小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月25日

f:id:t00c:20211123105430j:plain






家康「風が強いねー うわ寒っ!」ぶるっ

千様「ねー。 こんな日は家の中でゴロゴロしてるのが1番」



白「俺もゴロゴロしたい。」むすっー

彬羽「黙れ。怠惰で権力保てると思うな総大将。」首根っこひっ掴みすたすたっ

テオドール「朧車さん到着しましたよー
風が強くなる前に早くとの事で御座います」手ぶんぶんっ

粋「まーたあそこか。」ふかーいため息。




家康「・・妖怪側 なんかあったらしいね
あいつ等も大変だ」うわあ。

千様「面白そうだしアタシも行こーっと」すたすたっ

家康「Σアクティブ!!」







ーーーーーーー



【朧車内部】


ガタゴトがたたっ!


粋「めちゃ揺れるんだけど大丈夫なのかよこれ!」ひいいっ

テオドール「横風が強う御座いますから Σあだっ!」
がたんっ!

彬羽「気を付けないと舌噛むぞ」


テオドール「うう。自分の血まずっ」だらだらボタボタっ

粋「どんだけ思いっきり噛んでんだよ」うわ。

千様「吸血鬼って 歯が尖ってるからこういう時危ないわねー」あらあらっ


白「朧車 体の中汚してごめんな。」あーあ。

一同(Σやっぱ体内なのか此処!)



テオドール「で、今回は何処のどちら様のやらかしに御座いますか?」ぼたぼたぼたっ

彬羽「お前大丈夫か」引。


粋「遠野の八十八狸だよ
手紙が来てさー」げんなりっ

千様「あら?そこって前に 人間は敵じゃーとかってポンポコ反乱起こして無かった?」

粋「だから前に俺が1人放り込まれたんだよ」むすーっ

テオドール「?」

彬羽「狸ってのは相撲が好きだからな
人にちょっかいかけるなと言うのなら 一族の狸全員相撲で負かしてみろとな。」

テオドール「Σ狸相手に乱取りぶつかり稽古で御座いますか!?」えええっ

粋「おうよ!すっげー獣臭かったわ!!」床だんっ!

白「朧車に迷惑だからやめろ。」むう

千様「問題そこなの?」




粋「だってよ! ちゃんと向こうに合わせて全員のしたのによ!
あいつ等逆ギレして オバケに化けて百鬼夜行だこのまま人間の里に攻め込むぞーっとかって
色々酷くね!?」

千様「あー。そりゃオバケ苦手な粋君にはキツいわ」あーあ

テオドール「それでどうしたのですか?
御一人だったのですよね?」ハラハラっ



粋「Σあれっ記憶が無い」はっ



千様「えーと?」ちらっ

彬羽「そんな事もあろうかと山のカラス共見張りにつけてたからな。」

テオドール「彬羽さんもそこ止めないので御座いますね」ああうん。

白「バカラスも俺もその日 普通に仕事だったし。」

千様「あーそりゃしゃーないわ」うん。


テオドール(結構気軽に降臨するので御座いますねえ
隋獣 勾陣。)ふむ。

粋「やっべ最近記憶飛び過ぎる
1度飛天に見てもらった方が良いかな」うーん。

彬羽「気にするな
お前の兄貴を見てみろ 3分前の事も覚えて無いぞ」きっぱり。

粋「・・・あー

俺 全然大丈夫だわ「泣かすぞ。」




千様「はいはい。こら走ってる車から人落とさないの

てか気になってたんだけど。
なんで八十八狸? 八十八歳とか?」

粋「Σいやいやさらっと!!」朧車にしがみつきっ



白「確か (自主規制)拡げると畳それくらいの枚数入るんじゃなかったっけ?」えーと。


千様「・・・そう。」ドン引きっ

テオドール「あの、女性の前でそういうのズバリ言うのはどうかと」


粋「Σそうなの!?」えええっ

彬羽「いや色々混ざってるな。
普通に部下が八百八 つまり山ほど居る狸って事だ」




ーーーーーーーーーーー



【遠野】




狸達「Σぎゃあああ燃やさないでえええ!!」ひいいっ

粋「Σいきなり何!?」



八百八狸「遠い所をすみませんなあ」よぼよぼっ

千様「あら?何か思ってたのと違う」


白「爺ちゃん元気か?
あ、土産に干物持ってきたぞ」

八百八狸「おおお!これはあああっ」歓喜

テオドール「山奥じゃ貴重に御座いますよね」成る程。

粋「ん?友好的じゃねえ?
なんか問題あんの?」ちらっ

狸達「Σ!!」びくっ

粋「Σだから何で!?」


彬羽「だな。確かにお前以外には友好的だ

で、狸爺、手紙に書いてあったのだと」

八十八狸「いやそれが お恥ずかしい
その通りですじゃ
ワシも老いた そろそろ跡目をと思っておりましたら」ため息。




ずしんっ!


