小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月19日

 

 

 


大嶽丸「ん? あの白髪の猫」

猫「んにゃっ」前足てしっ。

 

 

大嶽丸「お?なんだなんだ
ん?着いて来いって言うのか?

なんだ?コッソリ仔猫でも産んだの Σいだああっ!!」ふぎゃああっ

 

 


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大嶽丸「何だ ここ」きょろっ

 

 


にゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃー

大嶽丸「Σ何だこの猫まみれ!!」ひええっ

 

猫「にゃんっ。」前足ぽんっ

大嶽丸「Σ言っとくけど俺は猫は猫でも山猫の化物だからな!
普通の猫の集会になんか 連れて来られてもどうしたら良いんだコレ!!」えええっ

 


猫「にー?」 ええー。

大嶽丸「Σ何その 連れてきてあげたのに的な顔!
お前ホントに猫か!?」えええっ

 

 

ぶち猫「にあー?」

黒猫「なーな。」ちらっ

虎猫「んなーご。」じとーっ

 

大嶽丸「Σ!」はっ

 


猫「んなーな。」

猫トリオ「なーご」くるりっ すたすたっ

 


大嶽丸(なんか解らんがっ
不審者扱いされてたのか今

え。ホント解らんっ) ひええっ

 

猫「んなんっ?」

大嶽丸「(猫共に袋叩きにされる前に帰ろう)


ん?」 あれっ

 

 


来た道 ぽっかり焼失っ。


大嶽丸「Σ何でだああ!!」えええっ

 

 

猫軍団「Σにゃっ!?」ざわっ

大嶽丸「Σあ。いえ 何でもありません!!」あたふたっ

 


猫「にー。」くすくすくすっ

大嶽丸(Σコイツか! コイツの仕業か!?

まさかそんなっ いやあの魔王の猫だぞ
アレの傍らで変な進化遂げてたとしても何も不思議じゃ  


Σはっ!!)

 

 

猫「んなーな!」

猫軍団「なーーおっ!!」びしっ!


大嶽丸「案の定ボス猫かお前。」

 


猫「んなっ」前足びっ!

大嶽丸「Σ!」びくっ

 

猫軍団「なーお。」うんうんっ

大嶽丸(Σあ! 不審者じゃないから気にするな的な紹介してくれたのか
うわ助かる

 

じゃなく!!

さっさと帰して欲しいんだがっ)

 

 

キジトラ猫「すんすんっ」匂いかぎっ

大嶽丸「Σ!」びくっ

 

キジトラ猫「んー。

なーご。」尻尾ぴーん!

大嶽丸「Σ受け入れられた!?」えええっ

猫達「なーお」ぞろぞろっ

 

大嶽丸「Σえ、あの
うわああ何言ってるか解らんのにめちゃめちゃ話しかけて来るうう!」ふぎゃああっ!

 

 


間。

 

 


大嶽丸(変に受け入れられてしまったがっ

猫と山猫なんて 人間と猿くらい差が有るんだぞっ) げんなりっ


サバトラ猫「んなー?」

大嶽丸「いや言葉解らんから

あのすまん。気持ちは嬉しいが食べてきたのでネズミは要らん」

サバトラ猫「んな?」


大嶽丸「あ、通じないか
そりゃそうか。

しかし猫の集会って コイツ等こんなに群れる物だったのか?
人間が話すみたいに にゃごにゃごと」見渡しっ

 


ぶち猫「なうっ」

黒猫「にーにゃ?」


大嶽丸(めちゃ誘われてる気がするが 言葉解らんしな。

しかしコイツ等、ひょっとして 新参を仲間に入れようとしてくれとるのだろうか
だとしたら 何か悪い気が。)うーん。

 

 

黒猫「なおんっ」


大嶽丸「すまん。全く解らん
俺の事は放っておいて・・・」

ぶち猫「なん?」

 

 

大嶽丸「そう言えば 母上に散々言われたな
俺に足りんのは適応力、そして己と違う物を理解しようとする柔軟さ、積極性だと」ふっ。

黒猫「Σんな?」びくっ

 

 

大嶽丸「よし!
万一 猫に言葉が有るとすればっ

友好的な言葉を片っ端からメモっていき その言葉が更に何処で使われているかを調べて行けば 何を意味するかは解るはず!
それの繰り返しで猫語も解読出来るに違いないっ

 

よし! 猫共 どんどん話しかけてくれっ」メモスタンバイっ


猫「にーにゃ。(訳:今から?)」

 

