小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月17日

 

 

 

晴明「Σ何をしておる!
さっさと仕留めんか!!

Σうおわああ泰澄ーーっ!!」

 

泰澄「ぐはっ」くたっ

 

晴明「くっ!
己等がモタモタしておるから 泰澄が


蒼月「勝手に畳の目で滑って転んで背中打ちした奴なんか知るかよ」けっ

 


粋「アレ 一瞬息出来ねえんだよなあ」うわあ。

テオドール「私も日本に来たばかりの時 派手にすっ転んだ記憶が御座います」あーあ。

 


家康「で、その御札以外の攻撃は 全部すり抜けるって 何なのアレ」ひええっ


晴明「ピー助の奴が持ち込んできた案件での

どこぞの山村で『邪神』として崇められておった
蒼月「Σだから なんでうちで開封すんだよ!」

 

晴明「こう言う事になるのを予測してだ」どやっ

 

 

テオドール「一言一句違わず 魄哉さんに報告しておきましょう」

粋「だな。
しっかし フダ使わねえとノーカンって
俺等フダ使えねえし、フダ自体で殴っても可って言われても あんなペラいの

 

 

千様「意外と行けるわよ?」拳に御札貼りっ

山村の神「Σぐっはあ!!」かはっ

 


粋「Σまさかのグーパン!!」

 

一同(男前!!)

 

 

千様「けどー。アタシじゃやっぱ あんま威力無いわー
誰か 喧嘩慣れてる人、これで行けるわよー」のほほーん。


テオドール「普通にぶん殴る。で御座いますか

なら 向いて居るのは」ちらっ


粋「Σえ。俺!?」ぎくっ

家康「あ。蒼月も地味に強いよ
蛇だから 細っこいけど力強いし」

蒼月「Σ押し付けんなよ!
アンタこそ 武道色々極めてなかった?!」えええっ

家康「極めるなんておこがましいなあ
せいぜい段持ち免許皆伝「Σ免許皆伝は極めてるって言うの!!」

 


晴明「ちっ 素手ならカラスが最適であったな
夕方にすれば良かったわ」

泰澄「彬羽さんはまたバイトですか

あれ?すばしっこく威力エグい白さんは?」

 

晴明「春眠。」指差しっ

白「くかー。」熟睡っ

 

泰澄(ああ 下手に起こしたら

こっちの命に関わるキゲン最悪な奴だ) 察し。

 

 

晴明「ま、後方からサポートすれば あやつ等でもどうにかなるかのう」ふむ

泰澄「そこまで要りますか?
ここの人達、実戦慣れしてるし めちゃめちゃ強いような」

 


蒼月「あ。手のひらに貼れば普通に掴めるじゃん
意外と使い勝手良いねこれ」

山村の神「Σ殴るって言ったくせに!!」じたばたっ

蒼月「馬鹿野郎。わざわざ必殺技名叫んで 手の内晒してくれるヒーローじゃないんだよ」ぎりぎりぎりっ


山村の神「Σあああ折れる折れる折れる!
私が何をしたと

晴明「何もしとらんのに 村を護ってやるとか抜かして 対価に贄を要求したであろ。」

泰澄「充分やらかしです
地獄の業火で 罪を浄めて来てください」南無。


山村の神「Σ実質死刑宣告!!」

 

 


粋「死刑はなくても、それに近い目には遇うんじゃねえかな?」ちらっ

蒼月「あ。業火だね」うん。

山村の神(あの寝てるの何なの!? どういう事!?)ひええっ


テオドール「一応聞いておいて差し上げます

今の魔王様より 『人間と必要以上にモメるな、こちらから手を出すな』と言うお知らせが出てるのは御存じで」

 


山村の神「我は田舎者なんでな
都会の法律なんぞ糞食らえよ」ふんっ

テオドール「晴明さーん。私にも御札下さいませ

だおりゃあ!!」突きいっ


山村の神「Σうおおコイツ 番傘にフダ貼り付けて Σあぶなっ!」ひええっ

 

 


千様「すばしっこいわねー。」うーん。

家康「だねえ
あ。弾丸に御札貼ってとか出来る?」

晴明「発砲の衝撃で焼けるわ」真顔。

泰澄「出来るのなら とっくにお願いしてるのですが」うんうんっ

 

 

山村の神(くっそ! あの陰陽師共 結界を張りおったな 
この家から出られんっ!

やはり 我を叩きのめそうとしている あのガキ共を返り討ちにして人質に取り 結界を無効にさせるしか )ちらっ

粋「おりゃ!早めに捕まった方が 多分マシだからな!!」

 

山村の神「必殺技じゃのうても 何を当てに来とるか解ればどうにかなるわい!!」 びすっ

粋「Σあだあっ!!」

 


山村の神「よっしゃチャンス!」


ばさっ!

 

ひょい

ずざざざざっ!!

