家康「Σしまった！醤油買っとけって言われてたんだった！」はっ
千様「あー。無いと困るわねえ」
家康「今日は台所組が帰り遅いからなあ
あー、行かないと怒られるだろなあ」だらだらごろごろ
白「夕飯が味付け無しになるぞ？」
家康「Σしゃきっとします！」びしっ
家康「あーでも曇ってるなあ
雨降ったらやだなあ。」テンションダウンッ
小太郎「やる気が萎えるの早いなあ」うーん。
家康「だって醤油だよ？重いよ？
私この家じゃ石燕ちゃんの次に非力だよ？」
石燕(与一)「甘いな 確かにスタミナは無いが私と言う戦力がおるわ」弓きりきり
家康「Σすみません！ 至近距離で目玉狙わないで！！」ひいいっ
石燕(与一)「まったく
人の宿主をバカにするものでないぞ」ふんっ
粋「宿主とか言うとすっげー寄生中ぽいよな」
石燕(与一)「Σ！？」がーん。
粋「家康に頼んだらいつになるか解んねーし、薄口と濃口間違えそうだし俺行ってくるわ」ため息
家康「Σえ。醤油て種類あるの！？」
粋「Σそこから！？
この家元々濃口使ってたけど カラスが手伝うようになってから薄口だぞ！？食ってて解んねえ！？」
家康「何でも美味しく頂けます！！」どやあっ
粋「Σマジか！」ひいいっ
シロ「すまん。俺もその辺解らんので代わりに行くとは言えなんだ。」
千様「むしろ粋君なんで解るの？」
白「お前 家事やる奴居なかったら確実に台所担当にされてたよな」ふむ
粋「Σ主夫系が複数居てホントに良かった！！」ひいいっ
蒼月「さりげにバカラスも主夫にカウントしたね」
家康「あいつ見た目によらず細かいからね」うんうん
白「よし。ちゃっちゃと行ってこい
俺は昨日疲れたから寝る。」ごろんっ
粋「いや。どんだけダメージ受けてんすか兄上」
石燕(与一)「昨日？何かあったのか？」
シロ「さすがにどうかと思うのでノーコメントだ」
蒼月「Σあ。ふて寝した。」
石燕(与一)(Σ本当に何が！？)
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粋「つーかよー
俺が細かいんでなく あいつらが適当すぎるんだなあ
思わねえ？」
コマ「カタカタ」こくこく
粋「飯作る方だって違い解って貰った方が嬉しいと思うんだよなあ
皆空腹満たせりゃなんでもいいんだけどよ」ため息
コマ「カタタ？」
粋「えーと。 俺、お前の言葉解んねえからな？」
書き書き
コマ『お料理とは食べられてお腹が満たせれば善いものではないのですか？』筆談っ
粋「んー。だからそれがな 難しいんだよな
けど俺は頑張って作った奴の為にも
旨いなら旨いって誉めるし
味変わったら なんか変えた？って聞くな
作ってる方も工夫に気がついて貰えりゃ嬉しいと思うし」
書き書き
コマ『参考にします。』筆談ささっ
粋「あ、そっか
お前家事ロボットだっけ
茶淹れるのからマスターつってたけど
そろそろ台所立ってもいいんじゃね？
固すぎ固すぎ」へらっ
コマ『木製ですから。』ささっ
粋「素材の話してねーよ。」
コマ「カタタッ」首傾げ
粋「(家事より一般常識から教えるべきじゃねえのかなあ)
つーかよ。お前なんでついてきてんの？
雨降ったらカビ生えんじゃねーの？」
コマ『醤油はとても重い物。
からくりの私向きの仕事と判断しました。』筆談。
粋「Σからくりでも女に重い物をはいよろしく出来るか！！」
コマ『えー。』筆談
粋「Σいきなりキャラ変わるな！
ナマモノの世界はそう言うもんなの！！」
コマ『了解致しました。
ヒトのオスは極めて不条理かつ 非効率な生き物という事ですね』筆談
粋「いや 言い方他にねえの？」
コマ『あれ？ヒト？』首傾げ
粋「そこは俺も自分で分類何なのかイマイチ把握してねえから勘弁してくれホントに。」
コマ「カタタッ」悩。
