小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月26日

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魄哉「あれ?石燕さんはどうしました?」きょろ

家康「部屋に篭って何か描いてるよ
創作意欲バリバリ沸いちゃってるんだって」


魄哉「はあ。なるほど

さっきも白君所に九十九神軍団来てましたしねえ」

千様「妖怪絵師には理想的な環境ではあるわねえ」



家康「あれ?てかお前今日江戸城行く日じゃ無かった?」



魄哉「有給とりました。
わが子達が馴染むのが最優先です
家庭が一番ですから」きっぱり

家康「昨日会ったばっかの29歳野郎も我が子扱いなんだね。」ああうん



魄哉「千年生きてりゃそんなもんですって」

千様「あたしタメだけど そこには達せる気がしないわ」

家康「気軽に達しちゃダメだと思うよ ゴッドマザーの領域だよ」






襖がらっ



石燕「か 肩がっ」

ばたり。

千様「Σちょっと大丈夫!?」




ぐううううううううううう



魄哉「さては何も食べずに描いてましたね?」

石燕「気がついたらこの時間でした」ぐったり




蒼月「あれ?絵描きの人 やっと出てきた
何してるの?」

石燕「貧血でーす」ぐたっ

蒼月「ふーん。 ほんっとモヤシだね」

石燕「あーそれよく言われるっす」

魄哉「怒っていいんですよ?」





白「のれんみたいな奴だな。」ひょこっ

千様「あ。確かに」

家康「のれんに腕押し 成る程ねえ」うんうん。




石燕「あ。白さん お願いが」

白「ん?」




石燕「後で1枚描かせて下さい」

白「いいけど、お前死んじゃわないか?」


一同(なんでこう加減の出来ないのばっかりなんだろう。)




石燕「だって珍獣が 珍しい妖怪が目の前にー」

白「これから飽きるほど見れるから焦るな」




千様「そうねー

よく白君が連れてかれてる 夜中にやってる妖怪の集まり。
あれとかついてったらいいんじゃない?」

石燕「Σおお!そんなのがっ」きらきらっ



白「しー。」

千様「Σあら?言っちゃダメだった!?」


粋「姉ちゃん、あれ 人間が混ざったりしたら食われちゃうからよ」

千様「あー。成る程 」





石燕「変装して行けば大丈夫っすか?」おそるおそる

白「戦闘能力ゼロなのにチャレンジャーだな。」





石燕「生の百鬼夜行これはどうにかして見たい描きたい しかしどうやって潜入」ぶつぶつ





彬羽「いいからとっとと飯を食え
いつまで倒れてるつもりだ。」




挿音「心配無くね?
馴染みまくってんぞ」キセルふー。

魄哉「ですねえ。
意外と適応力高いです」








間。






石燕「ごちそうさまでした。」手合せ

魄哉「はい。お粗末様です」お茶注ぎっ



石燕「で、 なんで受け入れて貰えたんでしょうか?」げふ

魄哉「はい?」


石燕「いえ、何か
家康さんに連れて来られたものの 当たり前なんすが天海さん受けいれ許否だったでしょ?

なのに偉くアッサリ居候いいとなったんで そのー」


魄哉「あー 基本ノリですので気にしなくていいですよ

ぶっちゃけ 戦国軍師時代から ノリと勢いで物事決めてますんで」


石燕「それで天下取らせちゃうから怖いんですが。」



魄哉「物事なんて 深く考えすぎると事実よりややこしくなるもんです
適当蔵井が調度いいって事もありますよ」お茶ずずー


石燕「はー。そういうもんすか


で、その

さっきから見られてますが いいんすか?これ」





魄哉「・・・・・・・・・・ 構いませんよ?」にっこり。


石燕「Σ間っ!! 一瞬人●しそうな顔しましたよね!? 」


魄哉「細かい事は気にしない気にしない です。」すたすた



石燕「はあ。成る程



そういう事っすね」




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朔日「うわ。覗きをしてたら目が合ったよ」びっくり。

旭「何してんだよ王サマ。」




朔日「何って千里眼を」

旭「まーたあいつらか? つか目が合うって何だよ
どんな化けモンでもアンタに気付くとか無理だろ」

朔日「いや、それが化け物でも何でも無いんだよね」

旭「は?」

朔日「あの子達はこれだから面白い

成る程、これは私への威嚇か。 やるね」にやり



旭(なんか独りごと言い出したしよ。)




朔日「これは いかに気が付かれずに盗み見するか 腕の見せどころ

翡翠「仕事して下さい。」




夕霧「王サマが趣味、覗きってどうなの?」

旭「完っ全に力の使い所間違ってるよな」






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