小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月6日

 

 


【割烹春一】

 


朱禅「へー んじゃ徳川忍って くノ一居ねえんだ」ほー。


挿音「親父がアレだかんなあ。
ほれ、くノ一ってのは何だかんだで その

・・まあ 年齢制限 的なよ」

 

ひな「意外と配慮する人ですね」あらー。

庵「ひなが見た目の割に色々耐性有りすぎんじゃないの?」

 

 

 

朱禅「そんななのに 今回は 女しか入れない尼寺の中がキナ臭えわけだ。」あーあ。

挿音「んだよ。
あー どうすっかなあ」ため息っわ

 

 


ひな「尼寺ですかあ。
あそこは男性はお坊さんでも入れませんしねえ」

朱禅「いっそ 飛天の薬で誰かに女化して貰って潜入とか「おう。燃やすぞ言われたわ」


ひな「なんで白さん選んだんですか」

挿音「火事になりゃ消火はしゃーねえとかって入り込めんだろがよ?」

朱禅「うわ。神も仏も無えわ この忍者」うっわー。

 

 

ひな「ん?

他に頼むって 忍のお仕事って
別に誰がやっても良いんですか?」あら?

挿音「あ?

あーまあ。本来は俺がどうにかしなきゃなんねえけど 場合によっちゃな。

確実に仕事こなせる奴じゃねえと勿論ダメだけどよ」

 

 


酒呑童子「なあ。アレなら行けんじゃねえ?」指差しっ

茨木童子「行けそうだよな」うん。

 


庵「おやっさーん。うちはそう言う店じゃないって言ってんでしょー?」

お客「Σあだだだだ 相変わらずいい尻してたんでってごめんなぎゃあああ!!」めりめりめりっ

 


ひな「庵さん。 お客さんの顔面掴んで持ち上げないでー」

 

 

挿音「よし。ゴリ   庵悪いけど頼むわ
金一封くらいでるからよ。」

庵「今思いっきりゴリラって言いかけたよね?」

 

酒呑童子「良いじゃねえかよ
お前なら尼寺程度で万が一って事ねえわ
おい店長 酒ねえぞー」ひっく。

茨木童子「お前禁酒は?
いやー 灯台下暗しだよな」うんうんっ

庵「居るんなら助けろ用心棒コンビ」

 

ひな「ちゃんと働いてくれないとクビですよー?」

 

 

 

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【尼寺前】

 


千様「さあ!皆初任務よ!
くノ一軍団 参るわよー!!」おほほほほっ

 

 

皐月「なんでこうなったん?」

 

庵「頼まれ事してる時に 運悪く千様が入ってきて」苦笑。

一二三「ノリノリになっちゃったんだべか」あちゃー。

 

皐月「さすがに幼児は無理有らへん?」えー。

一二三「時と場合によっちゃ子役は大事だべ」

 

 

 

千様「1度やってみたかったのよねー

ほーら。セクシー衣装作っちゃった」どやっ

庵「Σ作っちゃったって その布面積せっまい謎着物を!?」ええっ

一二三「千ちゃんが作れるワケねえべ。

テオさんが取っ捕まって 縫わされてるの見ただよ」

庵「Σ何やらされてんのあの子!」ひえっ

 

皐月「普段から谷間や何やほり出しとるからあんま変わらんなあ。」うーん。


千様「Σえ。そう!?

皆のもあるのに?」衣装びらっ


庵「遠慮します。」きっぱり。

一二三「セクシー衣装 おらが着たら色々アウトだと思うだよ」

皐月「いやどんだけ作らせとんねん。」

 

 

 

 

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粋「Σうお!お前手どしたの
包帯ぐるぐる巻きじゃねえかよっ」ぎょっ

テオドール「ちょっと量が。

それに針刺しまくったのより
何かこう 人として汚れてしまった感が」遠い目。


粋「Σ何があったのお前!!

ちょっと兄貴!テオがまたメンタルやられてるー!!」どたばたっ

 

 


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【尼寺】

 


尼「あの、まずはそのはしたない衣装では 当寺院内に入れる事はその」困惑っ

千様「Σしまった!お寺には不向き!!」がーん。

 

庵「むしろ何で行けると思った」困惑っ

一二三「そもそも忍装束丸出しで行っちゃダメだと思うべ」

皐月「進まへんなあ」うーん。

 

 

 


間。

 

 

 

千様「と言う事で 亭主がとんでもない奴でー
此処は女の味方だと聞いて駆け込んできたんですー」しくしくっ

一二三「おかーちゃん。」ひしっ

 

尼僧「はあ。

で、さっきのあの格好は「コスプレが趣味でついうっかりー。」

 

尼僧「・・あ、はい。
趣味は人それぞれですよね」引。

 

