ」うーん。

小太郎「確かに傍若無人でクソ我が儘だなあ」うん。


千様「えー。何?
要するに 所帯持たせて落ち着かせようって言うの?
そんなのアタシが許さないわよ」

家康「あのー千ちゃん? 蒼月の人生の選択肢は蒼月にしか決定権無いからね?」


千様「だから何?お見合い失敗させれば選択肢無くなるわよね?」

家康「Σダメだこの人も大概無茶苦茶だ!!」ひいいっ

千様「殿に言われたく無いわ」ふんっ




魄哉「僕としては 落ち着い欲しい反面 断られるだろなーって予感しかしてませんがね

そもそも 箱入りのお嬢様となんて上手く行く気もしません」

蒼月「へー。言ったね?
俺がすっごい逆玉成功したらどうするの?」にやにや



魄哉「ね?この発想からして無理だと思いません?」

一同「あー。こりゃ無理だ」


蒼月「Σなんで!?」




一二三「女心を二の次にするからだべ。」びしっ


千様「Σ一二三ちゃんいつから居たの!?」

小太郎「Σぎゃいん また教育上悪い話を!」





襖がらっ


一二三「ん?」

すたすたひょい



彬羽「邪魔したな。」ぎろり。

すたすた 襖ぴしゃん!





家康「副音声で『●すぞ手前』て聞こえた気がしたね」うわあ。

魄哉「僕にもそう聞こえましたね」


蒼月「Σ俺何も悪い事してないよ!?」

小太郎「日頃から悪い事しかしてないからだぞ」わおんっ




白「そっか。蒼月 見合いするのか」ふむ。

蒼月「へ?あのまだ決まってないんだけど」

粋「だってよー。
散々お前にアタックしといて酷い男だよなー?」

鏡子「あはは 今更ですよ
元から解ってた事じゃないですか」


蒼月「Σこらそこ!!何ばらしてくれてんの!?」ひいいっ

白「あのな、蒼月

逆玉狙うって事は 他の女友達とのあれやこれや全部切るって事だぞ?」

蒼月(Σ意外な人から意外なマジ話!!)



白「たまにこっちの業界で 他の女切らないで逆玉になった奴がメッタ刺しにされて楽屋裏ざわついてるんだ」

蒼月「Σ芸能界こわっ リアル過ぎて洒落にならないっ!!」ひいいっ



粋「つーかよ そもそも人じゃねえのどうすんだよ」

蒼月「え?えーと。それは追々」うーん。



白「後回しにすると 悪い様にしかならないぞ」

蒼月「あの、それも体験談。
だよね?」おそるおそる

白「うん。」※血の半分人間




魄哉「逆玉云々ではしゃぐ前に 色々と無理があるんですよねえ」ため息。

蒼月「Σちょい待て! だったら何で話持ってきたんだよ!!」

魄哉「だから本人に伝えもせずお断りはまずいでしょうが」



小太郎「話受ける方が難しく無いか?これ」わおんっ

家康「これも御縁と 会うだけ会ってみる?」

蒼月「えー・・」困惑っ



魄哉「ま、自分で決めるんですね

僕はこちら支払いして来ますんで」請求書っ



粋「あ、ちゃんと払ってやるんだ」

白「過保護だしな。」うん











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蒼月「結論。

追いかけられるより追っ掛けたい情熱派だからお断りします

って言っといて。」真顔。


魄哉(Σ懸命に考えた言い訳がコレですかっ!)





蒼月「だってー 他の子達と遊べなくなるの嫌だしー

そもそも俺が1人の物になっちゃうとか勿体無いじゃん?」ふふんっ


シロ「今日も頭が沸いておるな」うむ。




石燕「会ってみたら思ってたよりちゃらんぽらんでしたとかって 向こうから断られる可能性もあったんすよね?」

挿音「このアホにゃその考えがねーんだよ。
何処から自信が沸いてくんだか」


蒼月「って事でー
鏡子ちゃんも安心した?」にまにま


鏡子「滅滅滅滅滅滅滅滅っ」呪っ
蒼月「Σなんで!?」ひいいっ






魄哉「ま、こうなるでしょうねえ」ぷーくすくす


家康(ホッとしてるよ この保護者。)

小太郎(こっちはこっちで大概子離れ出来てないんだよなあ)




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