小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月21日

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千様「屋形船?」

魄哉「外交のあれやこれやで使う為に手配していたんですがね
その、相手が慣れない日本食で お腹を降したらしく。」

シロ「寿司か。
成る程 生魚に慣れておらん外国人あるあるだな。」



魄哉「という事で 料理その他キャンセルするとお店に迷惑がかかりますし
この際皆でどんちゃんやっちゃいましょう」

千様「きゃー!やった!」わくわくっ



蒼月「屋形船はいいけどさ。
この時期に水の上ってどうなの?」

魄哉「話を漏らさない為には 水の上は最適なんですよ 」ボソッ

蒼月「あの、何の談合をする予定だったの?」引。







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粋「へー これが屋形船かあ。
ほんとに座敷みたいになってら」おおっ

小太郎「動物もいいのか?」わおんっ

魄哉「船は江戸城の物ですので問題ありませんよー

めったに無い機会ですし 自由に楽しんで下さいね」




石燕「先生。既に好き放題始まってるっす」挙手



家康「ちょ この酒凄いいい奴 きくきくあひゃひゃひゃひゃひゃっ 」へべれけっ

挿音「そりゃ外人向けだもんよ
下手なもん出せねえだろ つか殿酒弱えな

ひっく。」




魄哉「悪酔いしたら池に投げ落とせば良いので一石二鳥ですね」

小太郎「Σ屋形船ってそういうシステムなのか!?」ぎゃいいんっ

蒼月「間に受けんなよ ワンコロ。」



千様「あら?彬羽君は?」

石燕「絶対面倒くさくなるって 一二三ちゃん連れて釣りしてるっす。」

シロ「賢明だな。」うむ




粋「あれ?兄貴どったよ? 大人しいな」

白「別に。」ふいっ

千様「あら?具合でも悪いの?」




家康「どしたの楽しもうよー
普段からアホ満開なんだし気取る事無いって。
ほらほらあそこお魚お魚 あひゃひゃひゃひゃひゃ」べろんべろんっ


白「今のお前にだけはアホとか言われたくない」きっぱり。




魄哉「そろそろ蹴落としますか。」ふっ

家康「Σ生ゴミ見る目で酔い覚めた!」ひいいっ




シロ「?
おい待て。 なぜお前が逃げる。」

白「逃げてないぞ」しれっ


シロ「・・・・。」

白「なんだ。」

シロ「そう言えば お前山育ちらしいな?」

白「だから何だ」

シロ「そう言えば 庭の池にはまった時滑るだろうによじ登ってきておったな?」

白「どう上がろうと俺の自由だろ。」むっ





粋「Σえ!兄貴まさかカナヅチ Σぐはあ!!」

シロ「Σ馬鹿者!ズバリ言うとそうなるからわざわざ遠回しに言っておるのに!!」


小太郎「え? え? 嘘っ
マジでカナヅチなのか?」

白「泳ぐ必要無かったし」むすっ


魄哉「これはまた 意外な弱点ですねえ」ほう。

千様「ねえ。 体動かす事なら大概出来そうなのに」



シロ「しかし それは克服しておいた方が良くはないか?

お前らの世界では勝ったものが正義であろうが
水系の妖怪に闇討ちても食らって水中に引摺りこまれたら不利であろう

そこは大将として

白「全部蒸発させればいいだろ。」くわっ


シロ「・・そ、そうだな。」たじっ


一同(Σすっげえ気にしてる!!)




蒼月「ま、解らないでも無いけどね
恒温動物って結構 自分から水に入りたがらないもんだよ
そもそも深くに入っても利が無いし」

小太郎「蒼月も泳げないのか?」

蒼月「蛇は何も考えなくても泳げるもんだよ

てか水と蛇は切っても切れない仲だっての。」







白「・・・。」※一般的には水神の種族。


蒼月「なんか凄いごめん。」




石燕「まあまあ 別にいいんじゃないっすか?
生きててそうそう遠泳やるような事も無いすよ」

魄哉「ですねえ。この国の川って あんまり水量たっぷたぷの無いですし」

粋「そうそう。兄貴の場合水際からベアクローでシャケとれるし」

シロ「おい、最後のおかしいぞ。」



千様「ほら 皆フォローに必死でしょ?
水嫌いかもしれないけど 変な事しなきゃ大丈夫だから 楽しみましょー」

白「んー。 まあいいか」




家康「そうそう。ほらほらさっきのおっきな魚がまた来てるよー
フナかな?」

白「ヒゲあるぞナマズじゃないのか?」

家康「フナもヒゲあるよ?」


小太郎「魚?どれどれ
見る見るー!」尻尾ふりふりっ





どん。





ぽろっ



一同「Σあ」






ばしゃーん!!



粋「Σ兄貴いいい!!!」ひいいっ


蒼月「Σちょっ すっごい簡単にポロって ええええ!? 」

家康「Σぎゃああ!私!?私のせいこれ!?」ひいいっ


千様「さっさと引き上げて! 縄か何か投げるもの!!
あーもう暗器でいいわ!早く!!」

魄哉「ちょっと待ってください!先の刃物外さないと!!」ガチャガチャっ

石燕「挿音さん起きて!!忍っしょ!!」がっくんがっくん

挿音「・・うっせえな。本日休業だっての」ぐー。




小太郎「はわわおぎゃおおんわんわおおおお!!!!」おろおろっ

シロ「落ち着け!せめて人語で喋れ!!」









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彬羽「・・何してんだ。」


白「釣り上げ感謝だ。
今回は助かった。」けほっ



一二三「泳ぐには寒い季節だよ?
風邪ひくだ」

白「だな。 寒かった。

今回はほんとに助かった。 後で金平糖やる」ぶるるっ

彬羽「Σ心っ底いらねえ!」








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