小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月24日

 

 

 

たぬき「と言う事で、悪さする気はありませんので!!」きゃんっ

彬羽「なら良いが」ふむ。

 


九尾「お?なんじゃカラス
そのちんちくりんは」こんっ

彬羽「ちんちく・・ お前もう少し普通に喋れんのか」

 

たぬき「わあ!大きくて綺麗な狐さん
足細くて長いし良いなあっ」きらきらっ

九尾「なんじゃこの可愛い生き物は。
よしよし そこの川でとれたシャケ要るか?」こんっ

たぬき「Σ良いんですか!?」きゃーっ

 

 


粋「うっわ 茨木童子が見たら喜びそうな モフモフ天国」

彬羽「いやアイツの好みは狐系のみだろ」

テオドール「そこは当たり前になってる辺り 茨木さん猛者に御座いますよね」ああうん。

 

 

九尾「で、このぽんぽこ何かしたのかえ?

悪い奴では無さそうじゃぞ だーりん」こんっ

 

白「いや してないから話聞いてた」焼き鮭もぐもぐっ

九尾「へ?
あ、おかわり要るかえ?」

 

 

粋・テオドール(Σさらっと賄賂贈ってる この女狐!!)ひえっ

 

白「んーとな?」ちらっ


彬羽「このタヌキが 人間の後を着けてたんでな。それも何日も何日も。

ひょっとして化かそうとしてるのか。とかって 周りの妖怪共が心配してな」

九尾「ほー、
人間の心配とは 其処らの奴等も穏和になったものよ」

 

たぬき「いえ。私があまりにトロ臭いので、
捕まって狸汁にでもされるのではないかと心配してくれたみたいで。」


白「タヌキでも化かすくらいだと妖怪扱いだし
見てられないから保護してくれって頼まれたんだ」

九尾「それ、魔王と託児所混同されとらんかえ?」えー。

 


粋「で、お前何でその人間の後つけてたの?」もふもふ撫で撫でっ

たぬき「はいっ 実は

あ、先に伺いますが。貴方 たぬきと人間って結婚出来ると思います?」

粋「Σえ゛ど どうかなっ」ぎくりっ

 


テオドール「解りやすい事 この上無いモフモフに御座いますねえ」おやまあ。

 


たぬき「始まりはあの日
やっと紅葉が赤くなったばかりの山の中」

一同(Σ語り出した!!)

 

 

たぬき「罠にかかってたのを助けて貰ったと言う ベタ中のベタです」ふう。

九尾「Σあ。短っ」

 

 

たぬき「と言う事で 行けると思います?」じーっ

粋「どどどどどうかなあっ!!」冷や汗だらだらぼたぼたっ

 


テオドール(Σモフモフの真っ直ぐな視線を前に嘘はつきづらいっ!
これはキッツう御座います!!)ひええっ

彬羽(目が泳いでるぞおい!
明らかにおかしいおかしいモロバレだ!!)

 

 

たぬき「?

魔王様 どう思います?」くるり

白「Σえ」

 


テオドール「あ、あのっ」えーとっ

たぬき「はい?」きょとんっ

 

白「タヌキだとかタヌキじゃないと関係なく そう言うの好みの問題だしな

上手く行くか行かないかは 俺には解らないな」真顔っ

タヌキ「Σそう言うものですか!」おおっ

 

 

彬羽(Σ玉砕しても タヌキなせいでは無い方向に持って行った!)おおっ

粋(Σ今出来る精一杯の気遣い!兄貴頑張った!!)

 

白「知恵熱。」ぷしゅーっ

テオドール「氷持って参りますね」あちゃー。

 

たぬき「魔王様は暑がりなのですか?」はて?

九尾「あー まあそんなもんじゃ

だーりん お疲れさん」こんっ

 

 

 

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粋「ーーーと言う事で、タヌキの奴 コクって来るとかって行っちゃったんだけど」

家康「Σ展開はやっ!!

え!? それどうなった てかタヌキちゃんタヌキ汁になってないよね!?」ひええっ

 


粋「いや それが

あんな感じ?」指差しっ

 


男「すみません こんな目も見えない自分に興味を持って貰って

道なんかは 音で足元解るんですがね」

たぬき「いえいえ!そんな
むしろ凄いですっ」あわあわっ

 

 

家康(Σ彼の方が姿見えないおかげで 上手く行っちゃった!?)えええっ

 

 

男「しかし 残念だなあ
せっかく気にかけて貰えたのに

あなたの顔も見えない」ため息っ

たぬき「Σ顔っ

あー!いえいえっ
良く有るいわゆるタヌキ顔ですしっ」あわあわっ

男「いやそれ更に見たいです」

 

 

 

粋「なんか。変に噛み合っちゃってる分
色々心配っつーか」こそっ

九尾「じゃのう、
タヌキ娘 泣かんで済めば良いが」

 

家康「九尾ちゃん。いつの間に

てか ちゃんと人に化けて来てんだね」わお。

九尾「そら馬鹿デカ狐で人間に見られたら大変だからの

タヌキ娘は 化けれもせん様じゃが」こそこそ冷や冷やっ


家康「いや 二人してコソコソ
も大概不審だから 
目立つからね?」

 

 


たぬき「えーと。寒くなって来ましたし
また明日お邪魔します

あ!旬ですし 明日は栗とかキノコ持って来ますねっ」

男「いやそんな 気を遣わないで 

ん? キノコに栗
何処ぞの狐のような」おや

 


一同(いえ、タヌキです。)

 

 

たぬき「Σそそそそんな!
私は狐じゃないですよっ」あわわっ

男「すみません 冗談です。

明日を心待ちに待ちしてます」

たぬき「は!はいいいっ」きゃーっ!

