小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月19日

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家康「先日のアレ。皆妖怪成分抜けてたのに何でお前だけ勾陣だったの?」

粋「Σ言われてみれば!!」はっ


彬羽「妖怪成分無くなってたわけじゃねえぞ
俺や蒼月みたいに変化が効かなくなったパターンも居る」

家康「あー。そっか」ふむ


小太郎「けど、白は人みたいになってたな?
兄弟なのに何でだろ」わおんっ

白「うっかり間違えたんじゃ無いのか お前」真顔。

粋「Σ間違えるって何を!?」


白「で、シロは普通に氷出せたんだな」ガンスルー。

シロ「うむ。俺は離れておったからか 厳密には妖怪ではないからかは解らんがな」



家康「確認。ちゃんと兄弟なんだよね?」

粋「確かに色々似てねーけど、その質問はどうなんだよ」イラッ




千様「大丈夫。パーツ1個1個ならそこそこ似てるわ」びしっ

粋「Σパーツレベル!?」



小太郎「そろそろ可哀想だから真面目に考えてみるか?」わおんっ

彬羽「だな。

おそらく、おそらくだが
お前の姿が変わったのは あの時兄貴の方が無能力化したからだな。」

粋「へ?」



家康「あ、そっか!
普段ポンポン戻ると危ないから 白がロックかけてんだよね」手ぽん。

粋「Σちょい待て!!初耳初耳っ!」



家康「Σあっ」


千様「殿。」あーあ。

シロ「本人にバレたら反抗して己で制御しようとするだろうが 」ため息。

小太郎「Σそういう理由だったんだ!?」




白「忘れろ。」

ぼむっ!

粋「Σぎゃー!何この煙!」ひいいっ



彬羽「飛天の忘却玉か まだ持ってたのか。」ウチワで煙散らしっ


白「こいつ昔から 自分で出来るって言いながら出来た試し無いし」ため息。

千様「お兄ちゃん大変ねえ」

シロ「Σおい、粋の奴倒れたぞ!!」

家康「あー大丈夫 これ目が覚めたら忘れてるタイプらしいよ」


小太郎「てか、なんで白は煙の真ん中居て大丈夫なんだ?」

彬羽「こいつにゃ麻酔も毒も効かねえからな」ウチワぱたぱた

シロ・小太郎(Σあれ?家康は!?)びくっ

家康「将軍パワーでーす。」へらっ




千様「えっとー つまり
粋君は白君の制御がないと ポンポン妖怪バージョンに戻っちゃうからロックかけられててー

ん?じゃあ 粋君ってあの紋様付きの勾陣が本来の姿って奴なの?」

シロ「む? あやつはお前より人間成分多めでは無かったのか?」

白「生まれた時は模様無かったと思うぞ?」あれ?


