蒼月「あれ？真っ昼間から風呂場誰か使ってんの？」
粋「あー。姉ちゃんがな
梅雨冷えだってよ
やっべ足痺れた」
シロ「正座もまともに出来んのか
今度のちょい役座りっぱだろが」呆れっ
蒼月「成る程 女の人は冷え弱いもんね」ふむ
粋・シロ(Σこいつが言うか！？)
蒼月「俺は弱いんじゃなく冬眠！！
変温動物だから仕方ないだろ！」
家康「あのさ。前から気になってたんだけど
あの、こらケンカやめなさいって」
蒼月「ん？気になるって何？」
粋「Σだあああ！痺れてる足踏まれたっ」ひいっ
シロ「Σうおお！地味にえげつないっ」
家康「うおう。聞いてて足気持ち悪っ
えーと。蒼月さあ
お前人型のメスならなんでもオッケーな節操なしの癖に千ちゃんにだけは反応しないよね ？」
蒼月「反応したら反応したでクッソやばい事になるっての理解してる？」
粋「あ、確かになー
俺もその辺気になってたんだよな」しびしび
シロ「何でもストライクなお前が範囲外とは。
その方が助かるとは言え凄い確率だな」うむ。
蒼月「いや別に千ちゃん自体がどうのこうのってんじゃなくてさあ
どう言うの？
もうさ 言わば身内みたいなもんじゃん？
あんたらも姉や妹にそんな気起きないでしょ？」
粋「女のきょうだい居ないから解んねえ」
シロ「そもそも養子だったので兄弟おるのかも知らん」きっぱり
蒼月「うっわ後半クッソ重いな」
家康「成る程ね
いやー良かった良かった
実は密かに変なことになりやしないか心配でさー
居間でせんべい噛りながら警戒してたんだよ」あっはっは
蒼月「Σちょい待て！俺いったい何年警戒されてたの！？」
家康「鳴かぬなら 鳴くまで待とうホトトギスってね」どやあっ
粋「意味わかんねーって」
シロ「むしろ鳴いたらいかんだろ。この場合」
蒼月「鳴かないから安心しろよ
つーか そこまで節操鳴くないっての」ぶすっ
粋「普通に鏡子には手出ししようとしてんだろ」
蒼月「鏡子ちゃんは手出ししようとしても出来ないだろ
本体鏡なんだし
安全なんだから安心して口説けるじゃん」
シロ「うむ。お前の基準が全く解らん」
家康「蒼月そりゃダメだって
手出し云々じゃなくもっと大事な物があるんだよ
ほら所謂奴が盗んで言ったのは貴方の心で
蒼月「昼間から酔ってんの？」
襖がらっ！
魄哉「こらああ！誰ですか神事用の御神酒飲んだのっ！！」
家康「ひゃっほーっ！」ダッシュ
魄哉「Σやっぱアンタですか！？
こら待ちなさい 誰の幕府の為の神事だとっ」暗器じゃきいいんっ！
シロ「・・・・断末魔が聞こえたな」
蒼月「バカ殿 ほんと何であんなバカ殿なんだろね」
粋「梅雨で気分的にダルいから 構って欲しくてやったに一票」
蒼月・シロ「Σそれだ」
粋「Σまじでコレかよ！」
蒼月「えーと。バカ殿のあれでややこしくなったけどさあ
ま、千ちゃんもは絶対変な事にはならないから安心していいよ
確かに美人だしボンボンしてるし軟らかいしいい匂いするけどさ」ふっ
シロ「一気に信憑性が無くなったな」
蒼月「いや。それ差し引いてもさ」
千様『あー こりゃ生き返るわーっ』かーっ！
蒼月「・・こう たまにオッサンみたいだからね？」
粋・シロ(Σ解るけど！！)
挿音「なんだお前
慣れてますってノリの癖に 女に幻想持ってるタイプかよ」
蒼月「Σうっぎゃあああ！！」びくううっ
挿音「うっせえ」
シロ「いや。脅かそうと足音消して後ろに立ったのでは」
挿音「あ？忍だからしゃーねえだろ
職業病だ職業病」キセルすっぱー
白「煙のにおいで解らないか？」
蒼月「Σんな瞬時に無理だって！！
ん？何担いでんの？」
白「今徳川忍軍の奴がきてて。
えーと
じょうのうひん？って」鮭一匹。
挿音「おー。やっと来たか」
一同(Σ忍ってよりヤバイ軍団ぽいんですけど！！)
挿音「オイこら長風呂さっさと出ろや
冷えんなら時鮭食って大人しくしとけ」
千時『Σ届いたの！？今年はないかと思ってたわー 』
挿音「ふやけんぞ全く
えーと。彬羽は留守か
親父ー。ちょい調理頼むわ」すたすた
蒼月「前から思ってたけど あの二人こそどんな関係？」
白「解らない。」きっぱり
粋「つーか。普通風呂の壁越しに会話するか？」うーん
シロ「いやそれより
時鮭と言えば この時期しか採れんかなりの高級魚のはず。なのだが」
蒼月「Σへ？そなの？」
シロ「うむ。割烹での会話だ 間違いなかろう
今年は気候の関係か特にレア物で なかなか手に入らんそうだ
ちなみに 冷えによく効くらしく高値でも重宝されておる」
白「その高いのを あのノリだと多分毎年だな」ふむ
粋・蒼月(Σ考え出すと深読みしか出来ないっ)
家康「あー、私もそれ思ってた
そこんとこどうなの『親父殿』？」ボロッ
魄哉「聞く勇気がありません」ふっ
