小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月5日

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一二三「じゃーんけーんー!」ぐぐっ


蒼月「ん?」



一二三・白「ぽんっ!!」


白「また負けか」むう。

一二三「やったー!15連勝だべっ」わーい。


家康「雨で外出らんなくて暇らしいよ」

蒼月「いや。気持ちは解るけど 15って」うわあ。



粋「え?マジ?兄貴じゃんけん弱いの?」

白「そんな事ないぞ
ほらじゃんけんぽん」

粋「Σへ!? ぽ、ぽん!!」パー。


白「な? 一二三が強すぎるんだ」チョキ。


一二三「じゃんけんは心理学だべ。」よい子の心理学絵本っ

蒼月「バカラスの奴 この子の育成方法間違えてない?」

家康「いや一二三ちゃんが好奇心旺盛なんだよ
彬羽も聞かれて知らないとか言える奴じゃないし」うーん。


粋「心理学?」

白「えっと。 なんだっけ?
いきなりだと力入ってグー出しやすくって、反対に余裕とか、相手に敵対心無いとパーで
おちょくってやろう 引っ掻けてやろうだとチョキ だったっけ?」

一二三「だいたいそんなだべ
相手の性格と 負けてるか勝ってるかで その辺判断するだよ」


一同(Σ幼児に頭脳戦で負けてる!?)

白「難しいな」うーん。

一二三「慣れれば簡単だべー」にっこにこ。





魄哉「あの、お楽しみの所すみません。
お暇なら数人手を貸して貰えませんか?
妖怪温泉の方が春の御旅行とかで予約が多くてお客裁ききれるかとSOS来まして。」

挿音「なあ、コマの奴なんでブルブルしてんの?」

魄哉「兄妹機からSOSひっきりないのでマナーモードです」

挿音「は?」



粋「あ、そっか。 あの温泉の従業員って全員コマの兄妹機なんだっけ」

白「手伝うって何をだ?」

魄哉「えーと。力仕事でも飯炊きでもとにかく人手が欲しいって感じですね
ので、出来るならご助力お願いしたく」既に割烹着っ

家康「お前は厨房なんだね

じゃ 私らも行こっか どうせ皆暇だし」


魄哉「お願いします。やることは其処らの従業員に聞けば 案内してくれますので。」よっこらっしょっと。



千様「入り口アンタの部屋の押し入れなの いい加減何とかなんない?」

魄哉「つけ直すのめんどいんですよ」



蒼月「ねえジジイ。手伝ってあげても良いけどさー」

魄哉「なんですか?」ちょっと警戒っ


蒼月「温泉卵作って良い?半熟の奴。」真顔っ

魄哉「・・どうぞ。」



粋「Σぜーーったいバイト代 とんでもねえ額請求すると思ったのに!」

家康「冬明けで栄養欲しいんじゃない?」

白「暇だし行くか

あれ?畳破って出てきた竹 まだ生えっぱなしだったのか」




鏡子「もうほぼ竹の部屋と化しております
皆さん 行ってらっしゃいませー」鏡の中から手ふりふりっ

挿音「おー頑張れよー」ふりふりっ、


鏡子「・・挿音さんは行かないので?」あら?

挿音「物騒な事以外で役に立つ自信ねーもん。
キセルすぱーっ





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ハチ(コマの兄妹機)「カタカタカタ!!」帳面持ってどたばた