粋「お前 普段からその短いカタカタでそんな喋ってたのかよ
そういやしっかり話したの初じゃねえ？」
コマ『お宅の兄上には言葉が通じるのに 何故解りませんか？』筆談
粋「こっちが聞きてえわ」きっぱり
コマ「・・・。」てくてく
粋「(成る程 最小限のデータはいんすとーる？されてるとかって話だけど 動き出したのご最近だから
根っこはちょい器用な赤ん坊みたいなもんか。
また色々教えねえといけねえの増えたなあ)
ん？あれ？コマ！？」きょろっ
子供A「おい！これ人形だ人形！！」
子供B「やっべ知ってる！四つんばいになって走って追いかけてくんだぜ！！」
子供C「なんで動いてんの！？糸どこ糸！」
粋「Σ下町名物クソガキ軍団！！」うげっ
コマ「カタタッ？」困惑
子供B「うわっ！こっち見た！！」
子供A「てめーかっちゃん襲ったら容赦しねえぞ！」棒ぶんぶん！
粋「こらガキ共！ 棒きれやめろ そいつ人襲わねえから！」
子供C「え？これ兄ちゃんの人形？」
粋「あのな。所有者とかそんなんじゃなく
・・えーと。」
子供B「持ち主じゃないならあっちいけよ
お前もこっち来んな」
ぺしっ
子供「おお！かっちゃんつえー！」
粋「Σあ。」
魄哉「うちの子が何か致しましたか？」
子供ABC「Σうっぎゃあああああ！！！」
粋(Σ１８０センチの黒づくめ金髪僧侶 外で見るとこっええええ！！)ひいいっ
子供A「ななななんだよお前！
お前の人形かよ！」
魄哉「おやおや 人形=持ち物とは世界を知りませんねえ」ぷーくすくす
粋「いや。いきなり生えてガキ相手に何をお前」
子供B「お、大人が人形で遊ぶなんて恥ずかしいぞ！！」
魄哉「君達子供はこの子で人形遊びしたいですか？」
子供B「Σう」
魄哉「つまりはそういう事です」びしっ
粋(Σいやどういう事！？)
魄哉「という事で
君達は今この子に傷を付けましたが 人形とは言え女の子。
そして、誰も見たことが無いようなハイテク人形ですから素材もそれなりでしかり
つきましては 修理代がとんでも無い事になりますので親御さんに請求書させて頂くか あーでも払えるかなあ
いっそ君達自身を売り飛ば
子供トリオ「Σうわあああん！！」ダッシュ！！
魄哉「ふっ。」
粋「・・えっげつねぇー
お前子供好きなんじゃ無かったっけ？」
魄哉「他所の糞餓鬼様よりうちの娘ですよ
あ。傷はほぼありませんね
気になるなら表面ヤスリかけますよ？」
コマ「カタタッ」
魄哉「そうですか。なら良かった」にこにこ。
粋「つーかなんでこんな所居るんだよ
今日江戸城行ってたんじゃねえの？」
魄哉「日付間違えて休みなのに登城してしまって 皆さんに『え。』て顔されて来ました。」
粋「もはや休みが非日常過ぎるんだな」ああうん
魄哉「という事で 恥ずかしながら帰宅したら粋君とコマがお買い物に出掛ける所だったので何と無く尾行を
いやー。粋君びっくりするくらいコマの教育に向いてて驚きましたよ」
粋「Σうっお 色々はずかしっ！！」
コマ「カタカタカタタッ」
魄哉「うんうん。そうですねえ
確かに
あー それは あっはっは」
粋「Σちょ何話してんの！？ つか俺だよな？何言われてんの！？」
魄哉「な、何も言ってませんよ。」ぷるぷるっ
粋「Σ嘘付け！笑い堪えるの必死だろ！！」
魄哉「良いじゃないですか 悪口じゃないんですから」
粋「やっぱ俺の事だろ！」
魄哉「おや。うっかり」
コマ『もちろんワザとです。』筆談
粋「ん？待てよ
帰ったら俺らが出掛ける所って
早く帰れたんだし 実際料理するお前が醤油買いに行けば確実じゃ？」
魄哉「すみません。
微笑ましかったもので。」きっぱり。
コマ『これだけ目立つ袈裟姿での尾行
気が付かない方がどうかと』筆談
粋「Σ気が付いて無かったの俺だけか！！」
