小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月1日

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白「よいしょっと。」どさ

石燕「お。なんすか?大荷物で」




白「年末の衣装

ちゃんと合わせとけと言われたんだけど 猫の毛つけたら喉かっきるぞってつつじに言われたから

石燕「Σすんません!うちの部屋墨まみれなんで偉い事になると思うんすけど!?」ひいいっ



粋「あー だっから言ったのに。
やっぱ猫が入らねえ部屋っつったら 家康の部屋かそこらじゃねえ?」

白「あの部屋入ったら呪われそうだしなあ」うーん。

石燕「家康さんのイメージどんなんなんすか」

白「少なくとも恨みは買いまくってるだろ」

石燕「あー。確かにエグいの沢山しょってるっすよね」うんうん。


粋「ごくごく自然に怪談になるのやめねえ?」


白「やーい。びびり。」

粋「Σ無表情でおちょくられた!」


石燕「粋さんもめちゃめちゃ持ってんじゃ無いっすか

あ。幽霊じゃなく荷物の事っすよ」

粋「Σお前ワザとだろ!」

石燕「さあー?」にやにや





白「仕方無い
犬の家はダメって言われてないし シロの部屋使うか」すたすた。

石燕「いや。駄目だと思うっすよ?」

粋「この場合の犬って小太郎なのか シロの事なのかどっちだよ」

白「両方。」


石燕「ホントよく吠える犬の認識なんすね」





魄哉「あのー。僕これから江戸城なんで サイズ手直し出来ませんよ?」ひょこっ

白「え。」

魄哉「すみませんが誰か他の人にお願いして下さいね
Σうわ やばすみません行ってきまーす!」

家康「待って待って!書類忘れてる!手ぶらでどうするの!!」どたばた





石燕「あー。12月っすからねえ
そりゃ忙しくもなるか」


白「誰か縫いもの出来る奴いたっけ?」うーん。

粋「ぞ、雑巾くらいならっ」

石燕「面倒なんでノリで貼っ付けたらどうっすか?」真顔



白「・・他探す。」







間。






千様「あのね。 アタシは家事が出来ないんじゃないの
ただねー。どこぞの生臭坊主がプロかってくらい家事全般完璧じゃない?
だから比べないで欲しいのよー

つまりー 多少大雑把でも別に良いわよね?」


白「やっぱいい。」きっぱり





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一二三「ごめんなさいだー
おらまだ針とか練習中だよ

彬羽さんに見てない時は裁縫箱使っちゃダメって言われてるし」


白「子供だもんな。」うんうん


粋「あれ?お前今日は天海様の娘役いいのかよ?」

一二三「それが 魄哉さん遅刻しそうで慌ててたんで おら忘れてかれただ」

白「今日忘れ物多いなあいつ。」





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家康「へ?縫い物?

出来なくは無いけど 繋がればオッケーて感覚だよ?」

白「だろうな。」うん




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シロ「縫い物以前に 人の部屋散らかして何をしとるかっ!!」くわっ

白「ちっさい事気にしてると背が伸びないぞ」

シロ「Σ喧しわ! お前もさほど変わらんだろが!!」

白「10センチは大きい」ふふんっ




粋「なんでも良いけど 出来そうにねえなあ」うーん。

シロ「男子が縫い物等出来るかっ!」くわっ



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鏡子「すみません。私実体無いもので

鏡から手足生やすくらい出来ればいいんですがねえ」うーん。


粋「Σ出来たらこええよ!!」

白「それはしなくていい。」きっぱり





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粋「毛だらけになるからダメじゃね?」

白「だな。」うんうん


九尾「Σあああ!だーりんの衣装なら喜んで縫うというのにっ!
用意していた裁縫箱が悲しいじゃろおおお!!」








間。










【割烹 春一】



ひな「で、大荷物抱えてはるばるとうちに来たと。」

白「うん、出来そうなの居ないし」ため息。


粋「Σいや抱えて来たの俺!」ぜーぜー

朱禅「見習いで下僕はつれーよな」




ひな「縫い物でしたら出来ますけど 素人ですよ?」

白「普通に出来るならそれで充分だ」

庵「普通・・か。」ふむ


朱禅「若干怪しいのが居んな。」


ひな「少し遅くなってもいいですか?
がらっがらですが一応営業中なので」




白「実は今 新人小道具大道具の忘年会の会場を探して

ひな「お任せ下さい」きりっ




朱禅「だそうだ。
よっしゃ喜べ年越せるぞー」

庵「了解! 店の方は任せといて」しゃきっ

粋「お前どんだけ自信ねえの?」




彬羽「この面子ならヨロズ屋やった方がマシなんじゃないのか

あ。サイズ合わせは大きめにしておけ」

ひな「へ?何故ですか?」





白「高下駄。」

ひな「なんだか物凄くごめんなさい。」


粋「来年は1センチくらい延びるといいよなー

Σあだっ!」



白「おっとうっかり この高下駄ヨロけるな」

ひな「それはサイズ合わせ出来ないと思いますが」




庵「いい加減学習すりゃいいのに。」

粋「だああ小指ダイレクトっ!」

朱禅「年末に怪我すんなよ」







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