チロ(コマの兄妹機)「カタカタカタカタ カタタタッ!!」頭かかえっ

その他コマの兄妹機多数「カタカタカタカタカタカタカタカタ



粋「Σなんで皆同じ顔!?」ひいいっ

魄哉「実は僕デザインのバリエ少ないんですよ」ふっ

家康「知っちゃ居たけど こんだけフルで同じのひしめいてたら怖いねえ」ちょっと鳥肌っ


千様「で、なあに?何で頭抱えたの?ちょっと見せてー」

チロ「カタタッ?」ホッ


蒼月「お。千ちゃん早速
何か 薬湯一覧とか書いてるね」ふむ。



千様「ちょっと彬羽君呼んで来るわねー」すたすた。

魄哉「Σあの子とシロ君は本日バイト中です!
解らないならやらなくて良いですから!!」


白「そうか。とても指示しきれないか
どれがどこのか言ってくれたらパシりくらい出来るぞ」

チロ「Σカタタッ!!」おおっ

粋「兄上 毎度会話どうやってんすか」

白「ノリ。」



家康「あれ、これカラクリと会話できない私達役に立てなくない?」

魄哉「大丈夫です。発音が出来ないだけでこちらの言葉は皆理解してますから
コマみたいに筆談で会話も出来ますよ」


家康「あ、成る程

じゃ、そこのカラクリちゃん 私何をすればいいかな?
パシり系なら出来るよー」

タロ(コマの兄妹機)「カタッ? カタタタ」筆談書き書き



家康「ふむふむ。2階の大浴場横のザクロの間ね
そこのシマちゃんにコレ持ってってそのまんま作業手伝い。と 了解。地図もありがとね」たたっ

粋「家康 こういう時早えよなー」感心っ

白「だな。 お前も真似してその辺のに聞いて来い」

粋「ん?兄貴は?」



白「薪割り頼まれた。」

粋「からくり達 見る目有んなあ」うわあ。

千様「室内でお仕事頼んだら迷子放送待ったなしだものねえ。」うん。


魄哉「さて、では僕は厨房手伝ってきます

あれ、蒼月君?」きょろっ




白「向こうで温泉卵作ってるぞ」指差しっ

粋「Σ手伝う気ゼロかよ!」



千様「じゃ、アタシいい笑顔で入り口でいらっしゃいませしてねって頼まれたから行って来るわー」おほほっ


魄哉・粋(それしか頼めないと判断されたのか。)


一二三「おらに出来る事ねえべか?」

ハチ「カタタタッ」うーん。



魄哉「子供働かせて良いのか困惑してるので、お客さん見たら可愛く挨拶お願いします」

一二三「はーい。」挙手っ





間。






石燕「魄哉さーん、また鬼門閉じ忘れっすよー
家の中ヤバイのゾロゾロ出てきて あれ?何してんすか?」

白「薪割り。
それよりお前 人間が単品でここ入ってきたら危ないぞ」むう。


石燕「向こう居ても大概危ないっす
町とかに行かない様 与一さんが無双してくれたんすがねー、キリ無いっすし
内側からしか閉め方解らないんで 入ってくるしかなかったんすよー」

白「お前人間だよな?」薪ぱきんっ

石燕「素手で薪割る人に言われたくないっす」

白「割ってない 裂いてる。」

石燕「いえ。そっちのがヤバイっす」



白「そうかな。
ま、いっか。 とりあえずコレくらいで良いか聞いてこよ お前も危ないから一緒にな」

石燕「お手伝いしてんすか? 感心っすねえ」すたすた





粋「全部同じでどれがどれか解らないいい!!」だあもうっ

家康「トラちゃーん!トラちゃんどれ!?あ。違う今回はハチちゃん? えーとえーと

あああ夢に出るうううっ!! 」

からくり軍団「カタカタカタカタカタカタカタカタ」



石燕「何してんすか。このヒト達。」

白「ホント何してるんだろうな。」うん



粋「ああああ兄貴!無理!マジで無理!!
誰から誰に指示聞いてって言われたかももう解んねえよっ!!」ひいいっ

石燕「メンタルに来てるっぽいっすね」あーあ。


家康「お前普通に通訳やって!この子らの見分けも付 Σうぎゃ」ずる頭ごちん!

白「足元石鹸有るぞ 遅いけど。」




粋「あー せめて1体くらいコマならなあ
見た目同じでも 馴染みが有る分気持ち楽だし
見分けも付くしっ 」



コマ『嘘をつけ。』筆談っ

粋「Σお前コマ!?」あれっ

白「見分けついてないな。」うん。

石燕「むしろ なんで解んないんすか?」

家康「いや解る方がおかし あれ、石燕ちゃんいつ来たの?」

石燕「ちょっと流れで

なんか忙しそうっすしあっしもお手伝いしやすか
Σうお!」
かくんっ

びたーん!!


白「石鹸も無い所でつまづいてコケたな。」うん。

粋「怪我すっから一二三の遊び相手でも頼むわマジで。」


家康(あれ、助っ人私含めほとんど使えない??)はっ




ラクリ達ぴたっ。




家康「ん?」


ハチ「・・カタッ」




ラクリ一同『カタタタタッ カタカタカタカタカタカタカタカタッ!!』目からフラッーシュ!!


