小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月18日

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粋「ぶへっくしっ!!
うう さむぅ」ぶるるっ


千様「あら。完全に風邪ねえ
大丈夫?」

粋「あー。ダメだ
夕方辺り熱出る奴だこれ」ゴロン


シロ「水分とって大人しくしておれ」






家康「前から気になってたんだけどさ

皆人じゃないのに人と同じように風邪とかひくんだねえ」



彬羽「正確に言うと風邪のようなもの だな。

例えばこの猫」

猫「にゃん。」

家康「白の猫だね てかこっそり餌付けしてたね?」

彬羽「気のせいだ。


例えば猫もいわゆる風邪をひく
が、あくまで人間の風邪によく似た物であり、原因のウイルスは別のもんだ
致死率で言えば人間よりも数段やっかいだな」

家康「へー。
お前はひかないようにね」猫なでなで



一二三「つまりは 粋さんのは人の風邪とは違うだか?」

彬羽「・・・・」

粋「自分じゃ解らんねー」ずびっ



彬羽「いっそ飛天に血液検査

粋「Σあいつの採血とか怖すぎんだろ!!
こじらせた方がマシマシ!!!」



小太郎「粋も注射嫌いなのか
怖いもんなあ」

粋「俺は飛天が怖いんだよ」きっぱり


家康「解る。 粗いもんねえ」うんうん




魄哉「まあおそらくですが、粋君のは人の風邪と同じですね
粋君の場合、普段はめちゃ頑丈な人間と大差ありませんし」

粋「Σあ。そうだった」

魄哉「白君みたいに普段から人と人外ミックス状態なら違ったかもしれませんがね」



家康「お前の体質ややこしいね」

粋「忘れてたけど、俺珍獣だったんだっけそういや」ずびっ




千様「あら?そうなると」















白「風邪?ひいた事ないぞ。」


一同「Σやっぱり!!」





白「なんだお前また風邪ひいたのか
昔からすぐに鼻垂らして「兄貴お願いだからオムツネタやめてやめてやめて
少しくらい病人いたわってくれよ!」



彬羽「バカは風邪ひかないってのは本当だったか。」

シロ「ん?と、なると カラス天狗にも風邪のような物はあるのか?」



彬羽「鳥インフルエンザって物を知っているか?」

シロ「すまん。 お前らの場合命にかかわる奴だな。」




小太郎「でもこんな暑いのに風邪かあ
汗かいてそのままにしてたのか?」

粋「俺は子供か
足滑らせて庭の池に落ちたんだよ」

家康「あー そりゃ、雑菌だらけだ
冷えるし風邪もひくね」


粋「雨ばっかでコケ凄えし 足とられてズルッと」ずびっ





魄哉「すみません。ここの所忙しくて」 どんより

粋「Σいや。責めてねえから!」



魄哉「すべり・・池の掃除・・コケ
池の水全部抜く・・」ぶつぶつ


白「ヌシがいるから全部抜くのはダメだぞ」

彬羽「ヌシ?」

シロ「ん?昼間バイトだから知らんか
庭の池にやたらと大きい魚がおるのだ」

千様「たまに白君が髪の毛で釣って遊んでるわよね?」

白「頑丈だから少しくらい釣っても問題ない」

小太郎「俺何回か食われかけたけどな」



彬羽「ちょっと待て。 なんなんだそれは?
化けものなのか?魚なのか?」



魄哉「えーと。 元は巨大になりすぎて飼えなくなったと相談されたの引き取ったんですよ
かなり珍しい魚だそうで、確か外国産ですね」

彬羽「? 珍種の金魚か何かか?」





魄哉「ピラルクです。」

彬羽「よし。一二三 池には近寄るな」




千様「え?え?危ないの!?」

彬羽「大きさは解らんが、確か口に入るもんなら何でも飲み込む癖があったはずだ

うっかり飲まれたら胃液で溶かされるだろうな」

粋「Σ俺そこに落ちたんだけど!?」ひいいっ





白「結構大丈夫だぞ。
たまに頭飲まれかけるけど。」

千様「Σそれダメーーっ!! 餌と思われてるからっ!!」ひいいっ




魄哉「白君。庭で遊ぶときのお約束です。魚の口に頭を突っ込まない
いいですね?」

白「ダメって言われたなら仕方ない。」むう




シロ「さすがは飼い主だな。」うむ

粋「どっちのだよ」





魄哉「しかし風邪、
鳥インフルエンザには僕も気を付けますかね
そもそも妖怪でも普通の生物で無いのでかかるか解りませんが」※ホムンクルス

千様「アタシ達基本病気しないわよねえ
あんたはよくギックリ腰なってるけど。」※同上




魄哉「しかし油断は出来ませんよ?
鳥インフルエンザも元は無かった病気です

病気の元になるウイルスも日々進化をしている事ですし 今かからなくても明日かかる病というのもあります。
日々気を付けるのは必要でしょうね」


家康「うわ。なんか怖いなあ」








がららっ


蒼月「うー。頭いたっ」

千様「Σ噂をすれば!?」



シロ「いや。夜遊び帰りの二日酔いだろうが」

蒼月「Σうわ 速効バレた!」


小太郎「盗み聞きしててドッキリ狙ったろ」






粋「あーもー タチ悪いなあ
こっちは本気で具合悪いのに」鼻ちーん。


彬羽「そういえば

ウイルスってのは 強い個体珍しい個体を媒体にして進化するとか聞いたことがあるな」

魄哉「ああ その手の宿主を病にしてしまうくらいのーって奴ですね

怖い話ですね」


「ん」ぴく

小太郎「?」





白「はくしゅっ!」

蒼月「Σまさか!?」







家康「パンデミックになる!!
天海消毒薬!」

魄哉「既存ので効きますかね
ここら一帯滅菌します!皆動かずに!!」

一二三「へ?へ?」おろおろ

小太郎「うわあああ注射いたやだあああっ」ぎゃいんぎゃいんっ


粋「兄貴ごめんよおお!絶対俺が媒体にっ」







白(猫の毛が鼻に入っただけなんだけどな。)くしゅっ





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