
家康「暑さもようやく和らいで来た。と思えばだねえ」うええ
魄哉「某所であまりにも酷いブラック上司によるパワパラのタレ込みがありました。
にわかには信じがたい外道の極みと言える内容でしたので
ちょっと潜入調査行ってきます」役人の制服ばさっ。
千様「落ち着きなさいよ ド金髪。
そんな派手な頭の役人の居ないわよ」きっぱり。
蒼月「そんな頭の坊主も大概無しだと思うけどね」
魄哉「はいはいはい。人の髪色よりも 自分のノルマこなして下さいね
肩代わりした借金の分は キリキリ働いて貰いますよ」けっ
蒼月「∑八つ当たりすんなよ!」
粋「この前の 夏場の遊興費の支払いかあ」うわ。
テオドール「天海様のお手伝いが出来るくらいにはお勉強は出来る脳をお持ちに御座いますのに
なんとも残念な方に御座います」
家康「本来は潜入となったら忍なんだろうけど。」苦笑
テオドール「お宅の忍軍、カタギに見えない方しかおられませんからねえ」納得。
家康「お前もね 正規で雇用して貰えばいいのに。
自分で稼いで払えれば 毎度怒られる事もないんだよ?」
蒼月「えー
出来るだけ働きたくないし」真顔っ
粋「何でこんなのが頭いいんだよ。」
テオドール「カスに御座いますね」うん
白「で、潜入視察?っての結局どうするんだ
覗き見するなら 使うか?」巻物っ
魄哉「ん?
ああ。呪いの絵のお姉さんですか
んー。現場が役場ですしねえ
いきなり美人画を飾るのも不自然ですし」うーん
粋「兄貴、それちゃんと本人の許可取った?」なあ
白「安心しろ。
覗き見も人の噂話も大好きな家政婦タイプの女だ」掛け軸べろんっ
絵の女「事件の目撃者にもなった事もありますの」ほほっ
テオドール「しまいにゃ探偵役になって
謎解きとか始めそうな方に御座いますね。」ああうん
蒼月「美人画が駄目なら モヤシに頼めば?
自我を持った絵ならいいんでしょ
あいつプロだし それっぽい絵くらい描けるでしょ
あ、ここ計算間違ってるじゃん
何処だよ こんなの提出したの!」イラッ
魄哉「甘いですね
石燕さんはバケモノ絵専門です
と言うか 仮にあの人の絵なんて飾ったら 怪奇現象起きるわ純粋に怖いわで更にミスが増えますよ」
蒼月「∑このミスまみれ書類 噂のブラック疑惑の所のかよ!」
魄哉「仕事できる環境じゃなきゃ そりゃミスも増えますって」
蒼月「ぼさっとしてないでマジで駆逐しろよ!
俺の仕事が増えるだろ!」ぷんすかっ
家康「え?怒るのは私に来るの?
うーん。まあ、徳川の役人のやった事なら私のせい にもなるかな」ふむ。
白「そう言う物か?」はて?
粋「妖怪共のやらかしが全部兄貴のせいなら やってらんねえもんな」ああうん。
家康「ねえ天海、私が行こうか?
んで、こりゃ駄目だって惨状なら その場で印籠出して控えおろー!とか
なんか楽しそうだし」へらっ
魄哉「いえ外で身分明かさないで下さい ややこしい事になりますから
だいたい役所とか 役人のフリするとか向いて・・」
白「家康、表向きって役人じゃなかったのか?
仕事どうした」あれっ
粋「∑あ。ここ数年ずっと家でゴロゴロしてる!」はっ
魄哉「マジでなんでサボり倒してんですか いいトシこいて。」
家康「うん。改めてグーパンはやめて
確かにね 蒼月の教育上 最悪だとは思うけどね。
向いてないと思うんなら なんで役人とか「だから 机に向かってマニュアル通りにやるだけの部署にしたんでしょうが!!」
蒼月「そうだそうだー
俺が働きたくないのはバカ殿の悪影響でーす。
つまり俺は悪くありませーん」あははっ
彬羽「お前何百歳だ。
今更悪影響も何もあるか。
手前も周りをあまり子供扱いするな」どうどうっ
魄哉「僕から見たら君達全員ヒヨコなんですが「鳳凰から見たら そりゃ何でも塵芥だろ」
白「サラッとヒヨコ扱いされたぞ 俺等。」
千様「ねえ、この家って 何気にダメ男多くない?」ずばりっ
粋「・・俺も大概ダメ男かもしんねえのに それ聞く?」
白「ん?
なあ、潜入するのって役所なんだよな?」
魄哉「へ?ええまあ
あ。」
一同「∑あ。」
彬羽「?」
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【某地方 役場】
役人A「えっとその
急遽 こちらに移動されて来ました
斉藤彬羽さん?よろしく」
彬羽(斉藤は挿音の実家の姓か。
語呂が悪過ぎる)憮然っ
役人一同(∑デカくて目付き怖っわあああーーーっ!!!)ひええっ
上司「はっ こんな時期に飛ばされてくるたあ ロクなもんじゃねえだろ。
おう兄ちゃん 此処は役場つっても 見ての通りド田舎よ。
街の常識は通用しねえぞ?
多少物騒な真似してもお上の目も届か ∑ぐわああああ!!!!」
役人B「いきなりネックハンギングツリー!」ひええっ
彬羽「初対面ならまずは挨拶じゃないのか
貴様も役人ならマニュアルを見ろ!!」くわっ!
上司「∑はい!すみません!!」ひええっ
役人C「新人 すっげえええ」おおっ
役人D「あのド腐れモンスターを1発撃退!
ひょっとして
ついに 俺等救われる!?」ぱああっ
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白「バカラスから伝書カラスが来たんだけど
さっさとパワハラ野郎片付けて
さっさと帰るって言ったら 向こうの奴等に泣かれて困ってるみたいだぞ」困惑っ
家康「∑仕事が早いにも程がある!」
魄哉「えー。
気まずいから二度とやらない?
ああ、職場環境最悪で滞ってたお仕事も片付けてくれたんですか
ありがとう御座います。
そりゃ 現場も手放したく無いでしょうねえ」ああうん
伝書カラス「かー。」
白「うちの副官凄いだろ」どや
粋「兄貴が仕事増やすかんな」うん。
蒼月「ふーん。」けっ
粋「∑あ。凄え
こっちも全部片付いてる!」
千様「あらあら。負けず嫌いねー」
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