小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月20日

 

 

 

 


酒呑童子「ちーす。

芝居小屋 急遽休みって魔王サマどしたよ? 
なんかまーた しょーもねえ事件でも」


千様「しーっ!」

酒呑童子「へ?

Σえ。まさかマジで具合悪いの!?
アレが!!?」はいいっ


小太郎「原因が何か解んなくて
今 飛天が見てくれてるけどっ」おろおろっ

 

酒呑童子「いやアイツ
体内に入った菌とか防衛本能で無意識に燃やしちまう特異体質だろ?

そんな生存本能のバケモンが体調不良って

Σはっ鬼の撹乱!!」ひええっ

 


飛天「はい。落ちついて。
鬼の錯乱」襖閉めっ

 

彬羽「どうだった」

飛天「んー。結論から言うと
寝かしときゃオッケー」


家康「Σホントに!?
原因は何だったの?」えええっ


飛天「んー。単純なだけに 説明するのムズかなあ
あ、茶菓子有る?」

彬羽「手前がそのノリって事は 本気でしょうもない事らしいな」ふむ。

 

 

テオドール「ナンボでも御座います故 とっととお話下さいませ」チャキッ。

飛天「うん。ちゃっちゃと話すから鎌退けてくれるかな?
話しにくい。引っ張ってすまんごめんって」

 

 


間。

 

 

 

粋「つまりは 寝不足?」はいい?

 


飛天「だな。
本人に聞いたら 
昨日も朝早くから 銃バンバン煩くて寝てられなかったって言うし」

家康「Σまさかの私のせい!?」えええっ


千様「え?でも 暗いとは言え早朝だったしー

ちょっと早起きくらいの話よ?
そんな事具合悪くなるようなもん?」

 

テオドール「そう言えば 昨日、いえ一昨日の日付変わる頃辺りから
近場の妖怪からヘルプ入りまして
何だったか灰にしておられましたね」

酒呑童子(Σ うちの山の下っ端が 人間にちょっかい出して捕まってた あの件かっ!)はっ

 


粋「あー。 なんか力技で結界ぶち破ってたって奴?
俺気がつかないで爆睡してたけど。」

彬羽「だな。
魔封じの結界相手だと 物理の俺ではどうにもならんし 
夜中にあのアホ起こすのは難儀だったか まさかこんな事になるとは」うーん。

 


家康(昨日 やたら皆起きてこなかったの そう言う事だったのか)ひええっ

 


千様「白君普段から良く寝るからー

1日寝られないとそんな辛くなっちゃうのねえ」あらあらっ

飛天「ん?いや 1日じゃねえよ?」

千様「へ?」

 

 

彬羽「実は昨晩も 皆が寝入った頃にそのだな。」

家康「Σ春先の妖怪って なんでそんなトラブルばっか起こすの!?」えええっ

彬羽「Σ人間も変なの増えるだろうが!
生物で有る以上 そう言う物なんだ!!」

 

 

小太郎「えっと。
つまり 2日連続まともに寝てないのか?」ひええっ

 

飛天「聞く限りそうっぽいなあ。

でもって昼間は芝居小屋だろ?
体力勝負だろ? そりゃ体も悲鳴上げるって
意外と真面目か あの魔王」うーん。

 


粋「あの、 2日じゃねえわ。
忘れてたけど 更にその前の日

家康「Σ3日は天海でも辛い!!」ひええええっ

 

 

飛天「・・・と、言う事で
静かにしてような?」えーと。


小太郎(Σ医者が引いてる!?)ぎゃいんっ

蒼月「ジジイも マジで完徹なら 3日でくたばるから

僕は仮眠取ってます。って  不健康な話してたしなあ」あーあ。


千様「Σ魄哉で3日限界なの!?」

テオドール「Σうわああおいたわしい!!」ひええっ

 

酒呑童子「お前等
静かにしてやろうって今言われたよな?」しーっ

 


彬羽「そもそもあいつは 
いざと言う時は 龍脈のエネルギーを吸収して回復するんじゃなかったのか?」

飛天「してるから あの睡眠大魔王が 寝不足でも立って歩けてたんだと思うけど?

つーか、そもそもが体の半分は人間なわけだし そんなレア能力が有っても 加減も上手く出来ないんだろなあ。」

 

彬羽「Σそう言えば」はっ

飛天「うん。解る

そんななのに 誰より妖怪ぽいもんな。」うんうんっ

 


蒼月「てか そんな半端な体なのに 常にそこらの化け物瞬殺レベルの火を体内に飼ってんでしょ?

考えたら 負担もでかいよね」ふむ

千様「Σあの子がめっさ寝るのって そう言う事!?」はっ!

