小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月1日

 

 


白「ん? それであいつ等先に帰ったのか」成る程

 

魄哉「ええ、すみませんねえ 下僕さん達御借りしてしまいまして。」

家康「なんかね
地方で反乱起こそうとしてる人達がね
戦国よろしく 地方妖怪を雇って戦力にしようとしてるって話がねえ」苦笑。

 

白「暑いのによくやるな」ふーん。

 

 

千様「おせんべいボリボリ噛りながら する話かしら?」あらー。

コマ『テロ起こされるのは 徳川の日常ですから』カタタッ

千様「え?そこまで多いの?」


魄哉「表に出る前に 踏み潰して揉み消してますからねえ」せんべいばりぼりっ

家康「天海、イライラするのは解るけど
食べすぎ食べすぎ」苦笑

 

 

白「ん?妖怪絡みなのに なんで俺は置いてきぼりだ?」あれっ


彬羽「いきなり大ボスが出ていったら それこそ即座に大事に発展するだろうが。

手前は此処で連絡待ちだ」

白「あれ?バカラス、お前も留守番してるのか?」

 

千様「彬羽君はほら
こらからの時期、下手に外出歩くとねえ」

彬羽「色々と心配だが
あいつ等に任せるしか無いだろ」氷嚢乗っけ。

 

白「まだ、これから暑くなるん「言うな。」

 


魄哉「彬羽君チョイスなんで問題ないとは思いますが

となると、現地に向かってるのは 
粋君、テオ君、シロ君辺りですか?」

家康「あーうんうん。

急ぎでって話だったから お前が江戸城から戻る前に 
騒ぎにならない様に 陸路で旅人に扮して行って貰ったよ

 

あ、そこらで寝てた大嶽丸も一緒にね
万一ホントに 妖怪が人間に雇われてた場合
『控えおろう! 此処におわすのは 鈴鹿山の若様なるぞ』って出来るし」


魄哉「それ、下手したら 鈴鹿山が地域妖怪と揉めませんか?」ええー。

彬羽「問題ない
むしろ鈴鹿御前は 暇してるんで一戦交えたいそうだ」

白「じじいの昔の友達だ
し喧嘩しても まず負けないと思うけど」うーん。


家康「思うけどって
何か気になるの?」

 

白「人間の喧嘩に 問答無用で妖怪巻き込むのやめてほしいなって」真顔。

魄哉「Σぐ!ド正論!!」ううっ


千様「白君 ちょいちょい魔王様よねー」あらあらっ

 


彬羽「今回は 妖怪が既に絡んでるかもしれんからだ。

妖怪絡みでなきゃ何も起こり様がない
その為に穏便に向かわせたんだ」

白「んー。なら良いか」

 


家康「だねえ。
いや、毎度お手数おかけして申し訳ないよ


あ、後 お財布要員で杜和ちゃんも行ってるよー」へらっ

魄哉「は?」

 

 


千様「数人分の旅費をパパッと出せる人が 他に居なかったのよねー

調度杜和ちゃん遊びに来てたし 頼んだら『兄様の助けになるならよろしくてよ』って二つ返事で受けてくれてー」

 


挿音「おう。殿

そこは手前が出しとけや」


家康「Σうおお!主君に刃物はやめよう!!
ごめん私、常にすかんぴんだから出しようが無かったのー!!」ひええっ

 

魄哉「殿にお金渡すと すぐ無駄遣いしますからねえ」

コマ『それもどうよ。』カタタッ

 


白「落ち着けお兄ちゃん。」どうどうっ

挿音「喧しい!
羽手前も何やってんだ

うちの妹は アレでも女だぞ!」うがあっ!


彬羽「Σあ」はっ

挿音「待てやコラ」おい。


白「夏場のバカラスは 結構ポンコツだから
気を付けた方がいいぞ?」

 

 


千様「えー?過保護すぎない?
男の子の中に女1人なんて 普段のアタシと同じよー」ほらほらっ

挿音「だっから警戒してんだろが」舌打ちっ

千様「どういう意味?」は?

 

家康「えー、杜和ちゃんなら大丈夫と踏んだんだけどなあ。」うーん

魄哉「まあ、世間的には無しですよね。

あの娘 そもそも武家のお姫様ですし。」

 

挿音「あんのガキ共
万一手出したら意識有るまま ちっとずつ切り刻んで」ぶつくさっ


白「絶対無いと思うけどな」

コマ『そう言う意味では 見事にヘタレしかおりませんしなあ』カタカタ

 

 

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【その頃 某宿屋】

 

杜和「っもー!信じられませんわっ
私 善意で旅費を出して差し上げておりますのにっ

金だけ置いて女は帰れ等と 此処までにかかった分 請求致しますわよっ」ふんっ

テオドール「Σしかしっ
嫁入り前の娘さんが 私達と同じ宿に泊まられるのは さすがに問題と言うかっ
私達が兄上様に細切れにされまして御座いますよ!?」えええっ

 

杜和「あら?そんな信用出来ない男共ですの?

いやーん。兄様 野獣達の中に1人 杜和こわいー」

テオドール「Σんなっ!」かちーん!

 

シロ「やめんか
何故にガキは 旅先で喧嘩をするのだ」むう。

大嶽丸「Σあああ! 俺達がこんな事では 
痺れを切らした母上が戦を始めてしまう!!」ふにゃああっ!

 

 

粋「ごめんごめん
テオも杜和を心配して言ってんだよ
ほら、杜和 なんだかんだでお姫様だしさ
変な噂がたったら色々困るだろ?」な?


杜和「私は兄様と結婚するので 何も問題御座いませんわっ」ふんっ

粋「うん。
その兄様に心配かけねえようにってのも有るんじゃねえかな?

ほら、俺等杜和が居ねえとこの先進めねえし
テオもその辺気を使っただけだから あんま怒るなよ」


杜和「・・私、足手まとい等ではありませんわよ?」


粋「思ってないない
杜和 強えじゃん」へらっ。

 

 

 

シロ「お。キゲンが直りよった」ほっ

テオドール「助かりまして御座いますが

粋さん。何気にタラシ系に御座いますよね?
『姫』と特殊接客業の方を見てる気分に御座います」うえー

 

シロ・大嶽丸(タイプは違えど 天然タラシは血筋か。)

粋「ん?何?」

 

 


大嶽丸「・・病的ブラコン姫で良かったな」ぼそっ

シロ「万一落ちてたら 色々と洒落にならん所であった」背筋そわわ

 

 

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