粋「Σうおおおお!?」引きずられっ

 


テオドール「小心者の考える事は 小心者にバレバレに御座いますよ」ふっ。

山村の神「Σおのれ 西洋コウモリ!」ぐぬぬ

 


千様「大丈夫ー?」

粋「いでで、腕痺れたっ

Σあ。フダ落としてる!」はっ

 

晴明「フダならまだ在庫が有るで良いが

しかしあやつ 山奥で詐欺師しとった割に」ふむ。

 

一同(無駄に強い。)うん

 


蒼月「そこは運動不足でヘタッてろよ 面倒臭いんだよ馬鹿」

山村の神「Σ山なめんなよ!住んでるだけで毎日筋トレだぞ!?」むかっ


蒼月「あーもう面倒臭い

ちょっと 特大サイズのフダとかないの?
一気に締め上げた方が早いだろこんなの」


泰澄「締め上げるって
本性出して胴体に貼って締め上げる気ですか?」ええー。

晴明「んなの作っとったらアホじゃろ。
まれに5月に瓦版に載る 職人が限界に挑戦した鯉のぼりか何かか」


蒼月「まあ。無いよね
せめて女の子なら捕まえる気出るんだけどなあ」ため息っ

 

 

家康「あー。蒼月の集中が途切れてる」苦笑

千様「ホント気分で生きてるわね この子」

 


挿音「ほー。なる程

つまり フダ貼ってりゃ普通にボコれんだな?」天井からぶらんっ

 

千様「あら。家くらい正面から入りなさいよ」

挿音「中からドンパチ聞こえて来んのに 正面から行く忍は居ねえわ」

家康「うん。 状況判断も普通に聞いて。
探らなくて良いからね」

 


山村の神(Σうおおまた厄介そうなの増えたー!!)


挿音「で、後は普通に殴りゃ良いと」御札ぺたりっ

蒼月「そうそう
あ、手のひらに貼れば 普通に掴めるよ」

挿音「お。そう言う感じか」へー。

 

山村の神「Σコラ!何呑気に選手交代のノリだ!
人をなめとんのか!」イラッ

 


粋「まあ、もう俺等要らねえだろうし」

蒼月「面倒な相手には この人程適任居ないんだよね」うん。


山村の神「へ?


Σぬっわあああ!!!」ちょりっ!

挿音「ちっ。マジで面倒臭えな」

 


家康「念のため解説しとくね

それはうちの忍頭で 忍ネーム『服部半蔵』。

他の忍が まず無事で帰れない場所への潜入もお茶の子さいさい

丸腰単品 装備は拳のみでも 相手の返り血で真っ黒に染まって帰ってくると言う

山村の神「Σ微妙に任務失敗しとらんか!?」えええっ


家康「あ。鋭い
まあそんな感じだから

どうなっても同情しないやって所にしか基本送り込まない 徳川が誇る生きた兵器です」


挿音「アンタや親父には負けるわ」

山村の神「Σ今の人間共はどうなってんだ!」ひええっ

 

粋「ツッコミながら避けてる
すげー。」うわ

テオドール「伊達に神は名乗っておられないと言う事に御座いますか」がささっ

蒼月「ん?お前何やってんの」

 

テオドール「いえ。御札でダメージと言うお話に御座いましたので

周りに撒いとけば どんどんリングが狭くなるかなー?と」御札ばらまきっ


山村の神「Σ鬼か!!」


テオドール「どっちかと言うと 悪魔に御座います」ばらまきばっさばさっ

 

挿音「ほれ。とっととギブしちまえ

あいつ等は俺以上に性格悪いぞ」そりゃっ!

山村の神「くっ!
誰が 人間なんぞとヘラヘラ肩並べとる奴等なんぞに

お前も所詮は人間! いくら鍛えても身体能力には限度があるわ!!」


がしっ!!

 

粋「Σ掴まれた!!」ひえっ

蒼月「いや 掴ませたんだよ」
粋「へ?」

泰澄「Σなんで!?御札貼ってる腕を封じられてはっ!」あわわっ

 


すぱんっ!!

 

山村の神「Σぐはっ!!」

ぐらあっ


ばたーん!!!

 


粋「Σアゴ蹴り上げ!?」ひえっ

泰澄「Σえ。何故ダメージが 

Σはっ!!」

 


挿音「さっきテオが撒いてた フダ拾っといたんだわ」足の指で摘まみっ

千様「アンタ それで蹴り上げたの?」うわー。


家康「こんなんでも忍だからね
器用には器用だから」

 


山村の神「く、くそっ

人間と侮った」くらくらっ


挿音「もうやめとけや
妖怪とは言え 脳ミソ揺れたら動けね

ん? 妖怪って頭に脳ミソあんだよな?」

蒼月「大概のはね」うん。

 


晴明「じゃの。そこまでじゃ
我等とて鬼ではない これ以上なぶる趣味はないわ
尋常に縛に着くが良いぞ」


山村の神「Σにっ人間に情けなどっ!」くっ


泰澄「あ、いえ 情けと言いますか」そのー。

 


千様「さっき、挿音から逃げ回るのに夢中で 
寝てる白君思いっきり 踏んでたのよねえ」あーあ。

山村の神「Σへ」

 

 

ゆらあっ。


テオドール「怒りのお目覚めに御座います」うわ。

粋「これは兄貴じゃなくて怒るわ」ひええっ

 


泰澄「これ以上は不要ですよね」うん

晴明「言っとる場合か 
総員待避ぞ!」

 

 


ーーーーーーー

 


【割烹春一】

 

ひな「あのー。 またお宅の方で火柱が」

彬羽「・・どこぞのアホが
また 地獄の業火に焼かれる様な真似でもしたか。」やれやれっ



 

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