 

 

 

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大嶽丸(ち、知恵熱がっ。)ぐったり

黒猫「なうー。」あーあ。

 

 

 

ぶち猫「んなーな」

キジトラ猫「んな!」

サバトラ猫「なーお!!」がうっ

 


大嶽丸「ん?何だ あいつ等 喧嘩か?」あれっ

 


猫「んなっ!」


サバトラ猫「んなーご!」シャアっ

キジトラ猫「フシャー!!」ふーっ

 

大嶽丸「Σえ。おい
なんだ どうした?」ええっ

黒猫「んなっ」地面ぺしぺしっ


大嶽丸「へ?」

黒猫「なーお。」地面がりがりっ


大嶽丸「何だ 図形?

お前賢いな」ふむ。

 


黒猫「んなっ!」地べたぺしっ

 


葵の御紋に 大きい✕印っ。


大嶽丸「Σ待て待て待て待て!これって まさか人間って事か!?」

黒猫「なうっ」こくこくっ

大嶽丸「Σいやお前 俺の言葉が解るのか!?」えええっ

 

 


猫軍団「なーお。」ゴゴゴっ

猫「んなーっ!!」がうっ

 


大嶽丸「え?待てよおい

まさか あの魔王の猫。
猫達が人間に敵意を持って 何ぞやらかそうと集まってるのを 俺に知らせようと」はっ

黒猫「なう。」こくこくっ


大嶽丸「解りやすくて助かるんだが
お前さては化け猫か?」

黒猫「にっ。」


大嶽丸「あ。化け猫だな
普通に指さし

Σうおうっ!?」びくっ

 

 

ぶち猫「なぁーお。」ゴゴゴゴゴッ

キジトラ猫「ふなーお!」鬼火ぼぼぼっ

 

大嶽丸「Σ待て待て待て!まさかここの猫全部!?」ひええっ

 

 

黒猫「フッシャアアア!!」

ぶち猫・キジトラ猫「Σなおっ!?」びくっ

 

大嶽丸「Σお前強いな!!」ひいっ

 

猫軍団「なーお」ぴりぴりっ

 


大嶽丸(そ、そうか
これは ただの猫じゃなく、化け猫の集まり。

そして人間に何ぞやらかそうとしていると
それをあの猫、飼い主達に教えてくれと 俺を連れて来たとっ)

 


猫「なーう」ぐるるっ


猫軍団「ふみゃーお!!」がうっ

 


大嶽丸「Σうお! 伝える前に多勢に無勢だぞ おい 白猫逃げろ!!」

 


火の玉ぼぼんっ!

大嶽丸「Σへ」


尻尾めりめりめりっ

ぱかっ! ふわさっ


大嶽丸「え。おい」あのっ

 


ずしんっ!


猫「フッシャアアア!!!!」ふぎゃーお!!


猫軍団「Σふにゃあああっ!!」土下座っ

大嶽丸「Σお前が1番えげつない化け猫か!!
いやボスならそうだな!そうだよなああっ!!」ひえええっ

 

 

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大嶽丸「お前 その猫をどんな育て方してるんだ?」おそるおそるっ

白「普通?」

 

猫「なあーん。」膝の上でごろごろっ

 


大嶽丸「普通  であんなんなるか?」ええー。

白「?」


大嶽丸「まあ良いか。
コイツの普通が普通のわけないし

しかし、自分で解決できるなら
何故あそこに俺を連れてったんだ お前」


白「あのな大嶽丸。
俺の猫は喋らないんだぞ?
大嶽丸「うっさい。 恐ろしくてこれ以上言えんわ」けっ

 

 

猫「にーあ。」ぴょんっ

大嶽丸「ん?」

 

 

白「あ。首の後ろ噛む真似してるな。

それ親猫が子猫運ぶ時の仕草らしいぞ
お前 子猫扱いされてるな」ぷっ。

大嶽丸「Σんなっ!!」むかっ

 

 

千様「えー 何々?
猫ちゃん 大嶽丸君のお母さん気分なの?
あ、お姉ちゃん?」あらー。

 

大嶽丸「Σ待てコラ!
世間知らずのガキに世間を見せてやったとでも言うのか
おい失礼だぞ!!」ふにゃああっ

白「だから 猫は喋れないって」むう。
大嶽丸「Σやかましわ!!」

 


猫「にゃんっ」くすくすっ

 

 

 

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