小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月2日

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シロ「ふむ。これは難解な」むう

石燕「お?シロさんお勉強すか珍しい」

シロ「珍しいとか言うな
普段遊び呆けておるみたいだろが」


石燕(筋トレばっかしてるんでむひろ遊んでるイメージ皆無っすけど)




シロ「あー。よく解らんっ
ちょっと与一に変わってくれんか あやつのがまだ知ってそうだ」

石燕「?
武家さん向けって事っすかね

んじゃ 与一さんパスっ」ぐらあっ


石燕(与一)「Σだから準備する前に意識投げ渡すな!!」ふんばりっ



シロ「毎度荒いな」

石燕(与一)「私はとっくに死んどるからいいが こいつ自分が弱っちい生き物だという自覚無いのか!!」ぜーぜー

シロ「石燕の場合頭でも打ったら終わりだろうな
せいぜい事故らぬ様気を付ける事だ。

それはさておき、


お前 ここに書いてあるのが解るか?」 真顔。

石燕(与一)「ひょってして石燕の生死よりそっちが重要か?」




シロ「何だろうな
あやつは貧弱かつひ弱で殴ったら折れそうだが

なんだかんだでしぶとい様な気がして変な安心感がな」

石燕(与一)「Σ言うな!それに取り憑いてるこっちが悲しくなるだろがっ!」

シロ「Σ問いかけたのはお前だろうが!!」




白「何ケンカしてるんだ 武士小僧コンビ」ひょこっ

シロ「Σ誰が小僧か!」

石燕(与一)「Σ子供扱いするな!
こっちは生きとればとっくに仙人だっ」


白「数百年前の人間ならとっくに寿命だと思う」きっぱり





石燕(与一)「・・くっ!」




シロ(言われてみればと言った感じだが
ひょってしてアホなのか コイツは。)



白「ん?なんだこれ」


シロ「ああ、それを与一に聞こうと思ったのだがな

ん?なぜ揉めたのだったか」ふむ

石燕(与一)「ん?
今のショックで忘れたな 何だったか」ふむ



白「つまりかなりどうでもいい事だったんだな

夏で問題 つまりはバカラス作のか」


シロ「うむ。夏の課題だそうだ」

石燕(与一)「ほう。それは難問の予感しかしないな」



白「先生気分か
いったいどんなの出されるんだ」ページぺらっ





シロ「言っとくが 漢字だらけだからな?」

白「何も見なかった。」そっと閉じ

石燕(与一)「Σ問題外!」




白「あんなわしゃわしゃした虫みたいなのびっしり書くとか頭おかしい

読めるのもおかしい」そそくさ

シロ「漢字を虫に例えるのはお前くらいのものだ」



石燕(与一)「一応聞くが 室町鎌倉辺りと今の漢字は大差無いのか?」

シロ「いやそもそも室町鎌倉が解らん」



石燕(与一)「まあ見てみるか
ひょっとしたら読めるかも」ページぺらっ







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白「あれ?一二三も勉強か」


一二三「んだ。昼間は外暑いから 家の中で大人しくお勉強しとけって言われただ」


白「ふーん。
お、読める」おおっ

一二三「ひらがなすらすら読む練習だよ
お暇なら 読むから聞いててくれろー」



白(バカラス 何人分こんなの作ってるんだろ)うーん。





粋「おーい兄貴

カラスが暇な時に これやっとけって」テキストどさっ


白「どういう意味だ」

粋「Σえっ
そ、そういう意味?」







一二三「こらー!せっかく彬羽さんが作ってくれたの 燃やしちゃダメだ!!」ぷんすかっ

白「でもやりたくないし
無かったことにすれば「よくねえだ!!」



粋(うちの兄貴より幼女のが大人だよ畜生っ)複雑



白「んー。めんどくさいな

ちょっと適当に見て終わっとくか」ぺらっ


粋「・・・・兄貴?」




白「これ。一二三のと同じじゃないのか?」

一二三「あ。ほんとだべ
ひょっとしてひらがなスラスラ読めねえだか?」






千様「あら?粋君どうしたのー?」

粋「いやちょっと 知ってはいたんだけどその色々と心配になってきたっつーか
脱力っつーか いや知ってたけどさうん。」どんより





白「あいつちゃんと相手に合わせて作ってるんだな」ふむ

一二三「だなー。
中身同じなら一緒にやるだ」にこにこ



白「あれ?
じゃあ シロのって中身どんなんだったんだろ」はて

粋「へ?あいつも課題?」

千様「そもそもシロ君 何を学んでるの?」








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石燕(与一)「おお!これは知っておるぞ!
ゴホウのアク抜きは 長時間だと栄養が流れ出す
よって答えは3番だ!」

シロ「Σ何いい!さらしゴボウと言うではないか!?」

石燕(与一)「そこは初心者がやりがちなミスだ
私は炊き出しもやっておったのだぞ?」ふふんっ






蒼月「まさかの家庭的かよ
あの坊っちゃん幽霊」うわあ。

小太郎「あーそか。
シロも割烹でバイト始めたもんなあ」納得


家康「まあ石燕ちゃんよりかは詳しいだろね

何でも料理はおにぎりくらいしか作れないって言ってたし」

小太郎「Σ石燕それでどうやって独り暮らししてたんだよ!」ぎゃいいんっ



家康「食に執着無さすぎるからガリガリなんだろねえ」うーん。





石燕(与一)「思ったのだが
夏の間に石燕が食に興味持つくらいの物を作る というのを目標にしたらどうだ?

こちらとしても宿主が強靭になれば有難い」

シロ「Σおお! 確かに目標があった方が良いかもしれんっ
よし この夏目指すはそれで行こう!!」拳ぐぐっ




蒼月「うわ暑苦しい」げんなり

家康(胃薬用意しといてあげよう)いそいそっ






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