小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月16日

 

 


蒼月「こんのクソガキ!
今わざと踏んだろ! 」うがあっ

 

シロ「もう春だと言うのに
いつまでもコタツでゴロゴロゴロゴロと

邪魔だ見苦しいみっともない怠惰にも程があるわ」ふんっ

蒼月「Σ仕方ないだろ!
こっちは変温動物なんだよ!!」

 


魄哉「どっちにしても今年はそろそろコタツ外しますよー

彬羽君が 早めに暑さが来そうと戦々恐々としてるくらいですしね」

 

シロ「だな。」うむ

蒼月「Σえ まだ4月「ではお仕事行ってきます」

 

 

家康「いってらっしゃーい
熱中症に気を付けてね」手ひらひらっ

 

 


千様「実際もう暖かいわよ?
外気に慣れないと コタツの中に虫が沸くと思うわー」

蒼月「うーん。」悩っ

 

家康「まあまあ暖かい物でも飲んでから考えよう

ありゃ 暖かいから茶葉にカビが

 

・・気が付かなかったから良し
蒼月「Σなんて物飲ませようとしてんだよ!!」ひえっ

 

 

粋「買い出しついでに茶葉買ってこようか?」えーと。

家康「お よろしく
いやー 助かる助かる」へらっ


テオドール「この方 人生楽しそうに御座いますねえ」うわー。

白「家康だしな」うん。

 

 

 

間。

 


蒼月「アンタってさ
常に幸せそうだよね?」

家康「そう?」茶こぽぽっ


蒼月「Σうおおそれカビてんじゃ!?」

家康「大丈夫だよー。ダメでもお腹壊すくらい「いやダシ飲む物でそれはどうなん ぎゃー!!ホントに飲んだ!」ひえっ

 

 

家康「いやー。買ってきて貰うまで口さみしくてさ」へらっ

蒼月「俺なら寂しい方がマシだよ」ドン引きっ

 


家康「そうかなあ。
有るだけマシと思うけど」うーん。

 

蒼月(このオッサン
ちょいちょい着いてけないな。
つか庶民よりみみっちいんだよ
ホントに将軍かよ) うえー。

 

 


家康「あ。しまった 石燕ちゃんに硯頼まれてたんだった。
お茶っ葉粋に頼んだじゃったけど結局買いに行かなきゃなあ」うわ。


蒼月「はあ? 硯くらい其処らに有るだろ
つか、なんで自分で行かないんだよ あのモヤシ」

 

 

家康「徹夜で大作仕上げて 半気絶寝してるからね。

それくらいしてあげても良いかと思うよ」

蒼月「浮世絵ごときに どんだけ命かけてんだよ あのバカ」引。

 


家康「石燕ちゃんの絵が怖いのは 誇張抜きで作者の魂を塗り込めてる説があるからねえ

3日くらいは 半ゾンビで家の中徘徊すると思うよ

さて、じゃ 買い出し行こうか」がしっ

蒼月「Σへ!?」

 


千様「あらー。外気に慣れるいいチャンスねえ

いってらっしゃーい」ごろごろせんべいぼりぼりっ

 

家康「だね、
はいはい 1度出ちゃえば外もぽかぽかだよー」あっはっは

蒼月「Σあああ!出ると同時にコタツ取られた!!」


千様「気のせいよお。」だらーん

 

蒼月「Σいや絶対千ちゃんも寒いだろ!

つかバカ殿!買い出しくらい1人で行けよ!」

家康「いや。彬羽がバイトから帰ってから晩御飯作るでしょ?
夕飯の材料くらい用意してても良いかなって
私、1銭も稼いでない居候だしさ」

蒼月「Σ要は荷物持ちかよ! 離せうお握力凄っ
うわああ こたつー!!」ずーるずるっ

 


千様「殿、何気に握力強いのよねえ 武道経験者だから

お土産よろしくねー。」

 

 

 

ーーーーーーー

 

 


【町中】

 

 

蒼月「荷物持ちさせるなら せめて何か買えよ」真顔っ

家康「うわあ。圧の強い子供の意見だ」

 


蒼月「無償で人に何かさせようってのがおかしいのー
人の上に立つ者が そんなで良いのかよ」ぶつくさっ

家康「無償って

お前 無償であの家に厄介になってるよね?

