小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月1日

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粋「よっしゃあ!見回り行ってくる!」びしっ

シロ「は?何処にだ?」





魄哉「うちの温泉のです。
粋君に警備員頼むと一番被害が少ないんですよ」


蒼月「またモンスター客燃やしたの?」

白「元からモンスター専門の旅館だぞ?」

家康「そっちのモンスターじゃないからね?」




粋「て事で フリーパスゲット」どやっ

石燕「へー。良かったっすねー
あそこ高いんで中々入れないんしょ?」




蒼月「リーズナブルな方が客増えんじゃないの?」

魄哉「妖怪相手で誰でもOKにすると地獄見ますよ?」

千様「あら。がめついわけじゃなかったのね」



小太郎「んじゃ白はフリーパス返上か?」わおんっ

白「ん?そのままだぞ

粋でどうにもならなきゃ結局出なきゃいけないし」


シロ「存在が最後通告なのだな」うわあ。

蒼月「命がおしけりゃ総大将出てくる前に大人しくしろって話だね。」納得



魄哉「仮にド腐れモンスターだとしてもお客様ですから 駆逐前にワンクッションは必要だと思うんですよ」

家康「むしろよくコレに今まで任せてたよね」うわあ。



魄哉「まあ、さすがに終始ドンパチ起きてるわけでは無いので 警備はついでで大丈夫ですよ
のんびりしてって下さい」


粋「俺は何より普段出来ないこっちで居れるのが嬉しいけどな」どろんっ

シロ「勾陣か。
確かにその辺におったら大騒ぎだな。」うむ



千様「あら意外 普段の格好は我慢してたの?」

粋「いや。何だろう
別にがまんとかじゃねえんだけど」うーん。



小太郎「たまに散歩コース外れて 野山全力疾走した時みたいなもんかな?」わおんっ

粋「お!それそれ!多分そんな感じ」



一同(やっぱ犬っぽいなコイツ。)





白「ま、俺もどっちにしてもちょいちょい行くけどな」

シロ「ん?なんだお前温泉好きか?」

白「そんな年寄りみたいな趣味ない」きっぱり


家康「Σうおう!グサッと来た」

魄哉「まあ年寄りですからね」ふっ

蒼月「アンタら中身だけ萎び過ぎだろ」



蒼月「あ。家の風呂だと天井裏から九尾ちゃんがガン見してるから?」

白「慣れてるし 別にどうでもいい。」きっぱり



挿音「親父、木材抱えてどこ行くんだ?」

魄哉「ちょっと天井の補修を。」

石燕「過保護っすねー」

蒼月「うわー オスメス反対なら犯罪だよね」

シロ「そのままでも犯罪ではないか?」




白「あそこの薬湯 傷に効くんだ
ふるーいのもな」

千様「Σえ どこか古傷痛んでるの!?
ちょっと飛天君に連絡を「いや違う違う落ち着け」



粋「古傷?
兄貴回復力トカゲ並じゃねえの?」


白「お前がやったんだろ。」 むかっ




粋「まさかのアレの事っすか。」ずーん。


石燕「どれっすか?」ひそっ

家康「えーと私も詳しく知らないんだけど
あの兄弟色々あってね。 粋は自分含めて妖怪全部くたばれ系だったんだよ
血を受けいれられなかったって奴?

んで、お兄ちゃんグサッと」苦笑

挿音「違えな。 グサッの後に捻りとズバッが入ってたぞ」キセルふー。

石燕「Σ痛いどころじゃないっ!!」ひいいっ





白「思いっきりやられたからずっと跡残ってるし
やった方が何時までもウジウジ気にしてるからとっとと治そうとしたのに」ぷんすか。

粋「だああ!ほんっとすんませんしたああ!!」ひいいっ




小太郎「うわあ。 へたった尻尾と耳が見える気がする」わおんっ

シロ「本物の犬に言われるか」
小太郎「狼だってば。」




石燕「お兄さん 気を使ってたんっすねえ」

白「いや別に。
鬱陶しいのは無かった事にすればいいかと思ったんだ。」しれっ

蒼月「ぶっ刺されて無かった事に出来るのが凄いよ」





千様「あの時は大変だったわねえ」遠い目。

魄哉「あの子が死にかけたの初めて見ましたよね」遠い目。





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