小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月18日

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蒼月「あれ、ジジイは?」

家康「今日は部屋で仕事だねえ
そういや全然出てこないけど生きてるかな」ふむ。


小太郎「石燕と同じで仕事に没頭するとこっちの世界に帰ってこないからなあ」わおんっ

石燕「えーあっし あそこまでっすか?」ぐったり。

蒼月「ひ弱な癖に徹夜して朝イチでぶっ倒れたやつが何言ってんだよ」


家康「ふむ。ちょっと心配だから見てこよ
あいつは倒れてないとは思うけど」すたすた。

小太郎「倒れるとしたら仕事終ってからだろな」わおんっ

蒼月(しゃーない。後でちょっと手伝うか)ちっ




襖がららっ


石燕「お?
お帰んなさい どしたんすか?」

家康「えっと、 その


百聞より一見。」

魄哉(ちびっこ)「いやー どうしましょうこれ」

一同「Σホントにどうしましょう!?」ひいいっ




魄哉(ちびっこ)「ちょっと色々ありまして
久々にちびっこ変化したら戻らなくなっちゃたんですよね」うーん。

蒼月「何があったら子供に変化すんだよ」

魄哉(ちびっこ)「いやその、肩凝り腰痛が酷くて座り仕事辛くて
ひょっとして子供の骨格ならナンボかマシなんではと
石燕「見た目だけ変わっても中身千年妖怪なんだから無理じゃないすか?」

魄哉(ちびっこ)「ですねえ。 このサイズなのに変わらず腰痛が酷いわ ブカブカの袈裟で動きにくいわ足に絡まるわで腰に来る来る
いやー地獄でした」ため息。

蒼月「アンタ馬鹿だろ」きっぱり


家康「殿もまさかミニサイズの軍師を抱っこで運ぶ事になるとは思いませんでした。」ふっ

小太郎「Σまさかの家康が遠い目してる!!」

魄哉(ちびっこ)「Σえ。僕そこまでアホな事してます!?」

石燕「してるっすね。」きっぱり




一二三「あれ? 知らない子が居るだ。
こんにちはー」ぺこり。

魄哉(ちびっこ)「Σえ。あの」

一二三「あれ?何処かで見た事あるだな」じーっ

魄哉(ちびっこ)「何処かと言うか毎日会ってるんですけど」



一二三「意外と ふくざつなかてい。なんだな」納得。

魄哉(ちびっこ)「Σ絶対誤解された!!」



蒼月「一二三ちゃん これジジイだから
隠し子とかじゃないから」

一二三「Σえ!なんでこんなちっさいんだか!?」

家康「それが解らないんだよねー。困った困った」苦笑

魄哉(ちびっこ)「頭ぐりぐりやめてください」むう



小太郎「なんで戻れないのか 思い当たる事は無いのか?」わんっ

魄哉(ちびっこ)「んー そうですねえ
ここの所の寒暖差と仕事の量で 疲れが溜まってたとかそんな感じかなー?と」うーん。

石燕「誰かに呪われてるとかそんなのは無いんすか?」

魄哉(ちびっこ)「んなもんやられても跳ね返します。」きっぱり

家康「じゃやっぱ過労かなあ」うーん。



蒼月「ぷぷっ 仕事し過ぎでショタ化とかウケる
戻ったらしばらくからかうネタにするからね」にやにや

魄哉(ちびっこ)「とっとと戻れという激励なのは解りましたが もうちょいソフトに言えないんですかこの子は」

蒼月「えー。ガキにこの子とか言われたくなーい」ぷーくすくす


家康「あーこらこら」

一二三「喧嘩はダメだぞー」





魄哉(ちびっこ)「Σあれ!?何の術も出ない!!」

小太郎「Σええええええ!」ぎゃいん!!


蒼月「Σちょい待て! 今何やろうとした!?」ひいいっ



魄哉(ちびっこ)「うわ、姿だけでなく何も出来ないただの子供に。」ずーん。

家康「いや ただの子供は腰痛神経痛老眼持ちじゃないから」

蒼月「てか 何か出来てたなら俺ボコる気だったよね?このクソガキジジイ」



石燕「早いとこ休んで体力回復した方がいいんじゃないっすか?
その格好じゃ仕事も進まないっしょ」

魄哉(ちびっこ)「Σ確かに!!

