小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月27日

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千様「ねえねえ、昨日町で火事あったらしいわよー」

石燕「あーそれで昨日騒がしかったんすね」

小太郎「こんな時期に!?」ぎゃいいんっ

千様「ねー。
火鉢とかももう使わないし・・」






一同「・・・・。」



白「俺じゃないぞ」きっぱり

粋「同じく。覚えねーもん。」



蒼月「え?んじゃ誰の仕業?」

粋「Σ知らねーよ!!問答無用で犯人扱いすんな!」




千様「そもそも燃えたの廃屋らしいしー
なんで火が出たのかしら

愉快犯でもいるとか?」うーん。



蒼月「うっわ。傍迷惑だねそれ」うわあ。



彬羽「まあ、大事には至らなかった様だがな」

家康「あれ?お前野次馬しに行ったの?」

彬羽「んなわけあるか!

春一の近所だ近所!!」


千様「あら。職場の近くが不審火とか怖いわねえ」


彬羽「確かに穏やかじゃねえが

しっかり消し止められてたんでどうって事はないな


というより 見事に凍り付いてた」

蒼月「消火活動したの誰かバレバレじゃん」





家康「成る程 昨日の夕方シロ居なかったね」納得

小太郎「へー。少しの火ならともかく
火事って氷でとめられるんだ
凍ったまんまだと蒸発しちゃって終わりそうだけどなあ」感心っ

千様「溶けて水になってザバーかしらねえ」





彬羽「言っとくが
水事態にに火を消す作用があるわけじゃねえからな?」


一同「Σえ。」

彬羽「ちょっと待て 本気か
家康お前くらいは知っとけ!」



白「質問。」挙手

彬羽「せんでいい。

あー 今から解説してやる」頭痛。







挿音「火ってのは空気中の酸素を使って燃え続けるもんだ
つまり燃えてる木なり何なりを、水の膜で密閉して酸素を無くなりゃせりゃ消えるって話だな」

粋「Σすっげえ意外な所から解説が!!」

家康「Σお前アホなヤンキーじゃなかったの!?」






挿音「んで、この場合は氷で酸素が遮断されて火が消えたっつーわけだな。」キセルすぱー


白「別にいいけど片方主君じゃないのか?」

蒼月「すっげえ躊躇なく刃物投げたよね」




千様「2人とも大丈夫ー?」

小太郎「大丈夫だ スレスレだけど刺さってないぞ。」わおんっ




家康「い、一瞬 終わったかと思った」がくぶるっ

粋「Σやる気だったよな!今ちょっと本気で当てようとしたよな!!」ひいいっ



挿音「うっせえ要らん一言コンビ
忍なめんなよ サバイバル知識は基本だっつの」けっ


彬羽(そういう事か。)納得

白(思ったけど言わなくて良かった)




小太郎「えーと。そしたらシロが偶然通りがかって火事見つけて燃え広がる前にささっと手際よく消したのか

お手柄だな」わおんっ

千様「そうねえ。自慢していいのにね」にこにこ




彬羽「・・いやそれが」


小太郎「ん?」

彬羽「いや何でもない」


蒼月「んー?なんだよ気になるな
言いかけたならさっさと言えよ」




挿音「実はよー。火が出た辺りで最近通り魔っつか辻斬り出ててよお」


彬羽「Σばっ!」
挿音「いやもう話していいだろ

つか言わなきゃ調べられるだろ
要らねえ所だけアクティブだぞこいつら」


彬羽「Σう」




粋「へ?辻斬り?
なんか火事と関係あんの?」



挿音「うちの調べだとよー
燃えた家に争った形跡あったんだよ

んで、目撃者探したら 燃える直前か?
近所の問屋の親父が襲われかけたらしくてよ」

千様「徳川忍軍そんなのも管轄なのね」ほうほう

挿音「いんや。野次馬趣味だ


んでよそのオッサンは逃げて無事だったんだけどよ
その直後火が出たって話なんだな」キセルふー。

白「それ関係あるのか?」はて。



挿音「そこだ。
廃屋だからよ
通り魔と通りがかったシロが乱闘して壁破ったりしても火はねえんだよなあ」

一同「???」





彬羽「ヒント。
土間に古い灰は山のように積もっていた。」

家康「あー!粉塵爆発っ」手ぽん




白「しつも
彬羽「そう来るだろうな。

つまりは辻斬りはもちろん刃物を振りかざしていた

それに応戦するにはもちろんシロも刀を抜いただろう。
そこで古い建物に乱入したと仮定するとだ ホコリやその灰が舞うな?」

粋「うんうん。」ふむふむ




挿音「つまり刀ガンガンぶつけてる火花がその灰やなんかに一気に引火して結果爆発したんだよ」

小太郎「Σ運が悪すぎるだろ!!」ぎゃいいんっ!

挿音「おう。マジで奇跡的に湿度やなんや条件揃っちまったんだよな」




石燕「ほう。それでっすか。」ふむ


粋「あれ?お前ずっと居たっけ?」

石燕「Σあんたらが騒ぎ過ぎるから影薄くなるんすよ!!」



千様「それでって?」


石燕「いや気付いてなかったんすか?
シロさん昨日から偉い元気無くて今朝日課の朝練もしてなかったんすよ」


一同「Σめちゃめちゃ気にしてる!!」ひいいっ





蒼月「結果的にオッサン斬られなかったんだし 爆発は事故でしょ?俺ならむしろドヤるけど?」

挿音「世界が皆が皆んなストレスフリーに生きてねえんだよ」

蒼月「Σはあ!?俺だってストレスくらいあるんだけど!?」
彬羽「論点そこじゃねえだろ。」





白「ちょっと廃墟燃やしたくらいでそんなに気にするのか?」はて。

粋「俺ら廃墟どころかこの家もけっこう燃やしかけるもんなあ。」うーん



襖すぱーん!!

シロ「だからお前らと同レベルかと落ち込んどるのだ!!」



蒼月「その理由も大概しょーもないよ。」きっぱり






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