小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月11日

f:id:t00c:20191211102235j:plain





石燕「あ。もちょい前足を
そうそう そのポーズで!」

九尾「こうか?」ぴしっ





シロ「あやつらは何をしておるのだ?」

小太郎「仕事が一段落したから 九尾モデルで1枚描くらしいぞ」



シロ「お前 仕事も絵描きだろうが
それが終わってまた絵描き等よく飽きんな」


石燕「仕事で描くのと趣味で描くのは違うんすよー」さらさらっ



蒼月「何これ この家ワーカーホリックが集まるの?
皆真面目だねー」




シロ「全体で見ればお前一人で見事に中和されてプラスマイナスゼロだがな。」

蒼月「Σう。 ぐうの音も出ない」



石燕「ワーカーホリックでも何でもいいっすよ

伝説の大妖怪 直々にモデルにしてなんて絵師冥利に尽きるって物っす」さらさらっ

九尾「ほほほほ。もっと誉めて良いぞっ

あ、しかし出来るだけ早く なかなかこのポーズ辛いぞい」後ろ足ぷるぷるっ




シロ「伝説の大妖怪 足がつりそうだな」

九尾「やかましわ。ナマモノなんじゃ仕方なかろう」


小太郎「なあシロ あんまり刺激するなよ」びくびく



シロ「・・・」

小太郎もふもふ。

蒼月「・・・」

毛並みチェック。





蒼月・シロ「食われかけたな。」

小太郎「うん」ぷるぷるぷるぷるっ


九尾「すまん。寝ぼけておったんじゃ」



シロ「Σ寝ぼけてもやるな!!」

蒼月「ジジイにバレたらさすがに叩き出されるよ!」


小太郎「ゴリってっ ゴリっていったんだあああ!」ぎゃいんぎゃいんっ

シロ「よしよし、ケガは無くて何よりだ」なでなで

蒼月「大概かじられてるよねそれ」



九尾「Σだ、だっから悪かったと言うに!!
ちょっとカプッとしただけで大袈裟なっ」

石燕「あ。その顔いいっすね
その感じでキープお願いしやす」

九尾「Σえええ!!」


蒼月「顔面ツりそうだね」





シロ「ツってしまえ。

全く こんなヨダレでベトベトにしおって


あ、首にハゲが」

小太郎「」









間。










白「踊り食い禁止。」

九尾「じゃから悪かったと言うに。」ずーん。




石燕「白さん連れてくるとかエグいっすねえ」

シロ「今度やったら あれやこれや悪事の数々もバラしてくれるわ」ふんっ

九尾「Σぎゃああやめろ! だーりんに嫌われてしまうっ」ひいいっ


白「普段何してるんだ お前。」

九尾「さあ?」ほほほっ





蒼月「そのあれやこれや 何で知ってるの?」

シロ「そりゃ皆が出ておる昼間 ほぼこやつと小太郎とで留守番しておるからな。

お前はウトウトとこたつから出んからノーカウントだ。」



石燕「シロさんの仕事は番犬っすね」納得。




白「とにかく九尾は小太郎に近寄るの禁止な

前から見ながら腹の虫鳴らしてたし」


小太郎「Σうおう!さらっととんでもない暴露!」ぎゃいいんっ

蒼月「Σまさかの元から餌認識!?」

シロ「だああ!やはり暴露だこのケダモノがああっ!!」






彬羽「落ち着け。」※約2メートル



シロ「解ったから降ろせ。」※155㎝

ぶらーん。




蒼月「ほんとに犬っころみたいにひょいって ぷぷっ」

シロ「Σ喧しい!その内伸びるわ!!」

石燕「伸びるのはいいんすが、彬羽さんは越さなくていいっすよ」

白「無理だろ。」きっぱり




彬羽「九尾には生肉生魚のアラを今よりも多目に与える
それでどうにか我慢しろ

出来ねえなら 共食いが始まる前に家主に相談だ。いいな?」


九尾「よし、 正月にはカマボコの端っこもくれ」

彬羽「手前は本当に伝説の大妖怪か。」






白「飼育係が居るから多分大丈夫だ」

小太郎「・・うん。」どんより


彬羽(犬用の育毛剤 飛天の奴に発注しておくか。)




蒼月「ジジイがその気になれば安倍晴明レベルらしいから気を付けなよ
まーた殺生石にされるよ」

九尾「Σぎゃー! あれは洒落にならんっ!!」




石燕「えーと、色々どんまいっす。

まあその 本能はしゃーないっすよ
九尾さんも昔に比べたらかなり真面目になったみたいっすし」

九尾「フォローはありがたいが わちまで元ヤン扱いすな」


蒼月「ああうん。この家元ヤンも多いよね」

白「?

粋と挿音ぐらいじゃなかったっけ?」




彬羽「すまん。」

※元テロリスト


白「お前もやんちゃしてたな。そういや」




蒼月「ついでに言えば ジジイも故郷てか造り主の所脱走した時 その辺派手に爆破してたらしいしー」

シロ「爆破とは初耳だな。」

蒼月「実際見てた千ちゃんが言ってたから間違いないよ」




白「なるほど。類友か」ふむ

小太郎「何も言われなくても同類の自覚あるんだな」






石燕「あっしはそんな根性ないっすけどねー

昔から平和に絵描けりゃそれでいいっす」



九尾「おお、そうじゃった
さっきの出来たかえ?」わくわくっ






石燕「お陰様でほら この通りっ」ぴらっ

九尾「・・うわー わち勇ましいー」棒読み




一同(そりゃこいつの絵柄ならなあ。)



石燕「あれ?何か違ったっすか?」

九尾「いや。ポーズ指定の時点で察するべきじゃったわ

そういやこういう奴じゃったのう。」ずーん。


蒼月「乙女心バッサリいったね。」




石燕「Σはっ!そういや女性!!すんませんっ綺麗に忘れてたっすよ」

九尾「Σわち何じゃと思われとんのじゃ!?」

石燕「次は綺麗に描くんでホントすんません!」ぺこぺこ

九尾「いやええわ! お前の絵柄大概怖いじゃろ!」ぷんすかっ






白「ん?石燕はタッチ変えれるぞ」

小太郎「あ。そういえば」


石燕「気を抜くと地獄絵になるだけで 気合い入れてれば全然別もんっすよ」

シロ「素の絵柄が地獄か」うーん。

蒼月「どんな元ヤンよりこの人が一番怖いんだけど。」



白「この前、地獄太夫モデルに描いてたけど 本当に石燕が描いたのかって感じだった」

石燕「誉め言葉として貰っとくっす。」にこにこ


蒼月「へー。 マジで?どんなの?どんなの?」わくわく



石燕「あ。今はあっしの手元に無いっす」




白「そこをそーっと通り抜けようとしてる 地獄太夫の追っかけが持ってるよな」

粋「Σぎゃっ バレてた!!」





シロ「・・お前。」引。

彬羽「コレクター系か」

蒼月「まあね 綺麗なお姉さんモデルなら解る解る」肩ぽん。



粋「Σうっわ 恥っず!!」





小太郎「その地獄太夫は お前の兄ちゃんの追っかけなんだけどな。」わおんっ

粋「Σ頼むから言うなあああ!!」






九尾「カラスよ。
年増の亡霊なら食っても問題なかろう?」

彬羽「ダメだ。 カマボコ無しにされてえか」

九尾「Σくっ!」





シロ「Σ小太郎とカマボコと地獄太夫は同価値なのか!?」

九尾「どれもタンパク質じゃ」きっぱり


石燕「Σ幽霊ってタンパク質なんすか!?」


白「論点そこじゃないと思う」





>サイトトップに戻る