小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月5日

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蒼月「あれ?ジジイは?」

家康「今日出張だよー
明日には帰るらしいよ」

蒼月「出張?
あのジジイなら大概の所なら日帰り出来んじゃない?」


家康「さすがに北の果ての地まで日帰りはねえ」うーん。

蒼月「何しに行ってんのそれ」

家康「企業秘密です」きっぱり。


粋「そういう事だから明日までは変な事すんなよ」

蒼月「ねえ、なんで俺に言うの?」

小太郎(色んな意味で一番やらかすからだろうなあ)うん。





千様「あら。湯呑みにヒビが」あらまあ

挿音「おいやめろ。フラグ立てんな」


千様「えー。でもホントにほら

これ新しいのよー?」うーん。


シロ「それはアレだ
おそらく 一二三が下の町の子供らに恋文貰って来ておったのでな。
彬羽辺りが見付けた拍子に握り潰されかけたのでは

彬羽「ほう。初耳だな」

シロ「Σしまったああ!!」ひいいっ

粋「Σ落ち着け過保護ーっ!!」




一二三「白さんしょうこいんめつだっ!」手紙しゅばっ

白「らじゃ」ぼっ


彬羽「Σあ 手前!!」


白「子供のごっこ遊びに大人が首突っ込むな」灰さらさらっ

小太郎「おおっ 町のちびっ子が一人守られたっ」ほっ



千様「て、事はこのヒビ彬羽君関係ないわねー」ふむ。

家康「え。まだそこの話?」

千様「だって食器手荒に扱うと 魄哉の奴怒るじゃない?
みんな丁寧に扱ってるのに 不吉ね」

蒼月「焼いてる時に空気でも入ってたんじゃないのー?
そしたら割れやすいって言うし」



挿音「んなヘマしねえわ。」

蒼月「Σ作ったのアンタかよ!」

家康「何気に多趣味だよね お前。」



挿音「湯呑みのひとつふたつで不吉だなんだってオーバーなんだよ
んなもん迷信だ迷信」茶ずずー。

粋「俺らの前でそれ言うか?」




石燕「だああ止まらない!!
すんません!! 鬼門から何かウェルカムしちゃったらしいっす!」弓構えっ

魑魅魍魎うぞうぞっ


挿音「Σぶっ」茶吹きっ


千様「あらやだ 湯呑みが更に割れたわ」

ぱきっ



蒼月「うっわあのジジイ 戸締まり忘れて出張?
ボケたんじゃないの」うへえ

小太郎「鬼門に戸締まりとかあるのか?」わおんっ


シロ「Σいいからお前らも手伝え!!町に降りたら偉い事になるぞ!!」



彬羽「出番だ寝るな馬鹿大将!」

頭べしっ

白「痛い。」


粋「ほんっと寝付きいいな 兄貴。」





白「えーと。

んじゃ
蒼月と九尾ゴー。」


九尾「だーりんの頼みとあらば」どろんっ

蒼月「Σえ。ちょっと量多くない!?」







間。









九尾「おえっぷ。」よろっ

蒼月「む、胸焼けがっ」うぷっ



挿音「よくまああんだけ食ったよな」





コマ『らんちゃーあーむ!』筆談っ

ずどんっ

小太郎「Σおお!新技っ!!」





千様「ちょっとちょっと まだわんさか居るわよ!
残りのどうしたらいいの!?」

彬羽「夏場は化け物の類は活性化する物だからな。
そりゃいつもの比じゃねえだろ」ぶちっ


小太郎(Σ何ちぎった!?)ぎゃいいんっ


家康「あの 子供や犬が怯える残虐行為はちょっと」

彬羽「向こうのガキは真剣振り回してるが?」



シロ「物理攻撃が通るのなら 何一つ問題は無い。」きりっ

家康「Σ子供が返り血まみれなのは問題しか無くない!?