 

粋「うわ。まさかの寝不足で地味に凄え事実判明した

兄貴 大丈夫かなあ」ひええっ

 

 


ーーーーーーーーー

 

 


白(めちゃめちゃ疲れてて 体重くて頭バーンてなりそうなのに

寝られないのはなんでだ!)目くわっ!


※生物は 徹夜続きだと体が寝方を忘れる事が有ります。

 

 

 

白「・・しかも何だ

人が具合悪いのに
あいつ等向こうでワイワイって 丸聞こえだぞ。

何 仲間はずれで楽しそうにしてるんだ」むっすー。


※寝不足の時は 脳の疲労により思考がおかしくなりがちです。

 

 

 

白「・・そうか、

普段から 家燃やすし吹っ飛ばすし
偉そうにふんぞり返ってるもんな 俺。
ここぞとばかりに悪口大会か そうかそうか
 
確かに ムカついたらすぐ蹴るし、 そもそも説明とかする程 言葉知らないし
偉そう偉そうって言われた所って普通ってなんだ
愛想良くしろって言われても 山育ちだぞこっちは
表情筋常に動いてるお前等のがおかしいんだぞ。そもそも愛想って何だ
そんなより ちゃんと箸使えるようになった事誉めろ」ブツブツブツブツっ

 

 

粋(なんか。すっげえ独りで文句言ってるううう!!) 襖の隙間からこそっ

テオドール(普段心情はほぼほぼ話されないのに 独り事凄っ!
コレが寝不足の弊害に御座いますかっ)ひええっ

彬羽(そういや。いつの間にか 
普通に箸が持てる様になってたな。)ふむ

 


千様「あ。彬羽君が 子育てモードに入ったわ」

家康「改めて誉めたら嫌がるか 全力でドヤる子だよ 白は。」

彬羽「よし。やめとくか」

 

 

蒼月「普段強い人は打たれ弱いからなあ。
具合悪くてネガティブ極まってんでしょ

つか何? 誉めて欲しかったの?あの人」ええー。

 


テオドール「私普段からこれでもかと 上げに上げまくりよいしょお!して 誉めちぎっておりますのにっ
アレでは足りないとっ

くうっ!無力な下僕で申し訳誤差いませんっ 次からはもっとド派手に紙吹雪でも撒きながらっ

蒼月「実家に送り返されても知んないよ」

テオドール「Σえ゛」

 

 

粋「つか。煩えよ」真顔っ

テオドール「え?あっ

申し訳御座いませんっ」

しょぼぼん灰ざらあっ。

 


小太郎「メンタルヤバイの更に増やしてどうするんだよ」わおんっ


千様「白君が元気になればテオ君も復活するわよー

でも、なかなか寝らんないみたいで辛そうねえ」覗きっ

 

飛天「脳が緊張してる状態だろなあ。

幸せになる薬投与したら 早いんだけど」カバンがさごそっ

 

家康「言い方言い方。
てか今 あの子に注射なんてしたら 本気で燃やされると思うよ?」

飛天「やっぱし?」

 

 

酒呑童子「じゃ。やっぱコレじゃね?」

一同「Σあ」成る程っ

 

 

 

 

ーーーーーーーーー
ーーーーーー

 

 


白「ん? あれ
いつの間に寝てたんだろ」ぼーっ

 

日とっぷり。


白「暗いな。
ん? 頭スッキリだ

やっぱ寝るのって凄   ん?」

 

 


ふわっ。

 


猫「にゃんっ。」添い寝っ

白「Σお前 そこに居たのか」おおっ

 

 

粋「Σおー! 起きた起きた

兄貴良く寝てたな 体大丈夫!?」襖すぱんっ!

白「Σ!」びくっ


テオドール「にゃんこさんが寄ってくると同時に 糸が切れた様に爆睡されておられましたねえ。

アニマルセラピー 効果覿面に御座います」わーい。

 

蒼月「反応早すぎだろ アンタ等」怖っ

 

 

 

家康「しかし、休息は大事だよね。 いや焦った焦った。

お前顔に出ないから解りにくいけど 色々頑張ってたんだねえ よーしよしよし」頭ぐりぐりっ

白「燃やして良いか?」

家康「Σすみません 調子こきました!!」


千様「あら元気。

よかったわー」のほほーん。

 

 

彬羽「確かに もう少し俺等も考えるべきだった
あんなんでも生身だしな。

あの能面面が 涙目になる程 キツかったとは。」反省っ

 

酒呑童子「いや。微妙に違うんじゃねえかな?」

飛天「下手に言うと  魔王様のプライドに傷がつくから やめといてやろ」しーっ

 

 

 

 

 

【数時間後】

 

 

 

白「昼寝しすぎて寝られない。」猫わしわし撫でくりっ

彬羽「生活リズムが崩れたか」うーん。

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る