小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月28日

f:id:t00c:20210227101849j:plain






家康「あのー 天海?そろそろ休憩くらいした方が」おそるおそるっ

魄哉「脳ミソがノって来た所なんです ジャマしないで下さい」書類てきぱきっ



千様「仕事に脳ミソがノるって何?」

蒼月「えーと。調子が出てきたとかそんなの?」


彬羽「ドーパミンどっぱどぱ出てやがるんだろ
それだけ疲弊してるって事なんだがな」ふむ

白「ドーパミン?」

彬羽「診療所行って飛天にでも聞いてこい」きっぱり

粋「あーうん。
そこは医者のがキッチリ教えてくれそうだよな」うんうん。

小太郎(白に説明するの大変だからだと思う)





家康「参ったなー
助かるけど 人外とは言え体に負担かかるよねえ」うーん。

千様「なあに?また徹夜?」

蒼月「ここ二、三日冷えてるしさあ
また体バッキバキに凝って腰とかやっちゃうんじゃない?」

シロ「その前に体が辛かろうて。
最近徹夜が多いせいか 生活リズムが狂っておるわ」

家康「Σあ。そいや三日くらい前 昼まで寝てた」はっ

粋「Σマジで!? いつも夜が明ける前から活動してる年寄りなのに!」


小太郎「よく気が付いたな」わおんっ

シロ「俺の毎朝の朝錬の時もいつも先に起きとるからな。
なんなら味噌汁作っとるからな」

千様「昔ながらのお母さんね」うん。


蒼月「生活リズムガタガタって年寄りが無茶するなあ
あのジジイでも体にガタ来ちゃうんじゃない?




彬羽「どっちかと言うとメンタルにガタが来てるな」

魄哉「後500枚後500枚後ごひゃく」ぶつぶつぶつぶつ

一同(Σ何が500枚!?)




