
粋「最近さ
2階の方からミシミシって音が聞こえるんだよな」神妙っ
家康「2階って
あの、封印された階段の向こうだよね?」ええっ
千様「普通にオバケでしょお?
勝手に入り込んでどんちゃん騒ぎ始めるから御札で2階を封じてるんだしー」さらりっ
粋「Σ姉ちゃん 平然と片付けんのやめて!」
家康「Σ一般的にはそれが怖いの!
夏は終わったんだしもう勘弁して!!」ひいいっ
蒼月「サクッと話終わったね」
石燕「なんも居ねえと思うっすよ?
ネズミかイタチじゃねえんすか?」お茶ずずーっ
家康「ホントに!?
ちょ 石燕ちゃん しっかり霊視して霊視!!」頭引っ掴みっ
石燕「Σあだだだいだああっ ちょ!肩凝りで首肩バキバキなんす!
スジ違えるスジ違える!! 」あだだだだっ
白「そんなのしてもしなくても
そこらにウヨウヨ居るのは変わらないのにな」
テオドール「ビビリの方々は 見えないだけ良しでは御座いませんか?」
家康「え?結局いるの?」ぎょっ
石燕「言って んなポルターガイスト起こせるようなレベルのは居ないって事っす。
一般霊なんてのは 空気と大差ないっすからね」あだだっ
家康「Σ私そんなの吸いたくないんだけど!」
石燕「Σあっしに言われやしても!!」
ガタタンっ!
家康・粋「Σ!?」びくっ
彬羽「随分でかいネズミかイタチだな?
巣を作られても何だ。外に出した方が良いんじゃないか?」
蒼月「また馬鹿殿の刺客じゃないの?」
彬羽「刺客がこんな足音ドタバタ立ててどうする」
白「ちょっと見てみるか」すたすたっ
小太郎「Σあ!白駄目だ!階段には晴明の魔封じの結界符が!!」ぎゃいいんっ
白「よいしょ」
手突っ込みぼばっ!!
しゅうううっ
ぼんっ!
粋「うわすげー
フダが焼け落ちた」
テオドール「さすが我が主に御座います!」おおおおっ
小太郎「Σちゃんと手有るか!?」ひいいっ
白「あるある。
フダ1枚くらいなら問題ないぞ」ほら
蒼月「・・こう言う所 魔王様だよね
あの陰陽師の結界相手に無傷かよ」うわ
石燕「あのヒトだけは怒らせちゃなんねーすよ。」お茶ずずー
【2階】
床ぎしっ。
白「オバケしか居ないな」きょろ
幽霊「あ"ー」ずるううっ
粋「Σ居ねえって言ったのに 石燕の嘘つきいいー!!」うわああっ
石燕「だっから 大したモンは居ねえって言ったしょが
そのヒト等程度のなら下にも普通に居るっしょ」
テオドール「晴明さんの結界がありますのに 小物は入り込みますので御座いますね。」ふむ
彬羽「デカいのは網に引っかかるが、小さいのは網の目をすり抜ける みたいな物だ」
テオドール「なる程にございます」ほー
ガタンっ!
粋「Σひっ」びくっ
白「ん?」あれっ
彬羽「ネズミやイタチじゃ無さそうだな」ふむ
ひょこっ
コマ『はいすみません。
家康さんに頼まれてスキャンしました。
生体反応有り
小型ですが にんげん です。』カタタッ
がたたんっ!
子供「うわああああん!!」だだだだっ
粋「Σなんでこんな所に子供!?」えええっ
オバケ「あぁぁぁああ"」ひゅーどろどろどろ
子供「Σうっわああん!! 」びええっ
白「弱い者いじめするな」
すぱんっ!
幽霊「Σあう!」ひいっ
粋「Σ幽霊に平手打ち!!」
石燕「さっすが魔王様っすねえ」
蒼月「うっわホコリひっどいなあ
つか何?小物達の巣みたいになってんじゃん」うわー
白「皆上がってきた 」
蒼月「凄いドタバタしてるからね
気になるじゃん」
粋「Σわー!こっち来んな!
兄貴 こっちもビンタビンタ!!」ひええっ
白「ドタバタしてるの 8割あいつだけどな」うん。
蒼月「うん。いつもの事だね
つかバカラス このガキ何?」
彬羽「解らん。」
子供「ひいいいい」がたぶるっ
白「なんで俺まで怖がられてるんだ?」なあ
テオドール「顔色1つ変えず 激グロ幽霊にビンタかましたから。に御座いましょうかねえ」うーん。
コマ『おかしいです。
可能な限りモノノケ妖怪の不法侵入を防ぐ為に 雨戸も締め切ってますし、窓際には積もったホコリ。
何処から入ったのでしょう』カタタッ
石燕「人間に化けた妖怪 とかじゃあなさそうっすしね」じっ
子供「Σ!?」びくっ
蒼月「モヤシ お前の開眼怖いんだよ
糸目が無理すんなよ」
子供「あ、あのっ!
おら 村はずれに見かけないお屋敷が有ったんで つい入りこんでっ」あわあわっ
彬羽「ん?見かけない屋敷?」
コマ『あ。1番マトモそうな人に助けを求め出しました』カタタッ
子供「そしたらそのっ!
奥の戸を開けたらここに繋がってて
そんで戸を閉めたら 元のお屋敷に戻れなくなってオバケだらけで!!」あわあわっ
テオドール「ん?これはひょっとして」おや
彬羽「・・だな。」察し
粋「Σだあああ危ねえ避けろおおおお!」うわああっ
大口オバケ「シャギャー!!!」
どしゃーん!!
子供「Σっぎゃー!!!」涙目っ
蒼月「Σうおお何連れて来てんだよ!!」
粋「Σ連れて来てねえ! 勝手について来てんの! 助けろよおおおーっ!!」うわああっ
石燕「話中なんで邪魔しねえで貰えやすか。」
具現化牛鬼「もぐもぐ。」オバケもっしゃもしゃ
テオドール「逆に頭から食われまして御座いますね」おやまあ。
オバケ一同「」びくびくっ
コマ『えーと。
つまり この子の侵入経路は』カタタッ
白「うん。
マヨイガ」
ちりーん。
粋「Σあ、そういう!?」はっ
彬羽「だな。」押し入れの襖がらっ
子供「Σああ!あのお屋敷!」えええっ
白「やっぱりか。
じじい居るか?
戸締まりちゃんとしないと傍迷惑だぞー」
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千様「えーと。
つまりー その子はお爺ちゃんのお家に迷い込んでー、
お爺ちゃんってば 気付かないままマヨイガ移動させてー
うちの2階に繋げちゃってたの?」あらー。
白「だな。」うん
彬羽「無事に元の村に戻せたが。
トラウマになってなきゃ良いがな」ちらっ
白「なんで俺だ?」なあ。
蒼月「つかさ、先代サマ
なんでわざわざ2階なの?」
焔「いやーそれがなあ
ほら、人の世界じゃクリスマスってのが有るんだろ?
爺さんが夜中にコッソリ子供に贈りもん置いてく奴。
あれの予行演習つか
テオドール「それ年末に御座います。
今月はハロウィンに御座います。
子供にお菓子をカツアゲされるイベントに御座いますよ」
焔「Σうお そんなの有るのか!
爺は横文字のイベント知らねえんだわ」おおっ
石燕「お孫さん達がお爺ちゃん構ってやんないからっすよ?」あーあ。
粋「Σえ。俺らのせい?」
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