小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月22日

 

 

 

【割烹 春一】

 

 

ひな「あのー お客さん
困るんですが」そのー


客「ええー?なんでよ
何も法律的に問題有る事してないでしょ

この店楽しくしようとしたげてるだけだし


えーと。庵ちゃんだっけ? んな緊張しなくても何もしないしー

ひな「いえ貴方の身が楽しい事になっちゃう5秒前ですんで
やめて下さい。
うちの店で事案とかやめて下さい」

 

 


白「また変なの沸いてるな」あーあ。

 

彬羽「だな。
最高に鬱陶しいが 
絡み方がウザいだけで セクハラ発言してくる訳でも、触ってくる訳でもないんで庵も殴り飛ばし辛いと言うか」

粋「うん、お前も殴り飛ばしたいんだな「体質に合わん」きっぱり

 

テオドール「奇遇に御座いますね。
私もああ言うの嫌いで御座います」くわっ

粋「Σそこまで!?」ひえっ

テオドール「私の様な陰キャには ああ言うウェーイは本質的に無理なので御座います
虫酸が走るっ」

 


彬羽「いや陰キャと言うか
お前は日光に当たれん日陰キャラと言うかな。」

粋「はいはいはい。日傘置こうな
生理的に無理だからって即鈍器は陰キャじゃねえと思うわ」どうどうっ

 


白「なあ、それより助けなくていいのか?」

 

 

庵「ごめん、厠。
大きい方」すっくすたすたっ

客「Σあ。はいっ」びくっ

 

 

一同(Σ強い!!)おおおっ

白「助け要らなかった」うん。

 

朱禅(Σいやうち食いもん屋!!) 

 

 

 


間。

 

 


白「あれ? あの煩いのまだ居るのか?」目擦りっ


粋「その煩い中で よく寝れんなあ」苦笑。

テオドール「年末に向けて 芝居小屋の方が忙しゅう御座いますからね。
お昼寝しないと体力もたないのかと」


粋「兄貴が体力持たねえって
俺仮にデビュー出来てもやっけてける自信無いんだけど」冷や汗っ

 

 

白「良し。町内五周走ってこい」

粋「Σ今から!?いや午後の部始まる始まる!」ひえっ


白「だな。雑用が遅刻とかめちゃめちゃ怒られるぞ
ほら、早くこなしてこい」しれっ

粋「Σこれ指導!? お師さんとしての教えなの兄上!」ひええっ


白「いやノリ」

粋「Σこのクソ寒い中誰が行くかああ!!」どちくしょおおおっ

 

 

テオドール「必死にウザいのから目をそらしておられますね」

彬羽「今年何回この店壊したか だからな。
トラブル起こさない様に気を使ってるんだろ」

 


ひな「あのーさすがに 他の客さんに迷惑ですので」

客「なんでよ?
ぼっち寂しそうだから 声かけてやってんじゃん?
お姉さんノリ悪いなー」

 


テオドール「また 言い方が絶妙に非難しにくい感じだから 
ムカつく事この上無しに御座いますよ」むう。

彬羽「いっそ なんぞやからしてくれたら叩き出せるんだがな」

 

 

客「てかさ。そっちの 派手な人等 何?芸人?

え?マジもん? ちょっとここで面白い事やってみてよ
はい、皆ちゅうもーく!」ひゃっはあ


彬羽・テオドール(あ。やらかした。)

 

 

白「は? プロに仕事頼むなら正規の手続き踏んで金出せ」

粋「うわ、ド正論」

 

客「えー。ノリわっる
ケチ臭い事言ってないで ちょっと空気読んでよ
ほらほら アンタのせいで場が凍ってるー」ええー。


白「いやそれ
楽しく遊んでるから 空気読んで商品タダで寄越せ。とか行ってるのと同じだぞ?」怪訝っ

 

粋「Σうおお 兄貴がマジでマトモに見える!」ひええっ

 

 

客「えー・・

うわ調子狂うなあ
単に 皆で楽しくやりたいなーって
うわ、そう言い方されると悲しいなー」ため息っ

 

テオドール「手前が言うかなので御座いますけど。」

彬羽「Σ落ち着け
五寸釘出すな!」どうどうっ

 

 

白「そっか。楽しくか。

お前は楽しい奴なのか?」

客「へ?

あー まあ。自分で言うのも何っすけど 回りからは賑やかで楽しい奴って言われてるって言うかー?」どやあっ

粋「マジで自分で言うかだよ」引っ

 


彬羽「ほう。そんなに面白いなら
1つ提案なんだが

ちょっとコイツを笑わせてみろ」

客「・・Σへ?」

 

彬羽「見ての通り この白髪、感情薄くてな
しかし感情は無いわけではない。

そんなに面白い奴なら 笑わせるくらい出来るかとな」

客「えー。ちょっと 何言ってんの この店員さん」えー。

 


白「空気、読まないのか?」

客「Σう゛」

 

 

 


テオドール「こう言う時の 彬羽さんと我が主のタッグは頼もしゅう御座いますねえ」ほー。

粋「つか兄貴
こう言う時 一気に舌戦強くなるよな」うわ。

 

テオドール「ああ、前に彬羽さんも申されておりましたねえ

あの方は 頭が悪いわけではなく、他者と関わらずに育った為 言葉の知識が余りない。
そして気分屋故に勉強する気もない。

なんで その気になれば めちゃめちゃキレッキレの頭良い方なのだそうに御座います。」

粋「Σうちの兄貴化け物過ぎねえ!?」ひええっ


テオドール「元から桁違いの魔王に御座いますよ?」

 

 

 


白「それ、何が面白いんだ?」じーっ

客「Σえ。ちょ この人やりにくっ!

なんで!なんで瞬きしないの!? なんで無表情のまんま虚無な目で真っ直ぐこっち見てくんの!?」ひえええっ

 

白「嫌なら早く 面白い事言って 笑わせくれ。疲れる」じとーっ

客「Σいやコレ無理いいい!!!」ひいいっ

 

 

 

ひな「どっちも迷惑行為じゃないけど
どうなのコレ」うーん。

朱禅「入ってきた客 笑ってるし良んじゃね?」うんうんっ

 

 

白「俺の勝ち」どやっ

彬羽「Σ待てこら!
とっさに加勢したが お前何処から計算だ!?」ぎょっ

 

粋「Σカラスが負けてる!?

うちの兄貴こっえええ!!」ひええっ

 

 

 

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