小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月12日

 

 


【某 雪山】

 


シロ(ふっ。 雪なら任せておけとタンカを切ったは良いが) ふっ。

 

 

 

リザードびゅおおおおおおおっ!!!

 

シロ(かまくらの入り口が塞がれた挙げ句 アイスバーンになりおった!
どうする!? 氷使いなんて先に凍られてしまったら他に何も出来んぞ!!)頭かかえっ

 

びゅごおおおおっ


シロ「・・何でも1人で出来る気になって居たのが間違いか」遠い目っ

 

 

 

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千様「あらー?シロ君は?」きょろっ

家康「何かね、忍軍の手伝いで 雪山に逃げ込んだ何やかんやの残党狩り行ってるよ」


蒼月「この寒いのに雪山かよ。 あのガキ頭おかしいんじゃないの?

あ、氷使いか。じゃ、ある意味 雪山は巣みたいなもんだね

うん。理解できない」ごろんっ


家康「だねえ。あの子末端冷え性だけどね」うん

千様「しもやけになってないと良いわねー」心配っ

 

 

 

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シロ「Σあああああ!外の暴風雪の音が激しく!!

この際氷を叩き割っ Σいや雪流れ込むわ!!」ひええっ

 

 

びゅおおおおおおおっ!

 

 

 

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【闊歩春一】


ひな「あら? 今日シロさんは休みですか?」きょろっ

朱禅「あー、なんかさっき徳川関係のが来て
雪のスペシャリストに助っ人頼みたいってさ」

 

庵「へー。幕府から頼られてんだ

今日は無駄にフルメンバーだし別に良くない?」

彬羽「だな。」鍋ぐつぐつっ

 


朱禅「別に 店員半分くらいでも多分足り

ひな「ひょっとしたら急に団体さんがおいでになるかもしれないでしょ

備えあれば憂いなし!」

 

 


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シロ「Σうおおお寒っ!
いかん!かまくら程度でどうにかなる気温では無くなってきたぞ!!

だだ誰か 俺がおらんのに気がつかんのか!!」がくぶるっ

 

 

 

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忍A「お頭 全員退去完了です。」びしっ

挿音「おう、 山の天気は変わりやすいかんなあ
深追いして全滅したら洒落になんねえ、 
落ち着くまで 全員安全な所で暖をとっとけよー」キセルすぱーっ


忍B「了解しました!」びしっ

 


忍C「あ。なあなあ
あのお頭が連れてきた 白髪のガキはよ?」焚き火囲みっ

忍D「ん? ありゃガキでも上の人が加勢頼んだVIPだろ?
そんなら俺等みたいな下っぱ忍と別の所でぬくぬくしてんじゃねえの?」

忍E「マジかー。
良いなあ どこのボンボンだろうなあ。」ふーん。


忍A「お頭が許可する時点で ただのボンボンとは思えねえけどな」

忍B「あー 特殊部隊の卵的な?
あり得るなあ

 

Σう!さむさむっ」

 

焚き火ぱちぱちっ

 

 

 

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シロ「ふんぬおおおおお 良し少し暖かくなってきた!!」

腕立て腕立て腕立て腕立てっ

 

 


どしゃっ

 

 

シロ「い、いかん

発汗で更に寒っ」ぶるっ

 


びゅおおおおおおおっ!

 

シロ「ふっ。
思えば 腹立たしい事の多い人生だった」ぐたっ

 

びゅおおおおおおおっ

 

 

シロ「・・・。」


シロ「・・・。」

 

シロ「・・・?」イラッ

 

 

 

 

シロ「誰か1人くらい気付かんかああああ!!
来るだろ!ここは普通ギリで誰か駆け付ける所だろうっ!!!」どちくしょおおおおっ!

 

 

 

びゅっおおおおおおおっ

 


シロ「くっ! 狭いかまくらの中で叫んでもスカッとせんっ

おのれあ奴等見ておれ
無事に下山したら目にものを・・」

 


びゅごおおおおおおおっ!

