襖がらっ
白「困った。」むう
千様「？どうしたの？」
白「足元。」指差しっ
石燕「妖怪の集まり行きたいっす ちゃんとバレないようにしますからあああ
百鬼夜行を描きたいんすー！」しがみつきっ
千様「とれなくて引きずって歩いて来たのね。」お茶ずずー。
白「あのな石燕。
集まりって言っても好き放題してるだけだし
そもそも百鬼夜行てのはしてない
適当に駄弁って歩いてるのを人に見られたとかそんなだろ」
石燕「Σ！！」ガーン
千様「サンタさんの正体知った子供みたいなリアクションね」
家康「いや。サンタさんは居るよ」
一二三「？」
千様「Σそっそうね！！やだ暑いからボケちゃったー」あたふたっ
白「だいたい 俺も行きたくて行ってる訳じゃないし
いつやってるのかも知らないし解らな
小太郎「あっ いつもの草履の九十九神
なんだ また集まるのか？大将呼び出しか？」
白「・・・。」
小太郎「Σえ！何々！？なんかヤバかった！？」
石燕「つまりは今夜ですかっ！」おおおっ
家康「あ。復活したね」
千様「ねー。バレたら食べられちゃうってのにね」
白「絶対連れてかないぞ
食べられたら責任取れないし」
石燕「Σえええ！そんなっ」
家康「どっか連れてけとダダこねてる子供とパパみたいだね」
白「俺こんな大きな子供いるのか」
千様「どこから突っ込んだらいいのかしら？」
一二三「石燕さん石燕さん
ダメって言われてるのにダダこねちゃ駄目だ
あぶねーのに白さんも困るだよ。妖怪ってのは野生の動物みたいなもんだべ
甘く見ると命ねえだよ？」
石燕「うう、妖怪本人に言われると凄い説得力が」
家康「なんでこの子こんな説得上手いの。」
白「バカラスの教育の賜物だな。」
石燕「はあ。仕方無いか
ワガママ言ってすんません」ぺこり
一二三「よしよし」なでなで
白「あ。やっぱいいかも」
家康「Σいやどっち！？」
白「大人しくしてるって約束するなら連れてってやらない事もない」
石燕「Σおおお！本当っすかああっ」キラキラッ
千様「凹みぷりに負けたわね」
家康「あー。 素直な相手に弱いんだね」
白「よし。今日は一二三も行くか」
一二三「へ？」
千様「あら。一二三ちゃん妖怪社交界デビュー？」
粋「あの、兄上
俺もまだ行った事ねえんすけど。」
白「お前 めんどくさい。」きっぱり
粋「めんど・・」ずーん。
家康「お前の場合勝手に着いてっていいと思うよ？」
石燕「じゃ 夜に皆でっすね
よっし！昼寝しときます」びしっ
白「そこまで気合い入れなくても良くないか？」
石燕「体力無いんで 夜遊びするとぶっ倒れるんすよ」
粋「あ。凄え 兄貴が解りやすく困惑してる」
家康「本当にどうしようって感じだね」
石燕「よし！では おやすみなさーい」わくわくっ
千様「食べられるかも知れないって本当に分かってるのかしら」
一二三「マニアって奴だべか？」
粋「えーっと。 変な事教えるなって怒られるから答えらんねえわ」
彬羽「手前 一二三を夜遊びに連れ出すとは何事だ」
白「だからお前も来ればいいだろ 保護者。」
粋「Σ兄貴いい！煽るな煽るな！！頼むからっ」ひいいっ
家康「あー。確かにこれ連れてけば、人連れてても誰も食べようとしないよね」
千様「けど、さすがに無謀じゃ無いかしら」
一二三「ははは白さんっ おら大人しくお留守番すっから ケンカはっ」
白「一度約束したからには曲げちゃダメだろ」
粋「Σなんでちょいちょい頑固なんだ カラス落ち着けぎゃああ！」
白「そこ居たら巻き込まれるぞ。」
シロ「今日の小競合いは一段と激しいな？」
小太郎「小競合いじゃないからなあ」びくびく
