小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月12日

f:id:t00c:20191212112705j:plain





地獄太夫「おんや。お邪魔しとります」


シロ「噂をすれば影 か。」ふっ




蒼月「やっぱ歴史に名を残してる美人はいいねー
目の保養 」ほくほくっ

家康「蒼月 おっさんみたいだよ「黙れ マジモンのおっさん」




千様「綺麗にカウンター食らったわね」

家康「最近の子は口悪い」さめざめ。




石燕「おや。一番喜びそうな人がいない」きょろっ


シロ「ああ。粋の奴なら 特別授業と銘打ったシゴキに連行されて行ったぞ」




白「ドナドナドーナー ドーナー」


蒼月「無表情でその歌怖いよ」

小太郎「ものっすごい呪歌っぽいな」


石燕「白さんはお仕事出なくていいんすか?」

白「今日は昼からだ」ふふんっ



一同(Σ浮かれてたのか!)

地獄太夫「相変わらず能面顔でありんすなあ」





家康「しっかし粋も可哀想に
言わばお話しできるアイドルが居るのにねえ」

千様「一気に庶民感覚になったわね」



シロ「いや。見んでよかろう」




白「あいわらず元気なオバケだな。」

地獄太夫「根性入ってござんすから
もはや実体とほぼ変わりんせん 何も問題ごさんせんよ?」

白「何がだ。」



家康「あーうん。 アイドルのこれはキッツイ」



小太郎「めちゃめちゃぐいぐい行くな」

地獄太夫「二度目の人生 自由を謳歌せねば勿体無いと言う物でござんしょ?」


家康「へ?幽霊って二度目の人生なの?」



地獄太夫「あちきの場合は根性入りすぎててこの世に留まり 気がついたら成仏の仕方がもはやわかりんせん

そんなら好きに生きるが得と言うものにありんす。」


シロ「それは地縛霊ではないのか?」


地獄太夫「さあ?
生前と違いどこにも縛られておりんせんな?」



蒼月「なんかイメージが」うーん。

家康「お前はどう思ってたか知らないけど
地獄太夫が伝説なのは その剛胆さ故にだからね?」



石燕「まあ、いいんじゃないっすか?

あっしもとっくに亡くなった与一さんと友人やってるワケっすし

皆が皆幽霊出来るんじゃないなら奇跡じゃないっすか

ねえ?」


白「言っとくけど 俺らに与一見えないからな。」

小太郎「一人で弓と会話してるヤバイ奴にしか見えないぞ」





家康「地獄ちゃん 見える?」

地獄太夫「・・・・・・ おんや。これはまた猛猛しいお侍が」営業スマイルっ


蒼月「うん。見えてないよね」

シロ「まさか石燕の妄想ではなかろうな」うーん。





石燕「Σぎゃああ! 腕が勝手にーっ!」ひいいっ


シロ「Σうぎゃあああ!」矢びしっ





白「よし。セーフ」ぼぼぼ。


小太郎「Σおお!一瞬で炭化!!」




石燕「Σすんません!体乗っ取られたっす!!」しっしっ

蒼月「Σ那須与一 気が荒いな!!」

家康「Σこら!見えないけど友達の体乗っ取っちゃダメでしょ!」




白「一瞬見えた。 ほんとに居たんだな。」

地獄太夫「猛猛しくはありんせんでした
これは失言でござんした」うーん。


シロ「Σそういう問題か!!」心臓ばくばく

白「刺さらなかったんだからいいだろ。」

シロ「Σ若干焦げたわ!!」

小太郎「まあまあ」




千様「しっかし もうちょっとお高いのかと思ってたわ」ふむ。

地獄太夫「?

あちきでありんすか?」



千様「そうそう。
伝説の美女とかもてはやされてるから どんな高飛車かと思ったら

思ったより親しみやすいわね」にこにこ

地獄太夫「そんな言われんした初めてにござんす」ほほほ




蒼月「あれ?まさかの意気投合?」

家康「へー意外だね」



白「二人ともアクが強いからな」


地獄太夫「自覚ありんす。」
千様「言われるまでもないわ」ふっ


一同(なるほど。 神経太い。)納得。




千様「アタシ女の友達出来にくいのよねー
この性格だし

そもそも人じゃないしー。人の中じゃ生きるのも大変よ?」

地獄太夫「はあ。人でも女が一人で生きんのは大変でありんした

苦労したんでありんしょうなあ」しみじみ



千様「最早開き直って 魄哉の奴にずーーーっと生活費たかったり、ご飯たかったりで生きてきたわ」どやっ

地獄太夫「ある意味逞しい生き様でごさんすな。」



石燕「千様さんがこの家に居る理由納得行ったっす」

家康「路頭に迷うの解ってて追い出せないよね そりゃ」


千様「世の中開き直ったもん勝ちよ!」おほほほっ


小太郎「友達出来ないのはそのせいじゃないかな」




地獄太夫「まあまあ。
どんなでも生きてりゃ勝ちと言うもの
あちきはとうに死んでおりんすが」

小太郎「Σどう反応したらいいんだ!?」

地獄太夫「気にしない気にしない

世の中の八割はどうでも良い事でござんす」





白「言葉が難しいから何言ってるか解らない」むう。

家康「大丈夫。意味わかっても何と無くしか解らないよ」




千様「いよっしゃあ! 地獄ちゃんせっかくだし忘年会しましょ!!


彬羽君! 何かおつまみよろしくっ」


彬羽「Σは!? 今からか!?」

千様「バイトまで時間あるでしょー よろしくね」




小太郎「彬羽、怖い女に関わりたくないから静かにしてたのにな。 」

蒼月「千ちゃんには勝てないよね」うん。







彬羽「Σだああ!時間無いってのに!
何でも構わねえな!!」


千様「美味しければ何でもオッケー。」

地獄太夫「よろしゅうに。」ほほほ






彬羽「全く なんて女共だ

何も買い置きしてねえぞ」ため息。

白「ん?これでいいんじゃないか?」

彬羽「いや。いくらなんでもそれは」

白「何でもいいって言ってたぞ?」






間。





地獄太夫「これはまた変わったモノを」ほう。

千様「もつ煮込み? 何かのネタかしら?」





一同(Σ九尾の餌用のモツーーッ!!!)



彬羽「おい。本当にあんなもんで良かったのか?」

白「乙星変わってるし」

彬羽「本名呼びはややこしくなるからやめとけ」

白「地獄太夫って長いしめんどい」むう。




蒼月「あんたら 伝説の美女に容赦無さすぎだろ」





>サイトトップに戻る