小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月30日

 

 


粋「テオが無駄に必殺技を手に入れちまった」うーん。

 

千様「必殺てか シロ君に教わった突きなんだけどー」

家康「引ったくり捕まえたんだってねえ。
偉い偉い

・・で、また脇腹つったの?」あちゃー。

 

 

テオドール「ふ、普段使わない筋肉が悲鳴をっ」あだだっ

 

シロ「突き自体はそこそこ見事に仕上がっとるのだがな
このままでは本格的に体を傷めるぞ」むう。

テオドール「既にいったいんで御座いますが」あだだだ

 


蒼月「コイツ粘着質だからねー

何でもかんでも1度覚えたらそればっかだし 加減知らないよね」

白「なんで俺を見るんだ」

 


千様「ああ納得」うん。

家康「テオちゃん基本主様の事しか考えてないもんね」


粋「だああ!どんどん追い越されてくっ!

テオにまで置いてかれちまうっ!!」うわああっ


蒼月「羨ましいの?
コレが?」ええー。

テオドール「置いてく置いてかない以前に
粋さんは何処に向かっておられるので御座いますか?」いででっ


粋「え?」きょとんっ

テオドール「あの、私は一応向上心は御座いますからね?」えー。

 


白「何も頑張らないで 何か変わるわけないだろ」真顔っ

粋「いや兄貴に言われても いまいち説得力が。

ほら、いきなり芝居小屋でトップになったりしてるし」ええー。

白「俺が努力してないと思ってるのか?」なあ

粋「Σえ」

 


一同(Σ努力してたのか!!) 後退りっ

白「え?」あれっ

 


テオドール「我が主は天才肌に見えまして御座いますが
単に 表情筋が仕事してないのも相まって、努力が見えにくいので御座いますよ」

家康「うん。さすが脇見なしの従者
よく見てるね」

 


千様「えーと。おせんべい食べる?」よしよし撫で撫でっ

白「ザラメのくれ」うん。

 


粋「マジか
兄貴 普通に何でも出来るんだと思ってた」ガーン

シロ「前から思っておったのだが
お前は 兄を超人視し過ぎぞ」引。

 


泰澄「尊敬されてるだけ良いじゃないですか」ふっ

 

千様「あら、泰澄君 いらっしゃい」

白「お前の妹 めちゃめちゃ怖いもんな」うん。

泰澄「先日は静が失礼しました」ううっ

家康「うん。危うく天海にシメられる所だったよ」遠い目っ

 

蒼月「ここの兄妹と足して2で割ったくらいが調度良いよね」

粋「Σ俺そこまで!?」

 

 

杜和「おこんにちはー
兄様いらっしゃいます?」

千様「いらっしゃい。
挿音なら仕事だけど
とりあえず 馬から降りてくれるかしら?室内だから。」


杜和「あら。久しぶりで勢い余りましたわ

私ったらはしたない
兄様あああ! 杜和は此処でお帰りをお待ちしてりますわよー!!」おたけびっ

 


泰澄「良いなあ」ため息っ

シロ「いや 本当に羨ましいか? 」

 

テオドール「日本の御きょうだいは極端に御座いますねえ」しみじみっ

家康「うん。たまたま極端なのが集まってるだけだから
他所は至って普通だからね。多分」

 

 

間。

 

 


杜和「仲良し兄妹が羨ましいんですの?」お茶ずずーっ

テオドール「いえ。別にそう言う事では
むしろ 羨ましいのはジャパニーズのタフさと申しますか」


赤兎「ぶるるっ。」ひひんっ

 

家康「あの、杜和ちゃん?
馬は表に出してくれないかな」

杜和「外はまた雨なんですの
赤兎が可哀想じゃ御座いません事?」えー

 


テオドール「やはり ジャパニーズはお逞しい」ふむ。

シロ「だから こやつ等は特殊なだけだと言うに。」

 

 

テオドール「そうで御座いますか?
普段より この国の方々は 西洋より心身共に頑丈な気が致しますが」

粋「へ?西洋のがでかくて屈強なイメージ有るけど?」

 