彬羽「手伝うから少し休め
体壊しちゃ仕事も出来ねえぞ」

魄哉「とても有りがたいのですが
すみません。 これ忍の暗号使った報告書と指示文なんですよ」


蒼月「今徳川忍軍忙しいの?」

家康「秘密裏に大がかりな何かしてるっぽいねー」ふむ


魄哉「今から暗号の解き方教えるのも何ですし
お気持ちだけ有りがたく頂いておきます」目に隈っ

彬羽「そ、そうか」たじっ



小太郎「さすがの彬羽もノーヒントで暗号解く気にはなれないかあ」わおんっ

粋「こいつ知識量ぱないけど捻ったのは苦手だも「Σなら手前解いてみろ!」




魄哉「100%無理なので良い子はやめときましょうね?」

粋「Σまた幼い子供に言い聞かせるみたいに!!」


家康「極力静かにして早く終わる様応援するしかないかなあ」うーん。

蒼月「終わるのかなあ。
ジジイあれ苦手なんだよね 必要だから暗号にしてるけど、めちゃ時間かかるんだよ
俺もアレ苦手どころか解読諦めたし。」

小太郎「なんでそんな暗号作ったんだよ」わおんっ

蒼月「万一部外者に見られても絶対中身解らないようにだよ
人の世には色々あんだよ」はーやれやれ。

シロ「純度100%の妖怪の台詞かそれは。」




家康「結構ヤバめだけど 寝ろって言ったら余計寝ないだろうねー

困った軍師だなあ」うーん。





襖がらっ



白「なあなあ新しい枕買ったんだけど高すぎて首痛い。
ちょっと低くするの頼む」枕かかえっ

家康「うわあ。正反対の悩み持ってきたよ」



粋「あの兄貴 魄哉今忙しいから「おやおやそれはいけませんねえ
睡眠は健康の基本です」裁縫箱スタンバイっ

小太郎「Σホントに芯からお母さん!!」ぎゃいんっ



魄哉「中身抜いて縫うだけなんですぐ出来ますし
で、高さは以下程に?」

白「んー。めちゃ高いので無かったらそんな気にならないし お前がこれくらいかなってので良いや
任せる」


魄哉「はあ、でしたらこのくらいですかねえ
ちょっと失礼 実際当ててみますねー

いやー君 ツノ有るんで枕ストックして無いとすぐに穴ボコ

すやあ」

一同「Σ寝たーーー!!」





白「計画どおり。」にやり。


千様「白君たまーに 捻った頭脳プレーするわよね」うわあ。




白「ちなみにこの枕の中身は 一度寝たら癖になる よく解らないふわふわ弾力素材だ。」

蒼月「よく解らないのになんで解説したの?」

粋「お気に入りの素材なんだろ?」




彬羽「まあ 昼寝して頭スッキリしたら仕事もはかどるだろ」

家康「だねえ。そろそろお茶に一服盛ろうかと思ってたよ」うんうん。

魄哉「すやあ。」





シロ「しかし余程疲れておったのだな。
転がった途端に意識飛ぶとは」ふむ。

白「それも有るけど ふわもち素材の力だと思う」

蒼月「どんだけ気にいってんの」




白「さっき石燕で試したけど 三秒で寝たぞ?」

襖がらっ


石燕「すやー。」むにゃむにゃ

コマ『居間でガチ寝は風邪をひきますよ。』布団ずるずるっ



一同「Σふわもち凄っ!!」







彬羽「その枕。ストックは有るか?」

白「ん?」

彬羽「実は最近夢見が悪いと言うかその
寝付きがな」

千様「あら、不眠症?ストレス溜め込んでるからじゃないのー?」


蒼月「お前なんでそんな繊細なの?」




白「有るけど 悪い夢は酷くなるかもしれないな。」真顔。

彬羽「Σちょっと待て 何で出来てんだその枕!!」



千様「あら、魄哉もうなされてる」

蒼月「Σ余計メンタルやばくない!?ちょっジジイーっ!」ひいいっ

魄哉「うーん。」冷や汗っ






粋「あの兄貴、 兄貴はなんでそんなの愛用してんの?」

白「元からカオスな夢しか見ないからな」どやっ

シロ「納得がいった」うむ。





>サイトトップに戻る

3月1日

f:id:t00c:20210228132600j:plain




日めくりべりっ


蒼月「3月じゃん。」ボソッ

家康「あーそうだねえ いやー早いもんだねえ」あははっ



蒼月「3月なのになんでこんな寒いんだよ!!」くわっ!

家康「Σ私に聞かれてもね!?」

蒼月「うっさい将軍ならなんとかしろよ!
何のための天下人だよっ!」きいいっ

家康「せめて人間に出来るワガママ言ってくんない!?」



魄哉「心配しなくても3月6日が啓蟄なんで この辺りからひと雨毎に温かくなっていきますよ

て、事で蒼月君 殿の魂抜くのやめて下さい」あくびっ

蒼月「ふん。返すよ どうせ不味いし」ぺっ


家康「色々酷いなあ」起き上がりよいこらせっと。


小太郎(家康が一番化物じみてるなあ)




魄哉「あーよく寝たんですが、凄まじく長い悪夢見た気がします」何となく疲れっ

家康「昨日のアレの後遺症かなあ」

魄哉「アレとは?」

蒼月「知らない方が良いと思うよ」



魄哉「?

あーひょっとして白君に貰ったこの枕 微妙に合わないんですかね
一同「今すぐ捨てろ。」


魄哉「Σ何ゆえ!?」

家康「何でも!!」

小太郎「その枕良く良く聞いたら唸り声あげてんだぞ!
そんなの使ってたらどうにかなっちゃうぞ!!」ぎゃおんっ

蒼月「Σ何それこわっ!!」ひいいっ





白「あー よく寝た」髪ぼさぼさっ

一同(Σあの謎枕使ってか!!)


白「ん?」


魄哉「あのー 昨日頂いたこの枕なんですが
中身何なんですかね?
今見たら何かの毛みたいなんですが」

白「さあ?
よく解らないけど 使い心地良いなら何でも良くないか?」

家康「いやあの。解らないと気になると言うか

ねえ?」目そらしっ




魄哉「体力のない年寄りなんでアレルギーとかあったら恐いなーと思いまして。」

一同(Σ親切心を傷つけまいと大嘘こいてる!!)


