九尾「にくー肉ー!」
彬羽「Σまな板に前肢乗せるな!!毛が入る!」くわっ
シロ「本日も台所の攻防戦か。」
小太郎「あ。凄い 地味に欠片ちょろまかそうとしてる九尾の前肢払いながら調理してる」
千様「危ないわねー。」
家康「九尾ちゃん 天海が台所してたら大人しいのにね」
九尾「だってあいつ陰陽寮おったんじゃろ?
まーた殺生石になるのは嫌じゃ」もぐもぐ
彬羽「Σ手前今何食った!?」
九尾「ほほほ 伝説の大妖怪なめるでないぞ」
一同(大妖怪 やる事しょぼっ)
彬羽「全く 犬と大差ない癖に待ても出来ねえのか。」ため息
九尾「はあ?一緒にするでないわ エキノコックス感染してやろうか」
家康「Σ今すぐ台所から出てー!」ひいいっ
白「えきのこっくす?」
九尾「Σだだだ大丈夫じゃ!ちゃんと虫下し飲んでおるっ!
虫がおるような不潔な女ではないぞいっ!」わたわたっ
家康「いいタイミングでお帰り」
白「なあ、えきのこっくすて何「だーりんは何も気にしなくて良いぞよ」
粋「確か狐のみにいる寄生虫だよな?」ひそっ
彬羽「ああ。人の体に入ると内側から内臓食い破る奴だ」
粋「Σこわっ!」ひいいっ
彬羽「俺が駆虫もしてない動物を台所に入れるわけねえだろが」
粋「あ。確かに」ほっ
シロ「ん?駆虫?」ぴた
千様「シロ君?」
小太郎「俺も虫いないぞ?」わんっ
シロ「いや特に心配しとらん」きっぱり
白「カブトムシの時期にはまだ早いぞ」
シロ「Σ夏休みの子供か!!んなもの興味ないわ!」
彬羽「衛生面ならハエとり紙設置済みだが?」
ハエとり紙ぶらーん。
シロ「背丈的にお前がかからんか?
俺が気にしているのはその虫でもない」
家康「Σあ」
シロ「お前ら 今年に入ってからあの黒い
千様「Σきゃー!言わないで!言わなくていいから!!」ひいいっ
粋「そういや今年まだ見てねえなあ」ふむ
シロ「毎年1発目が地獄になるからな
今のうちに駆逐しておくべきではないか?」真顔。
小太郎「あー。魄哉がほんとダメだもんな」
家康「錯乱するとそこら1面吹っ飛ばすからねえ」
粋「俺ら良く生きてるよな」背筋ぞわわ
九尾「偉い深刻じゃが 所詮はただの虫じゃろ?
出てこられたら困るなら出る前に毒餌でも撒けばよかろう」
シロ「いや、毒餌はこの阿呆がうっかり食いかねんからな」
白「食べても多分聞かないけどな」えへん。
九尾「いや、だーりん。人として いや厳密には人ではないんじゃがの
それは論理的に食うてはいかん」
粋「九尾の狐に諭されるってすげえな」
彬羽「なるほど
少しでも出現率下げる為にも台所の手入れ怠れねえな
何か毒餌以外で手は無いか?」見上げっ
天井がららっ
挿音「あるっちゃある。」ひょこっ
千様「アンタねー。
玄関から入りなさいよ」
挿音「しゃあねえだろ。職業病だっつの」
シロ「忍の道具で何かあるのか?」
挿音「相手が相手だから手が少ねえんだがよ
こっちの煙玉とかどうよ?」ごそそっ
千様「?
何? 良く効く殺虫剤とか?」
挿音「吸ったら最後、虫どころか人も何も呼吸する奴は全部くたばる毒煙玉。」
粋「Σんなもん持ち歩くなあああ!!」ひいいっ
シロ「封印!!」毒玉ぱきーん
彬羽「Σおい!台所で凍らせるな!!」
挿音「ダメか」ちっ
千様「なんでいけると思ったのよ」
挿音「あのなあ
アレは虫とは言え 人間より歴史長えんだぞ?
つーか誰も滅ぼせらんねえから こんだけ嫌われててもワッサワサ生息してんじゃねえか
普通のやり方でいけると思うな」
家康「うん。ごもっともだけどね
ワッサワサはやめて。」
粋「出て来たの退治するのなら 兄貴が得意なんだけどなあ」うーん。
千様「へ?そなの?」
白「廊下で出くわしたらこっち目掛けて飛んできたから」むう。
小太郎「なんか知らないけど ケンカ売られたから嫌いなんだな」
彬羽(追い詰められると弱そうな所目掛けて飛びかかって来るって教えたの覚えてたのか。)ふむ
白「失礼極まりないから嫌いだ」ぷんすか
家康「お前 虫と何があったの?」
千様「じゃ毒餌アウトで 出てきたらハンティングかしらねやっぱ
あのオカンに見つかる前に処理しないといけないのが難点だけど」うーん。
襖ガラッ
石燕「話は聴いたっす!
あっしの目なら
何がどこに居るのか丸見えっすよ!」どやっ
小太郎「Σおお!石燕さすがっ」おおっ
シロ「ふむ。ならば巣を叩けるのではないか?
少し見てみてはくれんか?」
石燕「御安い御用っす」開眼っ
千様「え。巣って
やだちょっと アタシか弱いから逃げとくわ!」
家康「あ、私もか弱いから同じく」そそくさっ
粋「Σずりい!俺だって出来たらやりたくねえのに!!」
石燕「・・きもちわるっ」うぷ
白「ダメだ。石燕のメンタルが負けた」
彬羽「本能に直結する不快さだからなアレは。」
石燕「あああそして目が乾くっ!!」ひいいっ
小太郎「寝不足してるからだぞ。大人しく寝てろ」わんっ
シロ「お前 何しに出てきたのだ。」
石燕(与一)「仕方無い。退治派にまわってやろう
出てきたら私が一撃で仕留めるので案ずるな」どろんっ
シロ「目玉乾いておって照準が合うのか?」
石燕(与一)「Σう
石燕っとっとと寝ろ!!」
千様「シロ君の対応がツンドラ地帯だわ」うわあ。
粋「あー 巣の場所なんて探れねえなコレ」ちょっとホッ
九尾「しゃーないじゃろ
わちかてアレだけは食う気がせんもん。」
一同「Σどんだけだ!!」
九尾「わちは食い意地だけの女か」
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魄哉「蒼月君?
どうしたんです?」はて
蒼月「ああうん。ちょっと虫除け炊くから 居間入らない方がいいよ」
魄哉「はい?
あー暖かくなって来ましたからねえ
小太郎君にも予防注射しないと」ふむ
蒼月(ひょっとして天敵の存在 恐ろしすぎて脳から消してる?)うーん。
魄哉「?」
蒼月「あー何でもないない
なんだろね
伝説級の妖怪と幕府の要があんだけ揃ってやる事が虫対策とはねえ」うんざり。
魄哉「どんな凄いバル●ン焚くんですか?」