尼A「で、こちらの方々は?」


皐月「妹や」ふんぞりっ

庵「お、おねーちゃんの旦那が私達にまで手出そうとしてきたんで そのー」えーと。

 

尼B「Σまあ 何と言う!
それは怖かったでしょう

もう大丈夫ですからね!此処には男は入れません
何も怖く有りませんよっ」よしよしっ

 

庵(いや微塵も似てないだろとか 1人だけ関西弁とか その辺ツッコミ無し?)ええー。


皐月「ちなみに私が二番目のお姉ちゃんや。」


尼AB「Σえ」

 


庵「うん。複雑な家庭なんです

尼さん達を混乱させないで お姉ちゃん」ひきつり笑いっ

 

 


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皐月「いやー。うまい事潜り込めたな」わははっ

千様「ねー。案外うまく行く物ねー。
じゃあ、後は目立たないように

あら?いおりんは?」きょろっ

 

 

庵「何で尼寺に男おるんじゃ曲者おおおー!!」だおりゃああっ!

男「Σぐぼはあああ!!」

 


千様・皐月(Σ目立たない様にって言ってんのにドロップキック!!)ひえっ

 


尼僧「Σこらああ!!
違うの!その人は良いの!!」どたばたっ

庵「え?でも此処には男は入れないってさっき

って事は曲者なんじゃ?」

尼僧「Σ曲者って何!?
何と戦ってんのこの子!!」

 

 

皐月「ん?ちょい待ち

千ちゃんに勢いで引きずられて来たけど 
私等此処で 何調べるん?」ひそっ

一二三「へ?
あー そういや。

 

何だべ?」


千様「んーとそれはー。

あ、さすがに 町中で話すのはって書面で貰ってたのよねー
ちょっと待ってね」

 

皐月(コスプレ優先で内容確認して無かったんかい。)

 


千様「よいしょ」

胸に手突っ込み ずぼっ!

 

 

皐月「ごめん どついてエエ?」

千様「Σなんで!?」

 

一二三「皐月ちゃん
おら達のポジションは ロリ可愛いだよ。」よしよしっ

 

皐月「ま、エエわ

で何て書いとん?」ちっ


千様「えっとねー

あら?」

 

ぼろっ ぼろろろっ


ばららぽそっ!

 

一二三「Σお手紙溶けた!?」ひえっ

千様「しまった! 忍が使う特殊な紙っ

水分与えるとモロモロになって崩れる奴使ってんだったわ あいつ等!!」はっ!

一二三「Σ動き回って汗かいたんだか!」はっ

千様「くっ!誤算だったわ!」くううっ

 

皐月「よし。いおりん帰るで
付き合ってられんわ」すたすたっ

庵「Σへ!?」

 


千様「Σあああ皐月ちゃん 見捨てないでええ!」

皐月「Σやかましわ!
金一封でも何でも 報酬出す言うてる以上商売やろ!
ふざけ倒して仕事に手ぇ抜くのは好かん!!」くわっ

 

庵「よく解んないけど 皐月の商人の血が滾ってる?」うわー。

一二三「実はだな 
かくかくしかじかでだな」耳うちひそひそっ

 


庵「すんません。実家に帰ります」ぺこりっ

尼A「Σ帰る所有ったの!?」ええっ

 

千様「Σいやー!折角入り込んだのに荷造りまでしてっ」ひええっ

 

尼僧「入り込んだ?」ん?


千様「Σしまった!!」はっ!

一二三「千ちゃん
壊滅的に くノ一向いてねえだよ。」

 

 


尼僧「Σさてはお前達! この寺の秘密を探りに!?
どこの手の者かっ!!」ずざっ!


皐月「あ、ヤバイんこの寺自体やったんか」

 

尼僧「Σしまった!!」

庵「こっちも自爆系かあ」ドン引きっ

 

 


尼僧「くっ!

こうなっては外に出すわけには行かぬ!
お前達!!」くわっ!


男達「うっす!」わらわらわらっ

 

千様「え。 基本男って入れないんじゃ?

例外多すぎない?」きょろっ

 

皐月「せやな

 

はー そう言う事か。
慈善寺にはある程度幕府から金出るしなあ
こんな生臭バレたら そらしまいやなあ」ほー。


尼僧「Σ何このちびっ子!?

ええい!やっておしまいっ」

 


男A「嬢ちゃん恨むなよ!」

男B「大人しくしときゃ痛い目見ねえから

Σえ゛」

 

ぐりんっ

 

ずずんっ!!


男AB「Σうごはっ!?」げふっ

 

 

尼僧「Σあのちっさいの!

