小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月15日

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蒼月「あいたー。 ジジイ消毒薬無い?」


家康「あれ?蒼月どうしたの? 引っ掻けた?」


蒼月「暑いからかな 最近変な植物多くない?

でっかいトゲついてるのがあってさ 知らずに横通って引っ掻けちゃったよ いてて」



千様「え?蒼月君ケガ?

いっやあああ!顔ザックリいってる! ちょっとちょっと大丈夫!? 早く消毒消毒きゃああ痕残ったらどうす

挿音「麻酔銃撃ち込むぞうっせえ。」



蒼月「あのー。千ちゃん
ありがたいけどさ 俺とっくに火傷持ちだしさほど気にしてないんだけど」

千様「火傷は個性だから問題ないわ。」きっぱり

家康「訳すると 眼帯萌えー。だってさ」

蒼月「あ。その手があったか」



魄哉「何がその手ですか。
まーた 夜の町でカモられますよ 変な事考えてないで傷見せなさい」

蒼月「Σく。バレてるしっ

あーでもこれ以上は眼帯で隠せないし 痕やだなあ」




シロ「何を騒いでおるかと思えば
男が傷のひとつふたつで騒ぐでないわ」




蒼月「だって 俺可愛いし」ふっ


魄哉「あー。はいはい」慣。




シロ「阿呆か これを見てみろ」前髪あげっ

蒼月「Σげ。何この傷跡!」

シロ「どこぞの猛獣と初対面の時 殴り倒された痕だ。

万一残っても傷は勲章くらいに思っておけ」



家康「猛獣って」

千様「あの子にオデコやられてよく生きてたわねえ」しみじみ。





白「呼んだか?」

シロ「呼んどらんわ猛獣。重い!肘をおくな!!」くわっ

白「高さ的に調度いいのが悪い」しれっ


魄哉(自分より小柄なのシロくんしかしませんからねえ。)納得。





白「で、蒼月 凄い絆創膏だな」

蒼月「そうだよー、 薬品臭いしたまんないよ」むすっ



白「騙した女にでも殴られたのか?」

蒼月「俺のイメージどんななの?
変なトケトゲの草に引っ掻けたんだよ」


家康「え?蒼月は騙される専門 Σあだだだだだ!!」

蒼月「女の子には騙されてやるのが男でしょ」ふんっ

魄哉「あの。腕つねる感覚でうちの殿の魂半抜きやめて下さい」



白「・・ 見たことない植物?」ふむ。


魄哉「あ。やっぱ気になりました?
なんでしょうねえ 異常気象の賜物か外来種

もし、超常現象なら白君の所 何か情報いってません?」

白「さあ?来てても覚えてない
書記のバカラスに聞いた方が早いぞ」






彬羽「誰が書記だ。」

白「いたい。」たんこぶ。


家康「あはは、お前も大変だねえ
天海様の補佐官に 黄龍様の書記とか。」

彬羽「Σ俺は認めてない! 周りが勝手に決めつけ「頼まれたらやっちゃうんだから実質そうでしょ」




シロ「たまには断る事も必要ではなかろうか?」真顔。

彬羽「子供のお前に言われるか。」






白「さて、バカラ

最近この辺変な草があるらしいんだけど、お前何か解るか?」

彬羽「草?」


蒼月「草ってか木?
俺のコレもそれでやったんだよね

確か三日くらい前にはあんなの無かったのにさあ
油断したよ」


彬羽「つまり三日以内に目立つ大きさ、しかも顔の高さくらいまで成長か

・・1つしかねえな」

千様「心当たりあるの?」




魄哉「あ。成る程。」

家康「ん?」





彬羽「こらあ!飛天!!また変なもんその辺に捨てやがったな!!出て来いっ!」くわっ!

飛天「Σうっおう!もうバレた!!」がさっ




魄哉「さすがは拡声器要らずですね。
あ。耳が」キーン。

千様「シロ君大丈夫?」

シロ「昨日傷めた鼓膜がっ」よろろっ



家康「あー。なるほどね なんかまた変な実験したでしょ」

飛天「実験て言ったらマッドぽいだろ
品種改良だ品種改良」

白「どっちでもいいけどなんでうちの周りに捨ててくんだ」



飛天「地元に置いとくにはちょっと危ないの出来たもんで
お前らなら平気かなー?って」目そらしっ

魄哉「お願いですから 毎度手に負えくなったの押し付けないで下さい」




飛天「Σだだだって!うちの里ちっさい子供も居るし危なくてっ」

魄哉「うちだって一二三ちゃんが居ます!女の子ですよ!!
怪我したのが蒼月君でほんと良かったと思いますよっ」



蒼月「このジジイ蹴っていい?」

挿音「後で説教しとくからやめとけ。」キセルふー。




彬羽「今度やったら唐揚げになると思え。」

飛天「Σ食材っ!?」


千様「一二三ちゃんの名前出たからには逆らっちゃダメよ
本当にやりかねないわ」

家康「子育てスイッチ入ってるねえ」





飛天「えっと。以後気をつけます

それで、その・・」

シロ「まだ何かあるのか?」



飛天「いや、さっきから気になってたんだけど

いつも兄ちゃんの腰巾着してる賑やかな弟がいないなーって 」冷や汗ダラダラ


一同「・・・」


千様「そう言えば粋君朝から見ないわ」





彬羽「ちょっと待て何を投棄した。」


飛天「ひ、品種改良したハエトリ草を

Σってぎゃああ!!唐揚げは嫌だあああーー!」








魄哉「さて。 救出に行きますか」すたすた

家康「もう溶かされてたらどうしよ」

挿音「つか 植物なら燃やせんだろあいつは」

白「もし見た目グロいなら無理だな。オバケ苦手だし」

蒼月「グロいに1票。」

シロ「急ぐか」ため息。







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