小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月3日

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家康「曲者 ねえ。」せんべいぽりぽり

魄哉「いえ。狙われてるの確実に御自分なんですからね?
のんきにおせんべ食べてないで少しは気合い入れてくださいよ」




家康「えー。大丈夫でしょ?

この家の中 ライオンの檻の中みたいなもんだよ?
曲者君達もそうそう近寄れないって」へらっ


蒼月「ねえねえ。前から思ってたんだけどさ
バカ殿の面ってなんで割れちゃってるの?

似てない影武者がずーっと殿様やってんだよね?」






白「そこは 壁に耳あり障子にメアリーだ。」

魄哉「惜しいです 難しい言葉使いたかったのはわかります」

家康「メアリー誰。」

 



白「あれ?」

蒼月「いきなり人名入った時点で気付こうよ」



魄哉「えー。蒼月君の疑問に答えるとですね。


この人 若い頃から基本デザイン変わってないんですよ 
トシくったら顔も変わるだろなーと思ってたら
ほぼまんまなので、昔を知ってる人にはバレバレなんです」

蒼月「いやそれダメじゃん」


家康「だからこうして 役に立たない丸眼鏡かけて、別人ですよアピールしてんだよ?」

蒼月「Σそれ変装だったの!?」



魄哉「基本的には他人の空似でごり押してます。」

白「お前の策ってちょいちょい荒いよな」



魄哉「仕方ありませんって 悪いのは若い頃から老け顔だった殿です

で、なにか解りましたか?」

家康「老け顔・・」




挿音「あー。 今小太郎が山狩りしてるわ

ほれ遠吠え」



シロ「おい。遠吠えめちゃめちゃおらんか?」




挿音「小太郎の奴 ここらのニホンオオカミのボスだからな」

一同(Σそういや犬じゃ無いんだった!!)

 



挿音「なんかいたらこっちに炙り出せっつてるし

まあ、ぼつぼつなんか動きあんじゃね?
ちなみに俺以外の忍組は山の外側張らせてるけど問題ねえよな?」

魄哉「そっちのが助かりますね

複数なら何人か逃げてくでしょうし」





粋「うわー。泣かす気満々だよ」

千様「平和主義なのに喧嘩売られたら容赦無しってタイプだものねえ」



一二三「皆さん大丈夫だべか?」どきどき
千様「あー。一二三ちゃんは怖いわよね よしよし

て、そういや彬羽君は?」





粋「今日早朝からバイトだから こんなんなってるの知らねえんだよ」

千様「帰ってきてびっくりするわね。」ああうん 





白「お。」ぴく


魄哉「来ましたか?」


白「足音 複数だなこれ バラバラで結構いるな」

粋(なんで聞こえんだろう)




蒼月「はいはーい。任せて

そこそこ近いのは あっちに一人
こっちにも ん?何人かな 固まってるね。あ、犬に追われてる追われてる」

シロ「Σちょっと待て! そんなに見えるのか!?」


蒼月「見えるってか


蛇って獲物の場所 温度変化で察するからね。」

粋「一応言っとくけど 食うなよ。」 


蒼月「食べないよ。俺グルメだしー」



魄哉「ああ。ハンバーグが好きですよね」

シロ「グルメというか子供舌だな」





白「じゃ。向こうのバラバラ何人か捕まえてくる
音で解らないのは蒼月頼んだ

ほれ行くぞ盾。」

粋「Σさりげに不吉な言葉がっ!
兄貴防御いらねえだろ! ぎゃああ」ずるずるがさがさ



千様「頑張ってねー」





魄哉「さて、では蒼月君とシロ君 あちら頼みます」

シロ「む。大人数の方か」

魄哉「今回は容赦いらないのでまとめて凍らせてオッケーですよ」

蒼月「げ。俺もやっぱ行くの?」

魄哉「当たり前です
目は必要でしょう?
僕らはここの警護が要りますからね」



蒼月「うーん、・・・ まあ。いけるかな」

シロ「こら待て!なぜ今不安そうにこっちを見た!!どういう意味だこら!!」がさがさっ






魄哉「さてと。 後は待つばかりですかねえ?」


挿音「ん? あ ヤベエわ
向こうのオオカミ軍 返り討ちにあってるぽいな」

一二三「Σきゃああ!わんわんっ!」



千様「ここは一番怖いのいるし行ったげたら?
協力してくれてるオオカミちゃんら可哀相よ」



家康「うんうん。いってらー」へらへら




挿音「しゃーねえな。

あ、殿 戻ったら1発殴るわ」

家康「Σなぜ!?てもう居ないっ」



魄哉「うーん。意外と多いみたいですねえ

アンタどんだけ恨み買ってんですか?」

家康「Σ立場上仕方ないでしょ!?」




一二三「よくこんなので漫才できるだな」

千様「悲しい事に慣れちゃってるのよねえ この人達は」






魄哉「千様 10時の方角。」



千様「Σいやあああ!!いきなりっ!」

一二三抱っこスライディングッ

 




魄哉「うわあ。こっちがバラけてるのにまた一気に沢山。

千様 一二三ちゃんガードお願いします。」

千様「へ?殿は?」






家康「なぜ戦力外扱いなの?」

千様「へ?イメージ?」

 











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挿音「ぶっちゃけ家康 警護要らなくねえか?」煙管すぱー。


魄哉「そうは行きませんよ 仮にも殿なんですから。」

 



家康「知ってる? どんな猛者でも 手足の腱切れたら動けないんだよ?

さーて。誰の差しがねかな? 言わないと今度はドタマに穴あくよー?」




魄哉「的確に腱を撃ち抜く腕はさすがだとは思います

てか、殿 ダークサイド出てますよ
ほらほらおせんべあげるんで返り血綺麗にして来なさい」




一同(この主従もう嫌だ。)




彬羽「Σうわ!!何事だこれはっ」びくっ

一二三「びえええええ!怖かっただああ!!!家康さんが怖ええだあああああっ」びとっ






彬羽「・・家康、手前何をした!」くわっ


家康「Σえ?ちょ 誤解 ぎゃー!!」









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