一瞬で大の男2人をひっくり返した!?」ひええっ

 


皐月「あのおかっぱばっか目立ちよるけどな

私かて 途中までとは言え 暗殺者として一緒に育てられてんねん
柔よく剛を制せば こんくらい武器も要らん」ふんっ

一二三「Σかっこええだああ!!」拍手ぱちぱちおおおおっ!!

 

千様(あら?
皐月ちゃん ある意味リアルくノ一?) あらー。

 

 

男C「Σくっ!あのちっさいのは駄目だ!」たじっ!

男D「他のを捕まえろ他のを!
ほれあのガキとか!」

男E「よしっ!ほーらお嬢ちゃん 怖くないからこっちおいでー」

男F「あっちのボインボインしたのは任せろ!
むしろ任せてくれっ」どきどきっ

男G「いやああ言うのは一番油断したら危な

 

千様「多い多い。
尼寺に野郎どんだけ連れ込んでんの」 うわ。

 

 

庵「生臭いにも程があるわああ!!!」ふんっ!

みしししっ

地蔵ボコッ!


皐月「あ。凄
あの立派なん引っこ抜いた」わお。

尼僧「Σ罰当たりな!!」ひええっ

 

 


庵「おどれが言うなああ!!」


地蔵ドゴーン!!

男達「Σぐっはあああ!!!」


一二三「Σ ゴリ 庵ちゃーんっ!!」ひええっ

 

 

 

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千様「と言う事で 任務完了よ
アタシ達 凄いでしょ」どやあっ

挿音「おう。聞く限りお前足しか引っ張ってねえけどな」キセルふーっ

 

千様「やーね。
くノ一と言えばお色気要員

挿音「マジで役立たずじゃねえかよ」


千様「Σどう言う意味よ!!」むかっ

 

 

 

家老「と言う事で

あの者達なら くノ一と言っても 天海様が危惧される様な事にはならんのでは無いのですかな?」

魄哉「いえ、あの人達を正式に公務員とかにしたらそれこそ

てか、忍が江戸城の庭で 大っぴらに報告会してる時点でどうなんですか。」困惑っ

 


徳川忍軍一同(Σすんません!うちのお頭もです!!)ひええっ

 

 

挿音「ったく。尼寺が生臭え女の巣窟になってるなんつーから 説明もしづれえわ

こんなのに頼るしかねえとか なっさけねえわ
ちゃんとしたマトモなくノ一部隊作った方がまだ良いんじゃねえのかよ」ったくよー。

千様「解決したんだから結果オーライじゃない」むっ

 


皐月「ちゅーか。
ガラ悪い癖に ホンマ変な所気い使う奴っちゃな」

庵「うんうん。思春期かっての。

最初からハッキリ説明してればややこしくなんなかった 「煩え。地蔵や仏像片っ端から鈍器にしやがって 
ドタマもげててビビったわ。マジでバチ当たんぞお前」

 

 

家老「良い人材だと思うのですがなあ」

魄哉「いえ、まず忍んでませんからね?」

 


杜和「ならばっ!
シャイな兄様が話しやすい 可愛くて強い女子

つまり 私の出番ですわねっ!!」どやあっ


庵・皐月・千様「Σ杜和ちゃん!?」ぎょっ!

 

 

 

徳川忍A「Σえ!お頭の妹様っ!!」えええっ

徳川忍B「Σうっそ 可愛いっ」おおおっ!


杜和「おほほほほほ!
どうです兄様っ
これなら どんな任務も相手を骨抜きに

挿音「却下。」

杜和「Σえー!!」

 

挿音「当たり前だろ
妹を くノ一なんぞにしてえ兄貴が居るかよ
つーか 嫁入り前の娘が足出してんじゃねえぞ」ったくよー。

杜和「Σあ!愛ですのねっ
やだ私嬉しいですわっ」きゃっ

 


皐月「私等ならエエんかい」

千様「このムッツリシスコン。」けっ!

 

 


家老「いやあの子も良いですな
くノ一コスプレまでして やる気満々
いやー 実に良い!」うんうんっ 

魄哉「あの 
ひょってして 単なるくの一マニアですか?」冷や汗っ

 

 

 

杜和「良いんですのよ 兄様の為なら危険な任務の1つ2つっ

てか嫁入りとか 私は兄様のお嫁様に嫌だ恥ずかしいっ」きゃっ

皐月「兄様聞いとらんで」

 

 

挿音「くるあ野郎共!

ぼさっとしてんじゃねえぞ
部外者入り込んでんじゃねえか 警備しろ警備!!」オラオラしっしっ!

庵「その部外者 お宅の妹さんだけどね。」あーはいはい

 

 

 


家老「おお。しかもお兄ちゃん子属性と
いやあの娘良いですなー。」はっはっは


魄哉(くの一部隊だけは 何があっても絶対作らないでおこう。)げんなりっ

 

 

 

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