 

シロ「殴るにも、下山 せんとな。
どうにかして」冷や汗っ

 


びゅおおおおっ

ごおおおおおっ

 


シロ「うむ。いらん事でかなり体力を使ってしまった気がする

 

山の天気が変わりやすいのなら
荒れていても いきなり蒼天!とかなる可能性も有ると言う事だ。

その晴れ間まで耐えれば 俺なら自力で下山も可能やもしれん。」ぶるぶるっ

 

※遭難した時は 頂上で救助を待つのが正解です。真似をしないで下さい

 

 

 


シロ「それまで持つのだろうか。

 

いや何を弱気な! 俺はまだ1度もあやつに勝っておらん!!
何とか生き延びて あの空っぽ頭を1度パカーンと良い音鳴らしてやらねばっ」くうっ

 

 

びゅおおおおおっ

 


シロ「ん?先程より少し音がマシになったような

Σまさか 天が俺に味方したか!?」はっ

 

ひゅおおおおっ

 

シロ「間違いない! ビビる程天気が急変しておる

これはっ 山が俺に生きろと言っておるに違いない!!」


かまくらガツンガツンっ!

 

シロ「この程度のアイスバーンなら割れるな
良し! 今なら出られるっ」せいっ

 

 


ぱきゃんっ!!

 

シロ「よっしゃあ!


おおおお!青空だーーっ!!」感激っ

 

 

 

ずむむむむむっ

 


シロ「ん?何だこの音」あれっ

 

 

 

雪崩ドドドドドド!!!

 


シロ「Σおのれ山あああ!
フェイントかけおったか!!!」どちくしょおおおおっ!

 

 

ずどどどどしゃしゃしゃっ!

 

シロ(こ、氷の壁! いやそれごと持っていかれるな
え? アレは無理がないか!?

今度こそ 本当に ここで終わりなのか!?)えええっ

 

 

 

白「雪山で大声出したら そりゃ雪崩起きるだろ」

炎ごうっ!!


シロ「Σうおおお燃え「氷使え氷。」

 


氷の壁ぱきぺきーん!!


シロ(や、やはりまだ敵わんっ!!)ぜーぜーっ

 

 


白「お前な 氷の専門家って。

山の事何も知らない癖にズカズカ入るから
忍の奴等も 先頭立って迷われちゃうとか絶対思って無かったぞ」憮然っ

 

シロ「Σややや喧しわ!!上から目線で偉そうに「年上だし俺のが背高いし、山育ちだからな」えへんっ

 


シロ(言い返せんっ)ずーん。

白「今回も勝った」どやっ

 

シロ「し。しかしっ

 

そうか、 お前は俺がおらぬ事に気がついてくれたか
そして助けにっ!」じーん。


白「うん。テンションおかしくなってるな
俺だけじゃなく あれ?って皆なってるからな。

 

忍軍もお前居ないの気がついて大騒ぎだし
日が暮れるのに連絡無いから バカラスも芝居小屋に駆け込んで来たからな?」


シロ「Σなんとっ!!」感激っ

 

 


白「どんだけ心細かったんだお前」引。

シロ「Σ普通は遭難したら心細いわ!!」うがあっ

 


白「そっか。

それなら困った」ふむ。

シロ「へ?何が・・


Σお前 まさかっ」冷や汗どばっ

 

 


白「俺もはぐれて迷った」どやあっ

シロ「Σ迷子が二人!!」ひええっ

 

 

 

 

 


粋「兄貴ー! 聞こえたら返事ーー」おーい

テオドール「何処におられれるので御座いますかああ!!!」うおおおっ

 

彬羽「コイツ等に相談したのが間違いだった
Σこらテオ 1人で行くなまた迷子が増える!!」

 


挿音「マジかよ。預かったガキ遭難させるとか始末書じゃすまねえぞ

うるあ手前等!全力で捜せや ちんたらしてっとケツに根性焼きすんぞゴラアア!!」

 

 

 

 


白「かまくら狭いな」むすーっ


シロ「うう。また天気がっ

相当山に嫌われておるっ」ずーん。

 

びゅっごおおおおっ

 

 

 

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