小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月27日

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玄関すぱーん!!




小太郎「Σぎゃいん! 何だ何だ!?」

朱禅「おう、蒼月は居るか?」ギロッ

小太郎「Σひいっ
いいいい居るけどっ」びくううっ


蒼月「どしたのワンコロー?
誰か来 Σうお何!?」

朱禅「何じゃねえわこのバカタレ!!何勝手に人の名前でツケてくれてんだああ!!」しゃああっ

小太郎「Σおおおお落ち着いて!!ウロコ!ウロコ出てるっ」ぎゃおおんっ




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家康「えー。つまり

天海にツケるとバレるから 綺麗なお姉さんの店のツケを兄弟の名前でやってたと。」あーあ。

蒼月「だって ジジイ怖いじゃん」

シロ「そもそも金も無いのにだ、そのようないかがわしい店に行かんでも「だからアンタ餓鬼なんだよ。」けっ



家康・千様「どうどうどうどう。」

シロ「どけいお前らああ!!」畳ぱきぺきーん。

蒼月「おい家凍らすなよ 居候」けっ

家康「Σ御願いだから少し大人しくしててくれないかな!?」




白「そういう店が好きなのが大人って思うのが1番ガキだぞ。」きっぱり。

蒼月「Σぐっ!」

家康「おお。ナイス正論」ぱちぱち。


千時「てかまだツケあったのー?
あんだけ魄哉が払ったのに
そりゃ怒られるわよ」ため息。


蒼月「いやその

めちゃめちゃ怒られた後だったんからさ。追加で有りますとか言えないじゃん?
でー 身内とかじゃなきゃダメって言われてさあ」


鏡子「典型的なダメ男ですね」ふっ

蒼月「Σぐはっ」


シロ「鏡子が恐ろしい」うわあ。


鏡子「頑張って肉体労働でもして払って下さいね
江戸の店は年越しのツケは許さないそうなので
あ、 蛇の肝って高く売れるそうですよ
ではー」どろんっ

蒼月「Σえ。ちょっ鏡子ちゃん!?」ひいいっ


千様「またしばらく鏡の奥に引きこもるわねえ」あーあ。



白「だから 鏡子にちょっかいかけながら夜遊びしまくるのやめろって言ってるのに」むう。

蒼月「えー、そこはその オスのサガって言うかさあ」



粋「んなもんお前くらいだろ」ボロボロっ

千様「あ、粋君

どう?朱禅君の方。」

粋「いやー洒落になんねえわ
あいつが蛇に戻ってるとこ初めて見た。」アザまみれっ

シロ「なだめようとして絞められたな」うわあ。

粋「おう。ほら見ろよアザに鱗の型くっきり。
ぶちギレちゃってて話出来ねーし潰されるかと思った」

白「やっぱお前に任せてて正解だったな。」うん

粋「Σ俺ボロボロなんですけど兄上!!」

家康「お前頑丈だからねえ」



シロ「しかし そんなに店の経営が不味いのか
金銭で我を忘れる程とは」うーん。

千様「そこのバイトとしちゃ不安よね」うんうん。

粋「いやそれが 金云々の話じゃねえらしいんだよ」

千様「へ?」



粋「取り立てが来た時にさ
何も知らねえで応対しちゃったのが あの笑顔の怖い姉ちゃんらしくてさ」目そらしっ

蒼月「Σげ。」


一同(Σ絶対誤解招いたこれ!!)ひいいっ




白「そっか。店長錯乱してこっち来てるのにバカラスが帰ってこないのおかしいと思った。」ふむ。

千様「今頃必死こいてひなちゃん宥めてるのね。」納得。



シロ「成る程。それはあの愛妻家にはキツかろう

蒼月 お前少しは反省せい。」

蒼月「あー。この展開は予想してなかったなあ」冷や汗っ

粋「年末には取り立てられるの解っててツケ溜め込む時点で何も予想してねーだろ。」軽蔑の眼差しっ


千様「んー。じゃあひなちゃんにその辺の誤解ときに行った方がいいわよね?

朱禅君が荒ぶってる辺り 絶対誤解されて喧嘩になってるわよこれ」

白「誰が行くんだ?」


一同「Σえ。」




しーん。






千様「なんで皆目を反らすの?」

家康「だってあの子怖いんだもん!!痴話喧嘩の仲裁とか怖すぎるっ!!」

千様「あーもう!年の功で買って出るとかしなさいよ!情けない!!」きいいっ




白「俺もやだな。」ボソッ

シロ「お、俺は そこで雇われておる身なので 色々言いにくいと言うかだな」しどろもどろっ

粋「うん。皆怖えよな」うんうん




千様「蒼月君 賄いにされる覚悟で自首して来る?」じろっ

蒼月「念入りに挽き肉にされる気しかしないから許して
反省するから」真顔。



千様「だーもう! 情けないわねっ

いいわ!アタシが行くわ!」


一二三「んだな。
こういうのは 男が行くとかばってると思われかねねえべ。
女の人同士でちゃあんと説明した方がええだ」うんうん。

シロ「Σ一二三こら!お前いつから聞いてた!!」ひいいっ

家康「Σ彬羽の奴 普段この子に何教えてんの!?」



白「よし。金平糖 袋にいっぱいやるから今の忘れような」手ひきすたすた。

一二三「おお!了解だ!」おおおっ




千様「と、なると善は急げね

朱禅君? ひなちゃんにはアタシがちゃーんと説明するから、落ち着くまで大人しくここで待っててねー」



しーん。


千様「?」



シロ「ん?隣の部屋でドタバタやっておったのでは無かったか?」


粋「いやその えーと。」



千様「朱禅君? え!ちょっと啜り泣いてたりしないわよね!?開けるわよ!

Σうっぎゃー!!」ひいいっ



粋「ごめん。錯乱して暴れるし手に負えねえから ギッチリ固結びにしちゃってて」

シロ「Σ生物を固結びにするな!!」

家康「え!ちょ これほどけるの!?
てか 生きてる!?おーい!」




石燕「うわー。ドタバタやってると思ったら

これって このまま人型になったらどうなるんすか?」

白「普通にバキボキッといって千切れると思う」

石燕「Σげ」

白「ほどけるかな。

シロちょいそっち引っ張れ」

シロ「Σうおい!そっち逆だ逆!!」ひいいっ











魄哉「石燕さんから、いえ与一さんですかね。
可能なら早く帰ってくれと矢文有りましたが何事ですかねえ」うーん。

挿音「さあな。控えめとは言え政務の途中に呼び出しとはなあ
いい予感はしねえなあ

お?コマ 一体何が有ったんだよ」



コマ『蛇は 意外と弱々しくキューと鳴くのですね。』筆談

魄哉・挿音「は?」




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