一同「Σ!?」



八百八狸「家出しとった愚息が帰ってくるなり、従うかどうかは己の目で見て決めると聞きませんで 」はーやれやれ。

息子狸「我が道は我が目で見定める!!」くわっ

どーんとそびえ立ちっ



テオドール「狸なのにシロさんみたいに御座いますね」うわー。

粋「つか何? 犬科ってでかくなりやすいの?」えええっ

千様「あー。犬神君も大きいわよね」のほほーん。



息子狸「Σもうちょい驚くなり恐れおののくなりせんか!!」しゃあっ!

白「知り合いにもっとデカい犬居るし」きっぱり。

息子狸「Σ何い! そいつと相撲とらせろ!!」むかっ

テオドール「犬神さん子犬に御座いますし」えー。

息子狸「Σ子供でそれ!?」えええっ





千様「ご子息 ちょっとお馬鹿さん?」

八百八狸「脳ミソの分も図体が育ってしまった様で。」ふかーいため息。

彬羽「微塵も反論無い辺り かなり苦労してるな」察し。



粋「え?ちょい待てよ
見極めるって まさかコレと相撲とんの?」嫌な予感っ

白「だな。これだけ両側の野次馬居たら言い逃れも逆ギレも出来ないし」しれっ

粋「Σ無茶にも程が有る!!」



息子狸「は? 弱い者虐めする趣味ないわ
おいこら そこのお前
お前が1番でかいな! お前勝負しろ」指差しっ




一同(あ。死亡フラグ。)


彬羽「構わんが 俺が勝てば手前も大人しく傘下に入るんだな?」

息子狸「いやそうなんだけど。 なんでんな余裕なんだよ」困惑っ



テオドール「救急箱お持ちすれば良かったのでしょうか」ふむ。

千様「大丈夫じゃない? 彬羽君動物好きだしー。」




八百八狸「じゃ ちゃっちゃと
のこった。」ほれ

息子狸「Σ親父適当過ぎ!!」

白「前見た方が良いぞ」

息子狸「Σえ」





どむっ!!

息子狸「Σぐほっ!」


ズテゴロどしゃあああーーっ!!!

一般狸「」





しーん。



テオドール「お腹の肉が衝撃波で波紋みたいになって御座いましたね」うっわー。


彬羽「確か 相撲の技には鉄砲だか突っ張りだかあったろ?」

千様「鉄砲てか 大砲ね」あーあ。




粋「Σ土俵から出しゃいいのに此処までやる!?」えええっ

彬羽「そもそも回し掴むにも腕回らねえだろ
組み合えねえならコレしか無いだろが。」

粋「Σいや加減!!」




白「お前が指名したのが勝ったし 納得したか?」ちょいちょい

息子狸「いやちょ 待って」ぷるぷるげほっ


彬羽「念の為言っとくが
俺は副官だ つまりこのアホ面白髪はもっとヤバイぞ」

息子狸「Σすんません従いますうう!!」ひいいっ



千様「あらさすが頭脳担当
エグいわー」

粋「そっか。あいつ本来頭の良さが売りなんだよな」ドン引き

テオドール「Σへ、白さんてあれ以上の馬鹿力なんですか!?」えええっ

粋・千様「まともに当たらないだけだけ。」いやいや


彬羽「時にはハッタリも大事だ」しれっ

白「実際喧嘩しても負けないけどな」




白「・・・。」

彬羽「・・・。」


じりっ。



八百八狸「あの、他所でやって貰えませんかの」




彬羽「まあ何だ
二代目も納得した様だし

やるなら続きは帰ってからだな。」ふんっ

粋「こいつも頭大概じゃねえ?」



白「ま、いっか

とにかくよろしくなデカ狸」腹ぺちーん。

息子狸「Σぐはっ!わざとやってる!?「結構。」うん


八百八狸「すみませんが、息子をよろしく管理お願いします」深々っ

千様「お爺ちゃんも大変ねえ」なでなで。

粋「姉ちゃん 他所の爺ちゃん撫でちゃ失礼だろ」

千様「可愛い狸にしか見えないんだものー」のほほんっ





ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー




魄哉「で、喧嘩の原因は?」くわっ

家大破っ。


白「狸が 「は?」




粋「よくよく考えたら 勝負で白黒つけるって兄貴達も狸と大差ないよな」

テオドール「あー。 確かに」苦笑。

魄哉「彬羽君まで一緒になって何してるんですか!!」くわっ

彬羽「すまん。頭に血が上ってその」たじっ


一同(むしろそっちが元凶 )うん。










八百八狸「干物うまいぞ 息子よ」ぷるぷるっ

息子狸「Σ今物食えんわ!」うぷっ





>サイトトップに戻る