彬羽「成長と共に比率が変わったか」ふむ。





焔「ほーほー。 うちの孫達は2人ともコッチ側か」ふむふむ。

白「いきなり生えるなじじい。」


焔「成る程なー 人間混じりってそうそう生まれねえから情報無えんだよな。
そうかそうか。 お前ら爺ちゃんらに似たか
その割にはちっさ「うるさい。」

小太郎「あの、それ気にしてるみたいだからあんま言わない方が」ひそっ


焔「は? カルシウム摂りゃ背くらい伸びるだろ?」

千様「お爺ちゃんその辺でやめましょ
お孫さんの地雷踏み倒してるわよ」

シロ「そもそもカルシウムは骨を強くするだけで背丈は伸びんわっ!」けっ

彬羽「こっちの地雷も踏んでるな」



焔「いやそんな背丈ぐらいでそこまで 大袈裟だな。
なあ? んなちっさい事そこまで気にしてねーんだろ?」

白「どちら様だ?」冷ややかな目っ

焔「Σ悪い!爺ちゃんが悪かった!!」



千様「お爺ちゃん自分が大きいから 気持ち解んないのねー」

家康「その辺遺伝しなかったんだねえ」しみじみ。



彬羽「しかし 面白いもんだ
もののけ成分多目の兄貴より 人成分多目の弟の方の見た目が妖怪化するか。」ふむ

白「面白いのかそれ?」

焔「お前 ホント昔から珍獣の観察好きだよな」
※お爺ちゃんは一時期烏天狗の里に住み着いてました



一二三「そっかー 白さんと粋さんはコレなんだべな。」ひょこっ

白「コレ?」

一二三「コレだこのぺージ。
ほらほら いしゅかんのハイブリッドて奴だべ。」良い子の動物絵本っ


家康「へー。最近の絵本ってそんなの書いてるんだ」

シロ「いや待て。このタッチは」




石燕「当たりっす。挿し絵はあっしが描きやした」

シロ「だろうな。 子供に向かんリアルテイストでビビったわ」

蒼月「で、文はバカラスだよね?」

彬羽「Σ何故解った!?」

蒼月「こんなマニアックな知識で堅苦しい文書くの他に居るかよ
読んでって言われてドン引きしたよ」


千様「一二三ちゃんの為に合作したのね」納得。

石燕「知り合いの瓦版屋にちょっと置いて貰ったら結構売れてるみたいっす」

シロ「どの層が買っとるのだ」うわあ。



蒼月「ホントにねー。絵本の雰囲気じゃないよ色々。
書いてる内容も豆知識凄いしさあ

何この 虎とライオンのハーフはまれに生まれるけど その子供は子孫を残す事はまず出来ないって
これ子供が知りたがるの?」


一同「Σえ。」


蒼月「え?

Σはっ!!」


白「こっち見られてもな。」むう。


家康「馬鹿馬鹿!めちゃデリケートな話でしょそれ!!」

蒼月「わっ悪気は無かったの! 何も考えないで読み上げちゃったんだよ!!」わたわたっ


白「いや別に良いけどな。」あっさり。

一同「Σ良いの!?」

白「?」

シロ「何の問題があるんだって顔だな」ふむ。

家康「若い子の感覚についてけないっ!」頭抱えっ



焔「Σえ!つまり曾孫の顔見るのは生物的に不可能!?」ガーン。

小太郎「あ。こっちがショック受けちゃった」


白「別に良いだろ 普通の生き物はそうそう見れないし」

焔「いやいやいや!古いダチとか 曾孫やら玄孫やら居るし!!
お前の所は孫遅いとか言われてたんだぞ!

あー 爺ちゃんの楽しみがっ」がっくり。

白「もうそういう時代じゃないだろ」しれっ


石燕「ジェネレーションギャップが偉い事になってるっすね。」

一二三「?」

彬羽「遺伝関連については もう少し理解できるようになってから説明するか」うーん。




千様「えっと、なんか衝撃の事実が発覚しちゃったけどー
まあね。本人気にしてないなら ね?」

蒼月「千ちゃん。この空気どうにかしたいんだろけど顔ひきつってるよ」

小太郎「お前のせいだからな?」わおんっ





九尾「あのーすまん。
天井裏で話聞いちゃったのじゃが」ひょこっ

千様「あら九尾ちゃん」

シロ「道理で天井がミシミシと。」

家康「なに?子を成せなくてもだーりんひと筋とか言いに来たの?」

九尾「本人が気にしとらん言うても口にするでないわ

それはもちろんじゃがの

わちをボッコボコにして 殺生石にしくさった安倍の奴よ
あれ 思いっきり人の混ざりもんじゃが 晴明の何代か後の子孫じゃぞ? 」

一同「Σあ。」


九尾「安倍晴明の奴の母親は信濃の化け狐じゃ
ほれ 人と妖怪の子は普通に子を残せるぽいぞよ?」




蒼月「え?ちょい待て。バカラス?」困惑っ


彬羽「嘘は書いてねえ。
あくまで『動物の場合は』だ

妖怪は色々無茶苦茶だからな。 同じとは限らねえだろ」しれっ

石燕「あー。ノーリアクションだったのはその辺把握してたんすね」納得。

彬羽「じゃなきゃ飛天の奴に里の年寄りがあれだけ見合い話持って来ないだろ」

千様「Σあ。そっか
飛天君もお母さん人間だったわ!」






焔「だ、そうだ。」きらーん。

白「だから何だ」嫌な予感っ



焔「爺ちゃんの生きてる内に曾孫!!頼んだぞ!」肩がしっ

白「期待が重い
そういうのは足元の奴に頼んどけ」むう。


小太郎「Σあ。粋 まだ倒れたまんまだった。」




九尾「お任せくださりませ お祖父様」ずいっ

焔「・・お。おう」

九尾「Σ何故にテンションダウン!?」




白「なんで年寄りって孫とか曾孫とかなんだかんだ拘るんだろうな?」

家康「うん、ごめんなさい。」

白「?」




彬羽「徳川幕府では 世継ぎ争いを避ける為に
御家人に及ぶまで各家では嫡子。長男を跡取りとするべしと発表したところだそうだ。」

石燕「あー コメントしずらいっすよねえ」





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