小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月23日

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蒼月「あー。今日ぽかぽかして暖かいねー

やっと冬も終わりかな」のびっ



家康「ぶえっくし! はっくしゅん!! 」ずびー

蒼月「あ、台無し」イラッ


家康「仕方無いでしょ!花粉症なんだから

ぶえっくし!!」

蒼月「アンタ鳥アレルギーやらハウスダウトやら忙しいよね 汚いよ」

家康「私のせいじゃな ぶえくしょお!!」
蒼月「Σ手で覆うか横向け!!」



千様「蒼月君、話しかけなきゃこっち向かないわよ」

シロ「家康もだ。くしゃみが出るなら返事せんでいい」

家康「ふひゃ」鼻ちーん。

小太郎「らじゃ だって」

シロ「だから鼻かんでから話せ」





粋「んな辛いなら飛天辺りに花粉症の薬作って貰ったららどうだよ?
あいつ漢方派だから体に優しいしよ」


白「漢方ってそうなのか?」

魄哉「いえそれ単なるイメージですね
漢方でもキッツイ奴はキッツイです

天然由来のトリカブトの効き目を見れば解りやすいかと」


家康「なんで毒を例えに出すの?」

魄哉「毒も使い方次第で薬になるんですよ」



家康「・・トリカブトはどう使ってもトリカブトじゃ?」ずびっ

シロ「悪いものを取り除くのに使う か?」ふむ

家康「Σ不穏極まりない!!」


白「トリカブトって何だ?」

粋「えーと。 猛毒の草?」うーん。




家康「おおおお願いだから うっかりキレて一服盛らないでね!」ひいいっ

魄哉「あっはっは。うっかりキレさせなきゃーいいんですよー」

小太郎「なんで逐一精神逆撫でしちゃうのかなあ」わおんっ

シロ「もって生まれた性質だろうな」うむ。



蒼月「てかさ。前々から思ってたんだけどさ」

魄哉「はい?」


蒼月「今って実質幕府動かしてるのジジイじゃん?
んで、バカ殿は影武者もお飾りで置いてるだけでしょ
いっそサクッと下剋上しちゃえとか思わないの?」


家康「Σ本人の目の前でやめてくれる!?」



魄哉「はあ、まあ確かに 実質そんなではありますが」持ち帰りの書類の山じーっ

家康「Σいやいや揺らがないで!!」



シロ「ふむ。しかしだ
考えたら確かにそちらの方がややこしくないかもしれんな」

家康「Σえ。ちょっとお前まで!?」

シロ「そもそもお前は 将軍職やその肩書きに執着するタイプに見えんのだが」






家康「あ。確かに執着ない」あっさり

粋「Σそんなんで良いのかよ!?」

家康「いや だって元々が荒れまくった国どうにかする為の担ぎ上げられての殿様だし

平和なら結構なんでもいいかも」


小太郎「Σ軽っ!」

家康「いやいや。こんなんでなきゃー 天下取りとか出来ないってホント」

千様「殿に負けた武将の人達が可哀想だわ」うわあ。


家康「て、事で 天海 将軍やる?」へらっ

魄哉「張り倒しますよ。」






家康「な、なぜに?」びくびく

魄哉「そんなもん要りませんて!動き辛くなるでしょうが!!
てか通りすがりの彬羽君を盾にすんじゃありません!!」くわっ


彬羽「また家康が何かやらかしたのか。」ため息

シロ「相変わらずの洞察力だ。」うむ

白「俺でも解るぞこんなの。」





間。







彬羽「つまり、将軍職の押し付け合いか。」ため息

千様「平たく言うとそうなるわねー」



魄哉「だいたいトップとか表立つと色々やりにくくなるんですよ

No.2くらいで好き放題やるのが一番いいんです。」ふんっ

粋「あの。なんかドス黒いもん漏れてんだけど」


蒼月「仕事モードの時は常にこんなんだよね」
彬羽「こいつはお前らが思ってる数倍腹黒いぞ」

粋「Σマジか!!」ひいいっ



白「なんだかんだ楽しんでやってるんだな」

魄哉「義務感とかもありますが ある程度楽しまないとやってられないでしょう」

蒼月「それで過労で倒れるとか意味解んないけどね。」






白「俺は大将してるの別に楽しくな

粋「Σ兄貴ストップストップ!!今大将やめられたらマジで妖怪大戦争になる!!」

シロ「そもそも辞められるものなのか?」

彬羽「次のを指名しないと無理だろうな」

小太郎「あーやっぱ狼の群れと同じなんだな」わおんっ

千様「Σ狼のボスって指名制なの!?」



家康「あれ?そもそもお前はなんでモノノケ達の総大将なったの?」

白「じじいに押し付けられた」きっぱり。



シロ「このアホ大将コンビどうにかならんか。」

彬羽「これくらい適当じゃねえと重みに負けるのかもしれねえがな。」




魄哉「彬羽君 それです!」

彬羽「ん?」




魄哉「何が嫌ってリーダーだと責任が付きまとうじゃないですか!
だっからリーダーだとプレッシャーが邪魔して上手く動けなくて嫌なんです!」

彬羽「年末に江戸城ライブ、節分に天守閣から餅撒き、新人歓迎百人組手する奴にプレッシャーとかあるのか」



魄哉「それ少なくとも殿がやっちゃ駄目でしょう?」

彬羽「幕府のトップシークレットがやるのはもっと不味いと思わねえのか」きっぱり


一同(トップシークレットって何だろう)うーん。




家康「んーと。つまり

私の存在は天海が色んな意味で腕を振るうのに必要な 隠れ蓑ってこと?」

魄哉「まあそうなりますね。」しれっ



家康「・・・・」考えっ


蒼月「あ。さすがにショック?」





家康「んじゃ将軍でいっかー」へらっ

シロ「Σいいのか!?本っ当に良いのかそれで!!」


家康「そのお陰で今が上手くいってんならそれでいいんじゃない?」

シロ「そ、そう言われれば確かにそうなのだが」うーん。


千様「殿って アホなのか人間が出来てるのか解んないわよね」
蒼月「アホだと思うよ」きっぱり





魄哉「他にも大将には 何かあった時その首でケジメをという仕事もありますし」

家康「あー。大丈夫大丈夫

お前に任せとけば心配ないない 安心でしょー」へらへら






魄哉「てい。」

ぼふっ

家康「Σ羽毛!!なんで!? ふぇ ぶぇっくしょおおお!!」




魄哉「つまらないんですよ。」すたすた。


家康「Σだから何で!? あああせっかくくしゃみ収まってたのにっ! べくしゅんっ!!」




蒼月「腹黒いてか面倒くさっ」

彬羽「同感だ。」うむ

千様「なんだかんだ言っても 勝てないからNo.2やってんのよねー」





白「なあ。トップの責任で首で責任って」

粋「Σいやいやいや!あれは人間社会の話で
ちょ カラスヘルプヘルプ!!」ひいいっ


彬羽「Σまた面倒を残して行きやがった!!」



シロ「阿呆の癖に一丁前に不安になるな!!」

白「?
不安になるような事なのか?」

蒼月「あ、おバカで良かった。」





挿音「ん?殿 何してんだよ」

家康「は、鼻かみすぎてクラクラするっ」よろふらっ






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