小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月25日

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飛天「ちゃーっす

さけとば食う?」


シロ「毎度毎度手ぶらで逃げ込むのに罪悪感を感じ始めておるな?」




飛天「・・バレバレ?」

シロ「彬羽から聞いておるわ
今年は持ち込まれる見合い話の数が半端ないらしいな」



飛天「皆して鳥インフル流行る前に跡取りをってえぐいんだよ!
確かに定期的に流行るけど!」


シロ「そもそもお前の血は半分人間なのだ
それに羅漢する可能性はそんなに高くないのでは無いのか?」



飛天「いや。そう思って自分で血液検査してみたら 成長と共にほぼほぼ100%妖怪化しちまってて

鳥インフル来たら確実にかかる。」真顔。


シロ「Σ鳥インフルよりお前の技術が気になるのだが!?」




石燕「あのー 玄関先で話してないで中入ったらどうっすか?
冷えるっすよー」


飛天「よし!お邪魔しまーす」

シロ「ああ。また数日居座る気だな」ため息。



飛天「毎回ちゃんと皿洗いその他やってるだろ?」

石燕「あの、カラス天狗のお頭なんすよね?」




飛天「郷に入りては郷に従えだろ?」

シロ「この家の認識そんななのか。」

石燕「間違ってはないっすね。」うんうん。






間。







魄哉「はー。飛天君も大変ですねえ」ほうほう


飛天「ホンットになあ。

前例があるから皆必死だし」ため息。



家康「種を絶やさないように必死なんだねえ」



飛天「ぶっちゃけ 鳥インフルが原因で滅んだなら滅んだで自然淘汰の結果だから それもアリなんじゃと思うんだけどなあ」ふっ

家康「確かにそういう思想もあるけど
結局は見合い嫌なだけなんだよね?」



飛天「いやだって、怯えるヒヨドリコマドリ連れてこられても」

彬羽「前に猛禽類嫌がったからだろが。」きっぱり



蒼月「なんて会話だよ」

家康「てか そんなに鳥系の妖怪居るんだねえ」ほうほう



蒼月「むしろ俺ならか弱いヒヨドリ系とかたまんないんだけど?

何がそんな嫌なの?」

飛天「いやお前蛇だろ」

石燕「ヒヨドリちゃん可哀想なんで絶対遭遇させちゃダメっすね」


粋(食欲的な意味なのか?)うーん。





家康「あれ?そういや 見合いと言えばの天海サマ
今年は少ないよね?」


魄哉「本来 真っ先に考えなきゃいけないのアンタなんですけどねえ?」


千様「殿、 全力で地雷踏みつけたわよ」







魄哉「今年はいい手が見つかったんですよ 」ふふんっ


飛天「Σえ!何々!教えて教えてっ!」おおっ

魄哉「いえ、教えてもちょっと真似出来ないのでは と。」うーん。


蒼月「へ?何々?」






白「おーい。用意できたらしいぞ」

魄哉「はいはい。お待ちしておりました。」いそいそ

飛天「?」



白「今日江戸城行く日だからな
見てれば解る」

粋「兄貴 絶対聞き耳たててたろ」





一二三「じゃーん。
お城あがっても負けないお姫様ルックだっ」おめかしっ

魄哉「おお。いいですねー

この柄は白君の趣味全開ですねえ」にこにこ。



彬羽「派手すぎる」きっぱり。
白「お前のは古くさい」即答。


千様「そこ、ケンカしないの」



飛天「へ?へ?
ひょっとして」





魄哉「では 本日も娘役お願いします」

一二三「はーい。お仕事に専念出来るよう頑張りますだっ ぱぱっ」



粋「お前 あれいいの?」

彬羽「一二三がやりたいと言うなら仕方ねえだろ」むすっ

白「安心しろ
何かあっても大丈夫なように、あの襟巻きは九尾だ」


襟巻き(九尾)「ほほほ。解らんであろう?」

家康「うん。生皮剥がれて加工されたようにしか見えないねー」

襟巻き「わざと言うとるじゃろ?
わちの国潰しの実績を忘れたか」








挿音「お前に真似出来るか? アレを。」

飛天「えーっと

あ、彬羽君 俺にも娘さんちょっとレンタルさせてくださ

彬羽「不安しかねえ。却下。」即答っ



白「少なくとも他から解らないボディガードは必須だぞ

そこらの妖怪一薙ぎは最低条件な。」

飛天「Σ過保護が半端ねえ!!」




家康「子供は宝だからねえ」うんうん

石燕「あの二人の過保護ぷりは特別っすよ」お茶ずずー。







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