よし!寝ますので起こさないで下さいっ」こたつ潜りっ

蒼月「Σおいこら!そこ俺の縄張り「お兄ちゃんなんだから我慢して下さい!!」


一二三「凄い会話だべ」うわあ。





蒼月「くっ、 寝るの早いしっ

ちえー いいよ ジジイの部屋の一人コタツ使うもんね」すたすた。

石燕「さすがに子供の姿じゃ叩き起こせないんすね」

小太郎「こっちも寝付き良すぎだな」つんつん。

家康「こら、起きるからほっぺたつんつんしないの」



白「あれ? 何処かで見たような小さいのが居る」ひょこっ

一二三「あ。白さん この子隠し子じゃねえらしいだよ」

白「隠し子って何の Σん!?」

家康「へ?どしたの」



ぼんっ


小太郎「Σいきなり黒髪!?」ぎゃおんっ

白「??」呆然。


一二三「Σ白さんが黒さんになっちまったべ!!」ひいいっ

白「え?え?何でだ?
あ。ツノもない」頭触りっ

家康「えええ。なんで!? 天海といい何か変な電磁波でも出てるの!?」




蒼月『Σだああああああ!!!』

シロ『Σうおお!何故室内で蛇化っ おいやめ潰れるどわあああーーーっ!!!』

メリメリメキッ どしゃっ!!





しーん。




一同「・・・。」


家康「状況を整理しようか」ふっ

石燕「なんか知んないすけど 妖怪の人等の能力が使えなくなってるぽいっすね
魄哉さんのは使ってる途中でいきなり能力消えた感じっすか」ふむ。

白「あ。そっか
俺は半分人間だから 妖怪成分なくなった感じか。」ふむ

小太郎「あー 今ただの人間になってるのか」わおんっ

一二三「小太郎さんは普通に話せるんだな」

小太郎「インコやオウムも喋るだろ?」わんっ

家康「Σお前のそっちと同じなの!?」



白「困ったな。
こういうのに強そうなのが寝てるし
寝てる子供起こすの何か気が引けるし」うーん。

石燕「いやー 今回のは魄哉さんでも無理みたいっすよ
つか何で皆ほっぺた突っつくんすか?」

白「なんか珍しいから」きっぱり。

家康「凄い解るけど起きたら鯖折りにされるから私はやめとこ。」うん。





バキメシャっ!!



彬羽「すまん。 羽が当たった」


家康「うん。翼で襖折らないで」

白「場所取るのに馬鹿力って危ないな」むう。


小太郎「そうか。彬羽もか」

彬羽「翼が出っぱなしで何事かと思えば
成る程 そう言う事か。」ふむ

家康「Σ察し早っ!!」

石燕「チビッ子と黒髪みたら一目瞭然すよ。」




一二三「おらも戸棚が持ち上がらねえだ
原因はなんだべ?」


彬羽「こんな事する奴は一人しか居ねえだろ」ため息。

小太郎「Σえ。心当たりあるのか!?」






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千様「何よあいつううう!!
自分がちょっと器用だからって 偉そうにいい!」床だんっ!

粋「あーはいはい。姉ちゃん凄えから
ほれ俺も何か勝手に紋様出てるしさ ちょい落ち着けって」既に勾陣っ



彬羽「やっぱり千様の能力無効化か。」

家康「Σそういやあったけどそんなの!!」


粋「あ、調度いい所に

二人共姉ちゃん宥めてくれよ。挿音の奴とまたしょーもない言い合いしてよ
自分だってやれば出来るとか言ってさー」



白「皆に飛び火で迷惑かかってるからそろそろやめような?」

千様「Σえ。うっそ! 目に見えないから解らなかったわ
あ、黒髪新鮮可愛いっ」おおっ


小太郎「使いこなせたら最強の特技だと思うんだけどなあ」わおんっ

石燕「使いこなせないお陰でめちゃ平和っすけどね。」




魄哉(ちびっこ)「これ千様の仕業だったんですか!
早く解除して下さいよっ」じたじたっ

千様「あらアンタそっちのがいいわね」きらーん。

魄哉(ちびっこ)「Σしまった変態だった!!」ひいっ

家康「千ちゃんダメだよコレ偽物だから。
中身は口煩い年寄りΣぐほあ!!」

小太郎「Σ抱っこして貰ってて頭突きやめろよ!落ちるぞっ」ぎゃいんっ


千様「あら 彬羽君も羽付き久々
やっぱカラス天狗はそっちのが良いわねー」にこにこ

彬羽「微塵も反省してねえな。」

粋「おう。姉ちゃんだからな。」





シロ「成る程 そういう事であったか」よろろっ

白「あ。忘れてた
あれ?蒼月は?」

シロ「パニックになった巨大蛇等危なかろうが
咄嗟に氷漬けにしてしまったので解凍頼む」よろっ

魄哉(ちびっこ)「解凍されたらされたで大騒ぎしそうですねえ」うわあ。







千様「皆 こっちのが可愛いのよねー 勿体無い。

定期的にやろうかしら。」ボソッ


一同「Σ絶対やめろ!!」





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