 

 

九尾「何コレ
偉い 可愛いんじゃけんど」くうっ

粋「うん。心洗われる」じーん。

 

家康「ずっとこんなんなら良いんだけどねえ

人間って怖いからなあ」うーん。

九尾「やめろ。将軍が言うとリアルでかなわん」

 

 

男「あ。ちょっとお待ちを
Σうおわっ!」ずるんっ!

たぬき「へ?

わー!危ないっ!!」ひええっ

 

 

一同「Σ!!!」

 

 


男「・・・『もふ。』?」ん?

たぬき「」 下敷きっ

 

 

 

粋「Σたぬきいいいーーっ!!」ひええっ

九尾「Σ潰れた!?敷物になった!?
ちょ 医者あああ!!!」こーん!

 

 


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【幕府公営診療所】

 


飛天「どこも異常無し。
頑丈で良かったなー」わははっ

たぬき「山育ちの逞しさっ」むんっ

 

粋「良かった」ほっ。

 

 

ダミアン「飛天殿、診療所に野生動物を入れるのはいかがな物だ。」

九尾「お主 今日もバイト来とったんか」


飛天「怪我してるってんなら診るのが医者だろ?

それにお前も住所大江山だし 有る意味野生のコウモリだぞ」えー。

ダミアン「Σ私はちゃんと飼われておる!失礼なっ」


家康「吸血鬼ってそっちのが良いの?」

九尾「西洋の奴等は解らんのー」こんっ

 

 

たぬき「で、あのー

あの人はお怪我ありませんでした?」おそるおそるっ


飛天「ん? ああ それなら


ついでに見たら 目の方も表面しか問題無かったし、
ちょちょっと施術すれば開く感じだから処置しといた」へらっ


九尾「Σ待てコラ何してくれとんじゃ 頭ぱっぱらブ●ックジャック!!」きえええっ!

 

 


飛天「へ?」びくびくっ


ダミアン「狐殿 怖いぞ」引っ


九尾「喧しわ!二人まとめて食ったろか!!」きしゃああっ

 

粋「え? あの話に追い付けないんだけど?それって」えっと


家康「たぬきちゃんの恋が ほんのり実ったかな?と思ったとこだけど

彼氏さんの目が見える様になるから 即座に終わるって流れだね。」あちゃー

 

 

九尾「Σだっから本人おる前で言うな!!デリカシーの無い男共めがああっー!」きええっ

家康「Σあだだだごめんなさいごめんなさい!」ひええっ

 

たぬき「これで 終わり」ぷるぷるっ

粋「えっとあの

そのっ」あわわっ

 

 

ダミアン「Σこっち見るな!こんなんどうにも出来んしフォロー出来んぞ!?」ひええっ

飛天「え?え? 
治しちゃダメだった?」えええっ

 

 

男「そんな事は有りません!!」襖すぱーん!


たぬき「Σ!!」

 

粋「Σなんで乱入!?」ひいっ

家康「Σちょタヌキちゃん隠して隠して あああコレは私の趣味の焼き物ですうー!!」やけくそっ


九尾「いや 明らかに話は聞かせて貰ったの感じじゃろ

落ち着け 男共」こんっ。

 

 

男「すみません 目が見えないと その他の感覚が少なくなるので

ぶっちゃけ 野生動物なのは臭いで解ってました」

たぬき「Σへ」

 

男「あああ本当に 典型的なタヌキ顔。
見れて良かった 先生 ありがとう御座いますっ!!」

 


飛天「あのー 結局治して良かったの?「もちろん!!」

 


たぬき「え?え? 何がどういう?」あわあわっ

粋・家康「解らない。」首ふりふりっ

 


ダミアン「ひょっとして御主アレか。

茨木殿と似たような趣味の

いわゆるケモノ専
男「はい!!」

 

ダミアン「Σ食い気味即答!!」

九尾「いっそ清々しいのう」ほー。

 

 

男「そんなわけで!
たぬきさん! 結婚を前提にお付き合いお願いします!

なんなら自分 山に住みますんで!!」

たぬき「Σマジですかー!!」きゃああっ

 

 

 

粋「えっと。

 

おめでとう?」困惑っ

 

家康「なんか。
ほのぼのだと思ったらマニアな話になったけど

うん。良かったね」複雑っ

 

 


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白「Σえ。上手く行ったのか?」びっくり

テオドール「絶対ダメだと思って どんまいパーティの準備しておりましたのに!?」えええっ

 


粋「二人して何して ってこの垂れ幕偉く達筆なんだけど」まさかっ

 


彬羽「その、明るく吹き飛ばしてやった方が良いんじゃないかと思ってな」気まずっ

九尾「お前もかい。」こんっ

 

 

白「うまく行ったってどうなったんだ?

タヌキ 人に化ける方法でも覚えたのか?」興味津々っ

家康「えーと。

うわ 話しづらいなあ」苦笑。

 

 

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