小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月22日

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蒼月「へー・・ ふんふん」にまにま。






家康「何一人で鏡見ながらニヤついてるの?気持ち悪いよ?」

蒼月「チビるような幻覚見せて欲しいの?オッサン。」





家康「最近あの子反抗期みたいなんですけど。」さめざめ。

魄哉「元からです。」きっぱり



蒼月「一人じゃなくて鏡子ちゃん居るよ
ほら!」手鏡向けっ

鏡子「本日冷えて動けないと愚痴られましたので 出張話し相手してます。」

魄哉「お手数おかけします。」




千様「あら?鏡子ちゃん ひょっとして案外まんざらでもない?」ひそっ

シロ「いや、鬱陶しさに単に押し切られたか
寒いとくたばりかける爬虫類への同情であろう」



蒼月「ちょっとそこ酷いなー

ちゃんと気に入らない事があったら即実家に帰るって条件付きで話し相手して貰ってんだよ」

鏡子「すみません。実家とかやめて下さい」



家康「あー。こうやって外堀から埋めていくつもりだね」



鏡子「では。約束どおり 実家に帰らせて頂きます。」どろんっ

蒼月「Σしまったああ!!」



小太郎「実家てあの姿見鏡か。」わおんっ

千様「鏡子ちゃん 結構ノリノリじゃない?」




蒼月「ちえー。今年はおみくじ大吉だったから行けるかと思ったのに」ちっ

家康「そういうの気にするの?意外だねえ」


蒼月「ほらほら 見て見て
ここのとこ 恋愛運最高って」うきうきっ


魄哉「これで蒼月君じゃなきゃ喜べるんですがねえ」うーん。

小太郎「どこまで本気か解らないもんな。」うんうん


蒼月「なんだよ失礼だな。
昨日の屋形船だって こっそり鏡子ちゃんコレで連れてってたんだよ?
皆気付かなかったろ」手鏡っ

家康「Σ女がらみだとホント細かい!」

蒼月「うっさい。」






魄哉「しっかしおみくじですか。

あまり鵜呑みにするのもどうかと思いますがね」

千様「あら?あんたは何だったの?」





家康「見事に大凶ひいてたよね。」

魄哉「初詣の時は大凶は抜くのがセオリーでしょうがっ
商売を解ってませんね」

シロ「商売とか言うな」


蒼月「なんだよ 単に自分が大凶だったから信じたく無いだけじゃん
人まで不快にさせないでよ」

魄哉「蒼月君の場合 はしゃいで周りを巻き込みますからねえ」

千様「ちょっとー。しょうもない事でケンカやめてよ」




白「おみくじって あれホントに当たるのか?」ひょこっ

家康「神様に片足突っ込んでるお前が言っちゃう?」



小太郎「なあなあ。白は何引いたんだ?」

白「何だっけ。」はて

粋「兄貴は地味に吉引いてたぞ
書いてる内容がイマイチな奴」

千様「粋君。そこまで暗記しなくていいと思うわよ」





蒼月「てかさ。大凶って何が書いてるの?
ひいた事無いんだけど?」



魄哉「『健康運は最悪。仕事のし過ぎに注意せよ 周りにも迷惑がかかり最悪の結果となるでしょう』」




蒼月「・・ 当たりそうだね。」

魄哉「だから気にしないようにしてたんですよ」ふっ




シロ「お、お前は良かったではないか
吉ならなんぼかマシであろう」

白「そもそも何が書いてあったっけ?」うーん





粋「『女が絡むとろくな事にならないでしょう
縁談には気を付けるべし』」


千様「おじいちゃんがややこしいお見合い話持ってくるパターンぽいわね。」ふむ





魄哉「Σこらこらこら!!どこに行くんですか!!」

白「来年まで身を隠す。」

家康「Σにゃんこは置いてきなさい!にゃんこは!
お前は野生で生きられても にゃんこは今更野山無理ーっ!!」




シロ「落ち着け。来年マシなのを引ける保証は無いぞ!!」くわっ

白「Σ!」


粋「いや、兄貴どっちにしても片っ端から見合い話蹴ってんだろ。」





石燕「皆信心深いんすねえ」ほう。

家康「単にワーカーホリックにぴったり過ぎる結果が出たんで信憑性上がっちゃっただけだよ」


石燕「ふむふむ、
まあ トシの始めにそれはキッツイっすね

どれ。クジもいいっすかちょっと占ってみましょ」


千様「へ?石燕さん占いもやるの?」


石燕「占いと言うか何というかっすが


このように いろはを書いた紙の上に小銭を置いてそこに軽く指を乗せ

シロ「おいまた変なのにとり憑かれるぞ。」



石燕「大丈夫っすよー
今は与一さんって万全のセキュリティが住み着いてるんすから」

粋「お前の体は空き巣に入られやすいボロ屋かなんかかよ。」



石燕「はーいでは
今年のお三方の運勢を教えて下さいっすー」

すいーっ。




シロ「Σうおお!本当に動いておるっ」おおっ

小太郎「え?え?これ力入れて無いのか!?」

石燕「あっしは全く入れないっすね」にこにこ。






千様「ねえ。これって」

家康「完全に与一さんだよね 動かしてるの。」うん






石燕「け・ん・こ・う・
だ・い・い・ち

はい。お三方は健康第一だそうっす!!」びしっ




蒼月「占いそれ?」

魄哉「僕の場合おみくじと大差ないような」

白「元気なら他はどうでもいいって事 か?」ふむ






千様(与一さん 占いを微塵も理解して無いーーっ!!)

家康(ゴリッゴリの武闘派だった!そういや!!)






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