何なら家主から小遣い貰ってるし、飲み屋のツケも押し付けてるよね?
これくらいしても バチ当たらないと思うけど」真顔っ

蒼月「Σそっ それはそれだろっ」たじっ

 

 

家康「そもそも余計な物買うお金なんて有りませーん

私も実質無職だしね」すたすたっ

蒼月「将軍がそこまで金無いのっておかしくない?」ねえ

 


家康「そりゃ 私は金が欲しくて将軍になったんじゃないし」

蒼月「そうかもしんないけどさ
えー 限度って物がさあ」困惑っ

 

家康「若い子は価値観が違うのかな

私が若い頃は「その話長くなる?」


家康「・・ めちゃ簡単に言うとだ


私の若い頃は 
こう言うのが全ての人にとっての日常だったんだよ」銃じゃこっ!

蒼月「Σうおっ!?」

 

 

ずとむっ!!

 


刺客A「Σぐはあ!」ばたーん。


家康「急所は外しといたから
役人が来る前に逃げよっか」良し。

蒼月「Σ撃つなら一言いってくれる!?」ひええっ

 

家康「私の若い頃は 発砲前にいちいち宣言なんてしてくれなかったけど?

今度から極力しようか?」

蒼月「Σ何かムカつくからもう良いよ!!」

 

家康「よし。なら とんずらだ。

まだ数人そこらに居るぽいし
町中じゃ傍迷惑だからね」すたたっ

蒼月「Σちょ 待てよ 
ああもうっ荷物多いなあっ!」どたばたっ

 

 


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家康「此処なら一般人に被害は及ばないね」銃に弾込めっ

蒼月「なんで町外れだよ。

確かに いい感じに隠れられる所も有るけど「隠れられる場所が有るなら上等じゃない?」

 


蒼月「・・アンタさあ。

なんでそう ポジティブなの?」ため息っ

家康「ポジティブかな?」へ?


蒼月「自覚無いのかよ

普通は生き物って もっと不平不満ダラダラたれ流してる物だろ。

何?聖人ぶりっこ?
ちょいちょい鼻につくんだけど」むっすー

家康「うん。 不平不満垂れ流すってより
不平不満でブン殴られてる気分だね」わお。

 

蒼月「いや そう言うのがムカつくって言ってんだけど」

家康「お前は 世の中ほとんどの人はムカつくんでしょが。
いちいち構ってられないよ」はいはいっ


蒼月「Σだああ余裕がムカつくー!!」うがあっ

家康「Σごめん!後にしないかな!?
頭出すと危険

 

 

チュインッ!!


家康・蒼月「Σどわあああ!!」ひいっ

 

 

蒼月「え?相手も鉄砲持ちかよ」うわ

家康「だね。
じゃなきゃまとめて催眠かけちゃってーって お前に丸投げして逃げてるね」真顔っ

 

蒼月「うわ俺より酷い。

つかさあ
アンタ 人生かけて人の世良くしようとしたんでしょ?

その結果がコレって ヘラヘラヘラヘラむなしくなんないの?」

家康「うわー。さらっと酷い事言われた」へらっ

 

蒼月「だから そのヘラヘラが納得行かないんだってば。」

 


家康「んー。いざ説明となったら 難しいんだけどね」銃じゃこっ

 

 

刺客B「回り込めっ 後ろだ後ろっ」こそこそっ

刺客C「奴等が発砲に気を取られている隙に 囮班行け!」ほれほれっ

 

 

家康「『不自由を常と思えば不足なし』かな?」


銃ずどむっ!!


刺客AB「Σぐはあ!!」

刺客C「Σ二人同時だと!?」ひええっ

 


蒼月「意味解んないね。」ぎりぎりぎりっ

囮班「」白目っ

 

 

家康「じゃ、背中を護ってくれる誰かが居る分 恵まれてますって事で」へらっ

蒼月「尚更理解できないね
もっと欲持てよ」ふんっ。

 

 


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彬羽「家康、手前また飯前に 戸棚の菓子食ったな」はーやれやれっ

家康「Σな、何の事でしょう」ぎくっ


白「それって 客用だからダメだって言われてるから
俺でもやんないのに」えー。

 

テオドール「少しは自制なさいませ」むう。

家康「いやー。美味しい茶葉が手に入ったもんで アテが欲しくて」わははっ

粋「Σ俺のせい!?」えええっ

 

 

 

蒼月「何処で欲出してんだよ」おい。

家康「本能が関わると別。

いやー。お腹減ったなあ」ぐーきゅるるっ

 

 

 

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