小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月2日

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庵「こんちゃー 出前
Σうわお!」びくっ

小太郎「おお。ご飯ご飯っ」わんっ

家康「ごめんねー。今日お昼作れる人が居なくってさあ」


庵「いや。それより

なにコレ」指差し




小太郎「一二三のひな人形。」

庵「ひな人形ってこんなバカでかかったっけ?」


ずーんと等身大。



粋「俺もカタログちらっと見たけど ここまで豪華とは思わなかったよなあ」うーん。

庵「豪華というか これ雛祭終わったらちゃんと仕舞えるの?」うわあ




蒼月「急きょ裏庭に収納小屋建てようかって話になってるよ」

庵「雛まつり明日なんだけど」

家康「大丈夫。うちの面子なら一日で余裕」



千様「アタシらもびっくりしたのよー
人間師の人もまっさか注文入ると思わなかったらしくて、昨日届いたのよね」苦笑。

庵「あ。成る程。宣伝用の商品だったわけか」納得



蒼月「つーかさ。バカラスが最終的に決めたんだよね?
よくまあ決断したよねー」




白「この辺のは京の御所風?のとは違うから
サイズでかいのもアリなのかと思ったらしいぞ」

蒼月「いや、普通の家入らないだろ」

白「俺に言われても知らない」むう。


粋(これが良さげとか言い出したの兄貴だけどな。)ふっ

白「?」

粋「いや何でもねーわ。覚えてないだろし」



庵「で、このお雛様見てお姫さまは?」

千様「はしゃぎ疲れてお昼寝よー」にこにこ。

庵(Σデカ過ぎて泣くかと思ったら!!)

家康「一二三ちゃんメンタル強いからねえ」うんうん


庵「はー。しっかし
これいったいいくらしたの?
Σうわ凄いこれ金箔!?」ひいいっ




白「なんだ。欲しいのか?」

庵「要らないし置場所ありません。」きっぱり


粋「Σあ。そういや女だっけ!?」

庵「しばいていい?」


千様「えー。 こう見えていおりん結構胸ボンッと

庵「Σぎやあああ!!もう男でいいっ!!」ひいいっ



蒼月「まあ確かに。
目立たないようにしては居るけど意外と
家康「こらハンターの目やめなさい。」



庵「よっしゃ帰る!!
器は面に出しといてよ!」涙目っ




シロ「お前ら 玄関先でセクハラとは何事だ」ドン引き。

千様「あら。おかえりなさい 稽古終わり?」


白「あ、そうだ
調度いいしコレもってけ」

庵「へ? 何?折り紙?」


千様「あら。折り紙のお雛様?
これなら場所取らないわねー」へー



白「雛祭って 女らしくなるようにって行事なんだろ?」


粋「マジでごめん。 兄貴だからしゃーねえから
悪気ねえから。」

庵「知ってる」ふっ


一同(その割に 一瞬感動してたよね。)

千様「いおりん。不憫な子」



庵「えーと。まあいっか

ありがたく貰ってくわ
そっか 雛祭なんて覚えてなかったなー」頭かきかき

蒼月「何だかんだで嬉しそうで良かったねー」しらけっ


庵(てか 折り紙なんて出来たのかっ!!)

白「なんでびびられてるんだ?」





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石燕「あれ? 白さん 一二三ちゃんに頼まれて折り鶴作ってたんじゃないんすか?」

白「んー。そのはずなんだけどな。」はて。



小太郎「なんで全く別のもんになるんだろうな」うーん

千様「教えた折り方間違えてないはずなんだけど。」



粋「Σうおすげ!コレ三連鶴じゃね!?
絶対正方形じゃ作れねえやつ!!」おおおっ

蒼月「なんでそんな詳しいの?」

シロ「お前の方が絶対折れるだろ」





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【割烹 春一】


庵「これ店のここに飾っといていい?」

ひな「あら可愛い。いいですよー

でも、小さくてもお雛様なら明日が終われば仕舞わないといけないんですねえ 勿体ない」


朱禅「あー。仕舞うの遅れると嫁にいけなくなるってんだっけ?」




庵「嫁にいくアテ無いからいい。」きっぱり

ひな「あの、行事の意味が。」


庵「んで、ひなは実質もう嫁だし心配ないでしょ」

ひな「ええ。まあそれは
仕方ないですねー 折り紙さんもお店のスタッフになって貰いましょ」にこにこ。



彬羽「女ってのは解らね おい待て お前の方が照れ倒すな気色悪い」引。

朱禅「いや照れるだろ!あんなストレートにっ」真っ赤っ赤



庵「男らしい女らしいって何だろう」悩。






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