白「お前体力有り余ってるだろ。」きっぱり

魄哉「Σう」



白「そもそも俺も何か解らないし
そうか、これ毛だったのか。」ふむ

小太郎「何か解らないのどうやって買ってるんだ?」

白「上納品。」

家康「貰い物だけで暮らせそうだよね お前」うわあ。

蒼月「いや本来アンタもだろ。」





彬羽「それについてだが、おそらく大陸の獏の毛が原材料と思われるな」動物図鑑山積みっ

魄哉「Σ獏の毛で枕とか聞いたこと無いんですけど!!」

彬羽「だから上納されるような高級品なんだろ?」


小太郎「え?動物図鑑に獏?」わおんっ

彬羽「載ってはいるぞ
ほら此処だ。
こいつは夢は食わねえがな」図鑑めくりっ

白「夢食べる奴が珍しいんだな」へー。



魄哉「獏って大概毛短かったような」うーん。

家康「夢食べるのはロン毛なんじゃない?」

蒼月「つーかさ
獏って 言い伝えだと夢食べるんでしょ?

ジジイが悪夢見てるのがソレのせいならおかしくない?
むしろ夢みせられてんじゃん」

一同「Σ確かに!!」



白「本当に獏の毛なのか?」

彬羽「だと、思ったんだが
いや待て。そもそも獏は夢を『喰う』生き物だ
毛から食うわけでは無い事だし

ちょっと獏について調べてみるか。」すたすた。


小太郎「調べるって何処行くんだろ?」

白「石燕の所かな?」

魄哉「あーちょいちょい僕らより妖怪の知識有りますからねえ」苦笑。

蒼月「マニア恐いね

ん?ジジイちょいその枕見せて」

魄哉「はい?」



蒼月「『made in England』」タグぺらっ


家康「お前なんてもの貢がれてるの」

白「冥土?」はて。



魄哉「おやまた凄い所のなんですねえ
ん?イギリスで 夢を見させる

あー・・」


小太郎「心当たり有るのか?」わおんっ



魄哉「ええまあ。
成る程確かにコレは」ふむふむ


彬羽「おい。石燕でもちょっと解らないそうなんだが」

魄哉「でしょうねえ。日本の妖怪のじゃ有りませんし」うんうん。

家康「結局何の毛なのそれ?」




魄哉「いわゆるナイトメア。夢魔の髪の毛です。」

一同「Σ髪の毛っ!?」ひいいっ


蒼月「あれ?夢魔って人間にやらしい夢見せる悪魔じゃないの?」

白「それほぼお前だな。」

蒼月「Σえ。

あー 幻も夢っちゃ夢かあ 確かに」うん。

彬羽「納得するな。」


魄哉「夢魔にも色々有るんですよ

成る程 悪魔の一部を敷いて寝たらならそりゃー悪夢も見ますか」ふむふむ。



家康「お前これ、上納されたって言ってたけど誰から?」


白「大江山酒呑童子。」

蒼月「何もない方がおかしいじゃん。」

彬羽「嫌がらせの為に散財してやがるな あのアホ鬼。」うわあ。





ーーーーーーーーーー





家康「Σえ!? あの枕使い続けるの!?」

魄哉「使い心地は良いですからねえ 肩がラクなんですよ。
悪夢に関しては何重かに封印しとけば問題ないでしょ」

蒼月「Σえええ!髪だよ!?他人の髪の毛だよ!?」

魄哉「僕からしたら羽毛の布団とかも大概なんですよねえ」 ※ 鳥因子多めホムンクルス




千様「春眠暁を覚えないお話?」

白「思ったより魄哉の神経が太かった話 かな。」うん。



粋「カラス何してんだ?」

彬羽「いやちょっと大江山に礼をするかとな」包みがさごそ

千様「それなあに?」

彬羽「海外の珍味で 開封すると失神レベルの地獄の様な臭いがするニシン料理
小太郎「なんでそこ張り合ってんだよ」わおんっ




>サイトトップに戻る