家康「ねえ。皆 気がついてる?
今年は後2ヶ月と半分程なんだよ。」大真面目っ
粋「Σまじかああ!!」ひえっ
テオドール「残暑がしつこいので御座いますけど
え?これでクリスマスとお正月は本当に来ますので?」困惑っ
白「急に寒くなるんだろうな」うん。
家康「私はそろそろ年賀状書かなきゃいけないんだよおおお!」うわああっ
千様「そこは影武者さんにお願いしないの?」あらー
家康「昔からの知り合いには筆跡とか文の癖でバレるでしょ!
手紙系はちゃんと私が書いてるよ!」
シロ「戦国武将は大概代筆係がおると聞いたが」困惑っ
挿音「うちの殿は これで関ケ原でも味方増やしてっからなあ」キセルふーっ
千様「心のこもった御手紙って大事ねえ」ふーん。
家康「そろそろ書き出さないと絶対間に合わない!
けど、これだけ暑いとあけましておめでとうなんて書く気しないっっ!」くううっ
シロ「こればかりは 分からんでもないな」うむ。
テオドール「いつものシロさんなら叱咤激励に御座いますのに」おや。
挿音「氷属性は暑いとダリいらしいかんなあ」
家康「・・蒼月にでも 代筆依頼しようかな」ボソッ
粋「文の癖でバレるんじゃねえの?」
家康「いやー。あいつ文書偽造得意だし」
蒼月「俺は高いよ?」ふっ
家康「Σくっ!私の小遣いで雇える気がしない!」
千様「現実逃避してないで書いたら?」
家康「ですよねー」とほほっ
テオドール「始めからアテにされてなかった様に御座います」ふっ
蒼月「見りゃ解るよ
鬱陶しいなあ」ふんっ
すたすた。
テオドール「・・あれ?」きょとん。
シロ「まさかと思うが
焚き付けておったのか?」
テオドール「ああ言えば 天邪鬼な蒼月さんなら逆にお手伝いするのではと」おやまあ
挿音「お前が言うといつものチクチクかと思うんだよ」きっぱり。
テオドール「くっ!日頃の行いっ!!」ずーん。
家康「気持ちはありがたいけどね
無理して心理戦とかしなくて良いから
さーて。頑張るか」墨しょりしょり
シロ「ふむ。
俺も早めに書いておくか」
粋「ん?年賀状かよ
お前同世代の友達居なくね?
書く相手居んの?」
シロ「今年破った道場の奴等に、
昨年は修行に付き合って貰い感謝する 的なのをだな」キリッ
粋「やめたげて。」
挿音「本年もよろしくしたくねえなあ」キセルすぱーっ
白「アレが天然だ」な?
テオドール「あんな感じで相手の頭に血を上らせるので御座いますね」ほうほうっ
家康「マネ出来ないと思うよ」墨しょりしょり
間。
家康「だるぅ」ごろーん。
挿音「まだ3通だぞ」おい
家康「1つ終わってもさ。
この後山ほど有ると思ったらさあ
チャレンジする気も失せるよね」げんなり。
千様「心のこもったお手紙って何かしら」 あらー。
シロ「新年想像 面倒くささのこもった物を届けられても気を使うな」うむ。
白「黙々とやるから疲れるんじゃ無いのか?
よし、気晴らししながらにしよう」手ぽん
粋「兄上 それ典型的な終わんねえ奴。」
白「テオ、この前言ってた 何とか問題」
テオドール「トロッコ問題に御座いますか?
確かに皆でわいわいに向いて御座いますね」おおっ
粋「Σ人の話聞いてる!?」
家康「何それ」わくっ
テオドール「えーと。まずトロッコで御座いますが
日本にも御座いますよね?」
挿音「ん?
確か 金山とかに有るアレだよな?」
テオドール「それに御座います!
そのトロッコの前方には 1人の作業員。
トロッコのレールを切り替えて他の道に進ませる事が出来ますが
しかし、切り替えた先には5人の作業員がおります。
あなたはレールを切り替えますか?
ってお話に御座います」
粋「へ?
普通に切り替えねえのしかなくねえ?」
テオドール「おや。粋さんは命を数で判断するタイプで
その見殺しにされた1人にも 誰か大事な人が居たかも御座いませんのに」にやっ
粋「Σ答え辛えな!」ひいっ
家康「んー。政治的な話をするなら 数で数えるんだろうけど
嫌だなあ」ふむ。
シロ「見て見ぬふりと言う選択肢も有るが 武士として選びたくは無いしな。
これは難しい」うむ
テオドール「ちなみに我が主は悩んだ挙句
全部まとめて燃やす。を選択されました」
シロ「Σいらん所で破壊神を出して来るな!!」うがあっ
白「考えるのが面倒になった」ふっ
千様「誰も救われないわね」あらあら
挿音「あー 質問なんだがよ
どうにかして その1人を逃がすってのは無理なのかよ?
1人ならどうにでもなりそうなんだがなあ。」
テオドール「その辺はどうで御座いましょうかね
明確なルールは無く、アレコレ議論するのが楽しいってお題に御座いますし」えーと。
白「お前ならどうする?」
彬羽「トロッコを破壊する。
切り替えるより早いだろ」拳ぐっ
シロ「うむ。
お前なら指先1つで粉砕可能だな」頷きっ
挿音「じゃ。俺もトロッコ壊すわ」
粋「俺も。被害者出したくねえし」うん
シロ「同感だ」
白「話終わっちゃったな。」
テオドール「破壊力しか無い方々では議論になりませんでした。」ありゃ
家康「Σえ。気晴らし終わり?」はっ
蒼月「気晴らし済んだんなら 良いからとっとと片付ければ?」
彬羽「何をしてたのか知らんが 飯だ。
そこ片付けろ」
家康「Σあ ちょい待って今私年賀状を「部屋でやれ。こんな所でやっても延々片付かんぞ
その手のは1人で地道にやるもんだ」
千様「セリフがもうお母さんだわ」
白「バカラスも年賀状山ほど書かなきゃ駄目だしな」うん。
粋「あのー兄貴?
それさ、8割 副官に押し付けてるけど魔王としての兄貴のだよな?」
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白「・・・。」
テオドール「おや、何に御座いますか?」
白「廊下に落ちてた」
テオドール「ふむ。お手紙が?
ちょっと失礼。私 まだ日本語は拙いので御座いますが」えーと
『昨年は 最後まで1歯も報いる事は出来なんだが
今年こそは 脳天に一撃くれてやる。
首を洗って待っておれ
シロ』
白「俺 漢字読めないんだよな」首かしげっ
テオドール「えーと。
年末の犯行予告に御座いますかね」
白「ん?」
テオドール「問題御座いません
敗北するのは本人も解ってて参る様に御座います故。」やれやれ
与一「嫌な新年もよろしくだな。」うわ
石燕「まだ10月っすけどね」あくびっ
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