シロ「心頭滅却すれば火もまた涼し!!」くわっ


粋「しゃーねえって。
シロは実戦慣れしてっし

コイツらも人っぽい形してても 意思とか無い木偶なんだろ」

家康「それはそうなんだけどさ

それよりお前 オバケ苦手なのは「既に怖えの通り越した。」ふっ



千様「思いっきり勾陣なってるものねー
まだ四足歩行なってないけど暴走一歩手前?」一二三抱っこ。

挿音「白の奴が鬼門塞ぎに行ってっから もうちょい粘りゃ後続は途切れるとは思うけどよ」火薬どむっ





白「なあ。鬼門がっばがばで閉じても閉じても開くんだけどどうしよう。」困惑

家康「Σ夏の鬼門は開放的!?」ひいいっ


白「蒼月パス。
器用なのお前向きだし」

蒼月「Σ無茶言わないでよ!大将に出来ないのに Σうぷっ」

一二三「食べ過ぎで体調も最悪だべ。」うわあ

千様「困ったわねー。いい手無い?」

彬羽「封じるのは魄哉の得意分野だ

ひょっとしたら奴の持ち物の中に使える物があるかもし


石燕「見てきたんすけど魄哉さんの部屋 出張前に整頓したらしく何がどこにあるのか!!」ぜーぜー

彬羽「詰んだな。」


家康「Σお願いブレイン代理諦めないでええ!」ひいいっ




蒼月「うわ。マジか
御札とかあれば俺にもどうにかなったかもしれないのにっ

何かブースト出来るようなのあれば Σう、気持ち悪っ」

九尾「焼き払ってはいかんのかえ?」うぷ。


白「俺やお前みたいなのがそれやると 加減出来ないからその辺一帯焼け野原になるし」うーん。


挿音「向こうが尽きるまで一匹一匹やるしかねえな。」

彬羽「いや。尽きるのはまず無いだろ

この手の奴は鬼門内の負のエネルギーが人の世の空気に降れると生まれる

つまり無尽蔵だ」




粋「良し、閉じるの頑張れ蒼月」

蒼月「Σだっから俺じゃエネルギー不足だっての!」

粋「他に出来そうな奴いねーんだもん!!他全部脳筋だぞ!どうにかしろおおお!!」必死っ

蒼「Σやめろこら 揺らすなああ!!」ひいいっ


石燕「あ。魔除けの御札1枚ならあるっす!

変な幽霊に絡まれたら使えって前に貰ってたんすよ」

蒼月「Σ足りるわけないだろ!!」

粋「Σおいそれ持ってる間は与一出てこれねえから お前丸腰っ!」




石燕「Σぎゃー!」魑魅魍魎わらわらっ


家康「あーもう 発砲するよ!動いたら体削げるからね!」銃じゃこんっ

石燕「Σえ。ちょ家康さんたんま Σあああああ!!」





千様「殿 戦となると頼もしいわね」おおっ

一二三「餓鬼に片っ端からヘッドショット決めてるだ」おおっ

千様「Σぎゃ!子供は見ないの!!」ひいいっ





彬羽(しかしどうするか

今はまだ 蒼月九尾以外は元気だが 終わりが無いんじゃ体力も尽きる
魄哉が帰ってくるまで持たせるしか無いのか?
いやもし それまでにこれが町の方に流れでもしたら )うーん。


粋「うわ。策が全く思い付かねえって顔してるなあ

兄貴 これもう多少の犠牲は目を瞑ってどーんと


あれ?兄貴?」





池のほとりに草履片方っ



粋「Σこのタイミングで落っこちた!?」ひいいっ

彬羽「Σ静かだと思ったらあのカナヅチ!!」


九尾「Σうきゃああだーりん!! 何をしとる早う救助せんかあっ!」






白「来たら危ないぞ」ざぶっ


一同「Σえ!?」






白「ヌシ。 この形に泳げ
間違えたら焼き魚な?」さっきの御札っ

池のヌシ「!!」こくこくっ



粋(Σヌシボッコボコ!!)

九尾(この魚 まーただーりん食おうとしたな)





鏡子「蒼月さん 鬼門の開いている魄哉さんの部屋には私の本体の鏡があります!

池を鏡に見立てて ヌシさんの描く図形を出来るだけ大きく写しますので封印お願いします!」手鏡どろんっ

蒼月「Σお!鏡子ちゃん天才っ」





白「よし行けヌシ」びしっ

ざばばっ!






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千様「魄哉の御札の代用って ヌシさん凄い妖怪だったのねえ」ほう。

挿音「いんや。昔俺が夏祭りの屋台で取ってきた金魚だありゃ」

石燕「この家で育てると金魚もおかしくなるんすね」納得。




シロ「Σこらそこ!駄弁っておらんで手伝え!!」


魑魅魍魎うぞうぞっ



彬羽「閉じたには閉じたが。」ため息。

粋「こっちに出てきたのはそのまんまかよ」げんなり。




蒼月「あ、今のでかなりエネルギー使ったし 少しなら呑めそうかな。」

九尾「元気な蛇じゃのー」うわあ。





千様「てか 蒼月君
手鏡常に持ち歩いてるのね」

一二三「身だしなみ大事なタイプだべか?」

家康「どうだろねー

鏡子ちゃん目当てに1票かな? おっと後ろ失礼」バキュンッ






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