 

テオドール「え?」


彬羽「泥の中を走って来た馬を畳に上げるな
せめて土間にしろ土間に」ひょいすたすたっ

粋「Σ前触れなく片手で大馬持ち上げんなよ怖え!」ひいっ

 


テオドール「屈強さもガタイも 西洋超えてらっしゃいますが?」ほら

千様「彬羽君はねー。」うん

 


テオドール「そもそもジャパニーズは 色々おかしいので御座います。

こんな小さな島国で 猿から進化してからずーーっと縄張り争いの戦三昧。

そんなの生き残った者達は 血にまみれた蠱毒の子孫に御座いましょう
そりゃ、各方向でヤベーに決まって御座います」うんうんっ


千様「何がなんでも日本ヤバいにしたいのねー。」あらあらっ

家康「うわ。耳が痛い」はっはっは

 

テオドール「実際ヤバいので御座いますって

そもそもが

 

 

天井ばりんっ!


刺客「徳川家康覚悟おおお!!!」うおおっ

 

 


間。

 


泰澄「あれ?

お手洗いを借りてる間に何が?」

 

白「強盗 かな?」えーと。

泰澄「あー。この辺多いですよね」あーあ。


刺客「」

 

 


テオドール「ほら、皆さん躊躇なく1斉に1撃入れまして御座いますし」ね?

 

粋「えー。正当防衛は当たり前「やはり粋さんもジャパニーズに御座いますね」

 

杜和「私はちゃあんと
室内で刃物ははしたないので 湯飲みぶん投げましたわよ?」

家康「うん。豪速球だったね。」ああうん

 

 

テオドール「ああ、私も この国に生まれておりましたらっ!

そうしたら もっとこう
こんないちいち脇腹傷めず ナチュラルにオラァ!とかませる獰猛さ的な物を持ち合わせていたかもしれないのにっ!」くうっ

 

杜和「ひょっとして さっきから日本ディスってるんですの?」

粋「いや、マジで逞しくなりたいんだと思う」

蒼月「つか 獰猛さならこの中でもトップクラスだろ こいつ。」ええー

 


白「あのな。
なりたいんなら努力しないと
シロ「焚き付けるな 馬鹿者。」

 

 

テオドール「吸血鬼は タフさには定評が御座いますが
攻撃力とか そう言うのにのるといまいちっ!

くっ!私こんなでは 日本でやっていけるかどうかっ」


杜和「何ですの?
つまりは 5月病ですの?
じめじめネチネチ鬱陶しいですわ」

千様「脇腹めちゃ痛くてネガティブになってんじゃないかしらー?」

 

 


コマ『そんなテオさんにタイムリー。
西洋からお届け物です。』カタタッ

テオドール「はい?

Σうお。重たっ!!」ずしっ


コマ『こちら メッセージカードです』カタタッ


粋「Σう。読めねえ!」

白「バカラス」手招きっ


彬羽「ん?
『父の日の御礼に パパからの贈り物だよ。』と書いてるな」ふむ。

千様「へ?サタンさん
何送ってきたの?」あらー。

 

 

 

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魄哉「何ですか アレ。」

家康「鎖の先にトゲトゲの鉄球が着いた武器。

いわゆるモーニングスターだね。」うん。

 

テオドール「お待ちなさい!
練習代におなりな Σうおあぶなっ!!」あわわっ

刺客B「Σひいいいい!!」

 

泰澄「この家 よく強盗に入られますねえ」うわ

 


白「さすがだサタン
吸血鬼の弱点解って ちゃんと怖い武器送りつけて来た」うわ。

彬羽「しかし使うのがテオじゃ 味方も危なくないか?」

 

粋「Σ絶対西洋のがヤベえだろ!
ほのぼのノリで貧弱な息子になんて物送って Σうお危ねっ!!」ひいっ

蒼月「Σうおお危ない危ない!
ふらふらすんなよ!」ひええっ

 

 


テオドール「Σこれ 筋力無いと辛っ Σあ」脇腹びきっ!


一同「Σあ。」

 

 

 

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