小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月9日

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蒼月「Σつべたっ!」びくっ


千様「へ?何なに?どうしたの?」



蒼月「首の所に何か うわ雨漏りしてるっ!」

小太郎「あー 突風で瓦飛ばされてたもんなあ」




千様「誰か屋根直せる?
挿音の奴はさっき帰ってきた所だし 起こすと怖いわよ?」


一同「・・・」



小太郎「雨、凄いよな」空見上げっ

家康「だねー、 てかお前はダメだよ。犬だし落っこちる未来しか見えない」

魄哉「殿もダメですよ。
高い所に上ったら例外なく落っこちる体質なんですから
そんなんでぽっくり逝かれたらこっちが困ります」


蒼月「てか、アンタもダメだからね。
毎度翌日辺りに腰が痛いとかうっさいし。」





シロ「つまりは」

粋「この辺の誰か か」



魄哉「あ。シロ君もダメです
子供に危険な事はさせられません」
シロ「Σ誰が子供かあっ!!」

蒼月「免除いいなー」



白「でもこの面子だと 結構難しいな」ふむ

粋「難しい て?」




白「蒼月逃げそうだし バカラス屋根ごと叩き割りそうだし
俺は修理ってどうするか解らない」えへん。


粋「あー。はいはい 俺やりますよー」けっ 




彬羽「屋根ってのはそんなに脆いのか?」
魄哉「彬羽君からしたら湯葉みたいなもんでしょうね」

蒼月「逃げるってやだなー 否定出来ないけど」
小太郎「出来ないのか。」





千様「大丈夫?屋根の上滑るわよー?」

粋「オンボロ長屋暮らしの時で慣れてる慣れてる
うえー びしょ濡れ決定かよ」


シロ「要るものがあれば呼べ 出来る事は手伝おう」

粋「うう。心遣いがしみる」







ピカッ





ガラピシャーーーン!!!

 




小太郎「うわ。雷っ」

家康「今のは近かったねー」





千様「ほんっとうに大丈夫?」

粋「たたた多分っ」

 





彬羽君「大丈夫だ。落雷ならくらっても心臓さえ通過されなきゃ皮膚が焦げるだけのはずだ。」

粋「Σ充分嫌だっての!! てかどうやって心臓守れと!?」




白「慣れるまで食らってみるか?」
バチバチバチッ


粋「Σぎゃああ兄上 そいや雷も出るんだった!!」ひいいっ

 




小太郎「使わなさ過ぎて忘れてた そういや火だけじゃ無かったな」

白「これ使い方がイマイチ解らない」

バチッ

粋「Σあだだだだ!試すのやめてマジで!!」



蒼月「いや。めっちゃ便利だと思うんだけど。」

白「そうか?」

魄哉「何かの動力に使えそうですねえ」ふむ





粋「よ、よし!雷なんてすちょっとチクッとする程度!
ちゃっちゃと直してくらあ!」だっ


一同(Σ逃げた!)


千様「落っこちるんじゃないわよー」



家康「雷よりお兄ちゃんのが怖いよね」うんうん。

蒼月「哀れだねー」






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粋「屋根直してる間 やったら廻りに落雷多かったのは何でなんすかねー?」


白「日頃の行いだろ?」しれっ

 





家康「絶対脅かして遊んでたでしょ?」

白「何の事やら」しれっ



千様「じゃあ何故ずぶ濡れなのかしら?」

白「Σあ。」

千様「はいはい。風邪ひくわよー
イタズラも程ほどにね 」


粋「Σいやいや!イタズラにしては悪質過ぎるだろ!」

白「毎度ビビるのが面白かった。」きっぱり






挿音「ったくドッカンドッカンうっせえなあ
雷も人が寝てる時ぐれえ空気読めってんだ」

千様「空気読む雷ってどんなんよ」

挿音「知らねえよ

ん?お前なんでちゃぶ台の下に入ってんだ?」

白「避難訓練。」


一同(Σどんな言い訳!?)



挿音「は?
湿気で脳ミソにカビでも生えたか?」









魄哉「ま、結果オーライなんですがね」

粋「へ?」

魄哉「雷って 結構同種で固まるんですよね
つまり雷落ちるなら 既にバチバチなってる白君にです。

しかしあの子には効きませんからねえ」


家康「あー。成る程
結果的に粋は安全だったって事か」







白「ちっ」

粋「Σひでえ!」 







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