小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月19日

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玄関がららっ


焔「ちぃーす。

暇だから遊びに来・・ ん?」


コマ「カタタッ」ぺこっ


焔「・・おう。」

コマ「カタカタカタカタタ」ごとごと。






白「ん?派手な赤いの?
なんだじじい来たのか」ひょこっ

焔「待て。 今どうやって会話した。」




千様「あら。おじーちゃんいらっしゃい

なんかねー あの子の言葉一部の人にのみ通じるみたいなのよ
ちなみにアタシ解んないわ」

焔「その前に あの嬢ちゃん?
何 いや 誰だ?」



小太郎「うわ凄い。この人が混乱してる」




白「能面サベツするな。」むっ

焔「いや誰も言ってねえだろ。」


千様「あら、過敏になっちゃってるわねー」

シロ「表情筋の有る無しの問題では無いのだがな」うーん。





焔「ふむ。 つくも神の類いではねえか。

いったい何で動けてるのか」じー。


シロ「そもそもつくも神自体が大概ワケ解らんのだがな」




白「何も無い所凍らせるお前の方がワケ解らないぞ」

シロ「何も無い所燃やすお前が言うか。」むかっ



粋「つか じじい。やっぱメンタル強いな」おそるおそるっ

焔「?
おう。 神経きしめんとか言われるわ」


千様(粋君 まだちょっとコマちゃん怖いのね。)ほろり。



魄哉「成る程 焔さん達から見たら仕掛けで動く方が不思議なんですねえ」ふむ。

焔「やっぱお前の作品か

んで、こりゃどういう生き物だ?」



魄哉「平たく言えば robotです。」 きっぱり


焔「・・・・。」

シロ「すまん。余計になんだそりゃって顔しとるのだが」





魄哉「血統書つきの人外だと余計に理解しづらいかもしれませんが
人の文化のえーと。 まあ 呪いや超常現象ではなく知恵が作った子だと思って下さい」

焔「・・長生きはするもんだな。」ふっ




挿音「存在が超常現象その物からしたら そりゃ難しーだろよ」キセルぷはー

小太郎「んー。 超常現象が日常て言葉もおかしいけどな。」わおんっ

千様「アンタほんと動じないわね」




挿音「そりゃ物心ついた時から超常現象とオーバーテクノロジーに囲まれて育ったからよ」けっ


魄哉「いやー 適応力のある子で助かりました。」にこにこ

蒼月「それ嫌味だと思うよ」




粋「ちなみにお前って 超常現象とオーバーテクノロジーどっち?」

魄哉「僕の場合は両方ですね

人造モンスターみたいなもんですし」

白「つまりはふらんけん「白君ストップ また凹むわよ。」





焔「えーと。
どう捉えりゃ良いのか

まあ 言葉が通じない外国の嬢ちゃんと思えばいいか
この騒がしい兄弟の爺だ よろしく」握手。

コマ「カタタタッ」ぺこりっ



魄哉「全然違いますが もうそれでいいです。」





白「あ。そう言えば」ふと

焔「ん?」



白「今日の夜 いつもの地元の妖怪集まってのどんちゃん騒ぎ有るけど コマも来るか?」


シロ「Σ問答無用で妖怪扱いか!?」

蒼月「Σやっぱこの人も微塵も理解してない!」



コマ「カタカタカタカタッ」

魄哉「あ。いいですよー 行ってらっしゃい」にこにこ。


蒼月「Σいいの!? 可愛い娘が妖怪扱いされてるけど!」

魄哉「落ち着いてください。君もがっつり妖怪でしょうが」

蒼月「Σいやそうだけど!恥じてないけどっ!!」








家康「結構皆 何となく気が合えばオールオッケーだからねえ」

焔「いや、なんで隠れてんだよ」

家康「私はオールオッケーまで吹っ切れないの
ビビったらお宅のお孫さんが燃やしに来るんだよ」ふっ


焔「人間は理屈っぽくて面倒だな」

家康「Σいやいや!アンタらが適当過ぎるんだって!!」





白「あれ?コマは妖怪じゃないのか?」はて

彬羽「・・ いや。どっちかと言えばこっち側だろ?」うーん。


家康「Σあれっ!? 理屈っぽいのまで妖怪認識!?」






挿音(そもそも この親父が作っちまうと何でも科学と呪術のハイブリッドになっちまうんだよなあ)

魄哉「?」






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