小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月3日

 


テオドール「おや、納豆小僧さん

どうなさい・・・」

 

 

 

 

粋「Σうお!納豆小僧どうした!?
なんで凹んでんの!?」

一二三「へ?臭い?

あー 大丈夫だべ! 梅雨で臭いキツめになってるだども そんな気にする程でねえだよっ」

 

 

家康「そういや 吸血鬼って」

千様「嗅覚すっごいんだったわねー」あらあらっ

 

テオドール「うう。気持ち悪っ」うぷっ

白「桶、もう1個要るか?」背中さすりっ

 

 

 

間。

 


彬羽「成る程。日本の奴でも 子供の時から慣らしてないと無理ってのも多いしな」ふむ。


粋「あー。兄貴も納豆は食えねえんだよな。」

白「山暮らしで 粘った豆とか見つけたら それただの腐った豆だし。」うん。


テオドール「どう違うので御座いますか?」うぷ

 

 


千様「あ、納豆ちゃんは 殿がお話聞いてるから任せといてー。 
テオ君大丈夫?」ひょこっ


彬羽「すまん。家康なら問題ないとは思うが」

千様「うんうん
殿なら 夏場の戦場で腐った血と肉の臭い充満してても平気だったしー」


シロ「そんなに劇臭だったのか?」引。

 

粋「混ざりっけなしの 昔からの納豆で、
しかもこの暑さと湿気だしなあ」苦笑。

彬羽「・・賞味期限が切れてるのかもしれんな。」ふむ。

 

 

白「また頭ばらして 中身取り替えてやらないとな」やれやれっ

テオドール「あの、納豆自体はダメで御座いますのに
臭いは平気なので御座いますか?」

 

白「俺は 顔に出ないから。」キリッ

粋「うん 兄貴、嫌だったんなら言えば俺がやるから」

 


彬羽「食べ慣れてれば 普通に旨いんだがな」うーん。

シロ「すまん。食えはするが
俺もやや苦手だ」

彬羽「Σなんだと!?」

 


千様「人それぞれねー。」あらあらっ

粋「ちなみに姉ちゃんは?」

千様「個性キツい食べ物は大概好きよー?」のほほーん

 

 

テオドール「皆さんチャレンジャーに御座いますね」ジト目っ


彬羽「そう嫌がるな

言っとくが お前が普通に使ってる醤油や豆腐も 納豆と同じで発酵食品。
しかも同じ豆を『腐らせた』物だぞ?」


テオドール「Σええ!?」ぎょっ

 


白「醤油や豆腐ってそうなのか?」へー。

シロ「豆腐の字を見ろ
豆が腐ると書くで有ろうが」

白「俺漢字読めない。」きっぱり

 


粋「豆腐はともかく
醤油ってそうだったんだ」へー。


白「なんで 醤油や豆腐は平気なんだろうな?」

テオドール「臭いが主張しないからに御座います かねえ?」

 


千様「ちょっと質問
2人とも 西洋のチーズって


白「無理だ」首ふるふるっ

テオドール「食べろと言われれば食べまして御座いますが
量食えと言われれば お便所コースで御座います」

 


シロ「味覚が似とんのか こやつ等。」成る程っ

彬羽「確かに双方お子様舌だな。」


一二三「テオさんは ネギとか薬味も好きだけんどな」

粋「Σまさかの兄貴が1番お子様舌!!」

 

 


彬羽「まあ、無理なら仕方はないがな

発酵食品は体に良いんで 食えるなら食っておいて損は無いぞ。」

 

家康「彬羽ー
納豆ちゃんの中身取り替えたげて、ダメになってる」

彬羽「ん?まさか その為に来たのか?


Σう゛」


つーん。

 

粋「Σいやお前も辛いのかよ!!」

彬羽「Σ純粋な納豆の臭いなら こんなならん!!」くうっ

 

 

千様「あら?納豆苦手コンビは?」

一二三「窓から逃げただ。」


シロ「うむ。
やはりキッツイ」うぷ

 

 


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【台所】

 


白「そうか。
醤油も豆腐も 納豆と材料一緒だったのか」

テオドール「何をどうしたら
黒と白になるので御座いますかね?」

白「ホントだな

あ、噂をすれば豆腐あったぞ」

テオドール「あー ダメで御座いますよ
そっちのは古くなった物に御座います。

ほら、先日の
家康さんと彬羽さんが 同時に買ってきてしまった奴に御座いますよ」


白「ん?食べられないのか?
勿体無いな

 


けど、これもう腐ってるんだよな?」

テオドール「あー・・ 

臭い 致しませんしねえ」くんくんっ

 

 

 


【診療所】

 

 

飛天「うん。

豆腐は1番怖いから
ヤバくなったのは ぜーーったい食べちゃダメだからな?」

白「腐ってるのにか?」

飛天「腐ってる物が 更に腐ったら 尋常じゃなく腐り倒してるって事なんだよ。それは」な?

 

 


粋「Σ納豆が更に腐ってるとか
自分で言ってたろ 兄貴! 」

千様「テオくーん!大丈夫!?」ひええっ

 


ダミアン「大声を出さんでやってくれ
胃腸がねじくれる程の食中毒だ。」うーん。

 


白「俺も食べたけど
何とも無いけどな?」困惑っ

飛天「胃袋まで魔王様?」

 

 

彬羽「良いか。
夏場は特に ヤバ気な物は絶対に食べるな!
食う前に俺に相談しろ!」くわっ

白「せんべい1枚でも
彬羽「当たり前だ!!」

 

 

千様「Σあ。テオ君 灰になってる。」

 

灰こんもりっ。

 

ダミアン「あー。
これで蘇生すれば健康体だな

吸血鬼で良かったな テオドールよ。」

粋「Σ灰って 命の危険感じたの!?」ひええっ

シロ「食中毒とは 恐ろしいな」ぶるっ

 


飛天「この時期 皆気を付けようなー」へらっ

ダミアン「飛天殿
先ほど掃除したら 机からそカビた饅頭が

飛天「頑張ればまだ行け「捨てろ」

 


千様「うん。 食べ物には気を付けましょ」ひえっ



 

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