粋「Σぎゃー!何々なにいい!!!」ひいいっ



白「置き引きだ。総員警戒って信号出してる」

家康「Σ怖すぎて泥棒よりこっちのが気になんだけど!!」




白「玄関の方 こっちか」だっ

粋「Σ兄貴!そっち便所ーっ!!」


家康「ああもう私が玄関の方見に行く!
方向音痴回収してて

Σん!?」


コマ『どうなされた?』筆談。




家康「私の懐の銃 知らない?」冷や汗ダラダラっ

コマ『マジか。』筆談っ



家康「Σあああ!そう言えば 途中何が何だか解らなくなって邪魔臭くてその辺に上着ポイって!
一緒に放り投げたかもっ!!」ぎゃー!

コマ『取り扱いが粗すぎです』筆談。

家康「ヤバイヤバイヤバイっ天海に半殺しにされるっ」がくぶるあたふたっ





コマ『いえその心配は無いようです』筆談っ

家康・粋「へ?」



コマ『玄関ホール付近にて ハチが目撃したと通信が有りました。』筆談ぴらり。

家康「え、あの 玄関てまさか」嫌な予感っ





ーーーーーーーーー




【玄関ホール前】





石燕「くおら!見てたっすよ! そこのコソドロ両手を上げるっす!!」家康の銃構えっ

妖怪コンビ「Σ火縄っ!?」ひいいっ



一二三「石燕さん。なんでんなもん持ってんだべ。」びっくり。

石燕「落とし物コーナーにぶっ刺さってたんす。」

チロ「カタタッ。」手ぽん。

一二三「オモチャと思って落とし物箱に突っ込んだんだな」あちゃー。



石燕(さて、どうしようどうしよう
勢いでやっちゃったは良いっすが コレどうやりゃいいんすか
火を付けなくても発砲いけるんすよね? 威嚇で一発くらい撃った方が?)うーん。




魄哉「皆さん大丈夫ですか!?

え?あれ?これ何の騒 Σげ!」びくっ




妖怪コンビ「おい。あいつアレ撃てねんじゃね?
今のうちに早くとんずらした方が」ひそひそ



石燕「Σ!
動いたら撃つって言ってんしょうが!!」くわっ


魄哉「Σちょ お客さんすみませんどいてください!
ダメですーーっ!! 何の訓練もしてない人がそんなの撃ったら腕が使い物にならなく






白「じゃんけんポイ!」

石燕「へ?」思わずパー。


千様「危ないでしょおおおお!!」銃蹴り上げっ!

石燕・妖怪コンビ「Σぎゃあああああ!!!」びくううっ







魄哉「あー。 寿命が縮むかと」へたっ。

家康「私コレでも めちゃ体鍛えてるんだよねえ
石燕ちゃんだと反動で指とか腕折れちゃうよね」やっとこ追い付きっ



白「よし。勝った。」チョキ。

一二三「おおー。じゃんけんの心理学役に立ったべ」ぱちぱちっ



千様「ダメよー素人が銃バンバン撃っちゃ
頭ぶち抜くわよ」ぷんすか!

石燕「Σご自分はいいんすか!?」ひいいっ

千様「もうやんない?」

石燕「やんないんで銃口下げて貰えやせんか!?」ひいいっ



粋「おーいコマ 犯人捕まえたぞー。
って コマどれ?」えーと。



一二三「けど、なんでパーだべ?
力んでる石燕さんなら 普通グーでねえだか?」

白「ビビりまくってたから ホントは離したいんだろなーって」

一二三「Σなるほどだ!」おおっ





魄哉「あの、ドヤってる所悪いんですが
なんで白君は厠のラバーカップ持ってんですか?」

粋「あれラバーカップっての? 便所詰まったらカッポンカッポンする奴。」



白「犯人に投げつけようかなと思って。」

魄哉「嫌がらせ以外の何者でもありませんね。」


妖怪コンビ(Σ捕まってて良かった!!)ひいっ






蒼月「あれ何? なんかあったのー?」ほかほか。

家康「なんでお客様になってるのお前。」

蒼月「は?何の事?」ほかっ





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