9月6日

【残暑の海】
テオドール「お盆も終わりまして御座いますのに
また沢山に御座いますねえ」うわ
白「今年暑かったからな。」うん
彬羽「水難事故か。
暑さに追われての水での事故なら 尚更早く成仏して貰いたい物だ」うーん。
粋「Σ見えねえと尚更怖え!!
揃って虚空見んのやめてくんねえ!?」ひええっ
波ざぱぱーんっ
テオドール「虚空では御座いません。
私達から見れば 初詣の人ゴミレベルの「Σいくらなんでも霊ゴッタ返しすぎ!!」
彬羽「だから この浜は関係者以外立ち入り禁止と立て札があったのか。」
白「おっさん そっち危ないぞ
暑さでフラフラしてると溺れるぞ」
通りすがりのおっさん「Σはっ
うわ!なんで海の中に!?
暑さで頭がボーッとして記憶がねえっ」ひえっ
テオドール「もはや生者を引き込むレベルに御座いますか。」ふむ
彬羽「事故なら心残りも多いだろうだから
八つ当たりと言うか 自分だけ不幸なのは許せんと言う奴か」
白「自分だけも何も 周りに沢山仲間居るだろ
贅沢だな」むう
彬羽「あの手合いにそう言う理屈は通らん。
そもそも生き物ってのは どれだけ手持ちに有っても満足せず更に多くを望む物だ。
で、そろそろ帰って良いか」汗だらだらっ
白「うん。残暑酷いの解ってて何で来たんだ お前」
テオドール「この暑さは彬羽さんには過酷に御座いますよね。
朧車に可愛い雪妖怪達をセッティングしておりますので、存分にお涼み下さいませ」ぺこりっ
彬羽「セッティングはやめろ。無駄にいかがわしい」
白「お前普段から一二三の世話してるし
ちゃんと 幼女ばっかにしといたぞ。
良かったな 幼女にまみれて癒やされてこい」にやっ
彬羽「Σいらん事で職権乱用するなアホ魔王!!
お前等もコイツの言う事は無視しろ俺が許す!」
朧車の簾めくりっ
雪ん子「お外見たいから問題ないです」きゃっきゃっ
雪ん子「溶けちゃうから早く入って閉めて下さい」もー。
彬羽「Σぐ」
テオドール(今度は気を使い過ぎて胃を壊されそうに御座いますね)ふむ。
朧車「腹冷える。」ぶるるっ
白「かき氷食べた後みたいな物だろ
ちょっと頑張れ 俺等も暑い」
粋「Σやっぱ座席あれ体内なのかよ!」ひえっ
テオドール「で、私達は何をすれば良いので御座いましょう?
我が主の縄張りを荒らす あの不埒者共をどつき回しますので?」親指くいっ
霊の皆さん「Σ!?」
白「違う違う
俺、海とか水とか嫌いだし。
縄張りと思ってないからな」うん。
粋「陸ならやってんすか、兄上。」
白「あの世に来るべき奴等が未練で全然来ないし
徒党を組んでるから お迎えの奴等も蹴散らされるしで、閻魔が困ってるらしいんだ
で、もう1匹1匹やってられないから
海にあの世の入り口開けるし まとめて投げ込めって」
海ずずずずずず
ぼこんっ!!
粋「Σ海に大穴がっ!!」ひええっ
テオドール「おや。穴から黒紫色の無数の手が」おやまあ。
白「捕まると俺等も引きずり込まれるぞ
気をつけて蹴落とせ」
粋「Σ俺その手見えないんですけど!
どうやって避ければ良いの!?」
白「さあ?俺 今回手を出すなって言われてるし
そこは自分で考えろ」
粋「Σなんで!?」えええっ
彬羽「考えて解らねえか!
うっかり水にそいつを落としてみろ
火炎爆発で海の水が片っ端から水蒸気になり とんでもない上昇気流になり
日本列島を吹き飛ばすレベルの大台風が爆誕するだろ!!」簾ばさあっ
テオドール「それも瞬時にそこ等ふっ飛ばさなければ。のお話に御座いますがね」ふっ
粋「Σごめん兄上!カラスと一緒に涼んでて!!」ひいいっ
雪ん子A「溶けるー」むう
雪ん子B「閉めて閉めて」膝にちょこんっ
白「お前 なんだかんだで」うわ。
彬羽「Σ勝手に乗られたんだ!!
おいこらお前等!知らん男の膝にホイホイ乗るな
かどわかされるぞ!」
雪ん子B「この人絶対大丈夫な気がするもん。」ね?
雪ん子A「うん。絶対安心な大人だ」こくこくっ
白「じゃあ後は任せたぞ
俺は閻魔に頼まれたから来ただけだし」ひんやりっ。
テオドール「私、今それどころでは無いので御座いますが
あー。雪ん子の頭に顎乗せてご満悦に御座いますし
かしこまりました」苦笑。
粋「兄貴、職権乱用で幼女招集した挙句 その態度はどうよ」なあ。
白「ちゃんと氷砂糖やったもんな?」
雪ん子AB「うん!」
彬羽「Σ知らん大人から菓子を貰うなああ!!!」ああもうっ
テオドール「彬羽さんのツッコミを聞いてたらキリが御座いません
ちゃっちゃと片付けると致しましょう」
粋「うん。
お前 なんか今日怖くね?」
テオドール「用事があるので御座います。
いえ、要件というより考えねばならぬ事が御座いまして」
白「そうか。ダラダラ悪い事したな
じゃ、とっとと片付けろ」
封印解除。
粋(勾陣)「ギャオオオオオンッ!」
どろんっ
テオドール「Σうっお!久々に御座いますっ!!」後ずさりっ
彬羽「Σおい!それも放牧したら危険だろ!!」
白「大丈夫だ。
1番上っ側のしか封印解いてないし
最悪ぶん殴って止める」真顔。
彬羽「それもどうかと思うが
Σちょっと待て
穴に落ちたらいくら勾陣でも 強制的にあの世行きなんじゃないのか!?」
白「大丈夫ぽいぞ」ほら
勾陣「ギャオオオオンッ!」炎ぼぼぼぼっ
彬羽「Σ手前の炎を足場にしている だと!?」えええっ
白「4足歩行なのに意外と頭回ってるよな。」うん
勾陣くるりっ
霊軍団「Σ!!」びくっ
白「でもって、前に晴明が言ってたけど
勾陣の炎は破壊と再生の浄化の炎だ。
俺が燃やすと下手したら魂まで燃え尽きちゃうけど、
アイツが燃やしたら 閻魔の所に直行だから 色々手間省けてお得なんだぞ」な?
彬羽「手前、なんで毎度あの霊感ゼロの弟を引きずってくのかと思えば。」
白「周りに人居ないなら1番早いからな
俺が封印の加減間違わなきゃだけど」うん。
雪ん子A「魔王様 魔王様っ」髪の毛ぐいぐいっ
雪ん子B「絶対間違わないでね 私等溶けちゃう!」あわあわっ
白「うん。ハゲるから引っ張るな」よしよし
雪ん子A「今も暑いー 溶けるー!
簾上げないでー!」ぐいぐいっ
白「そっか。
じゃあ簾下げて 隙間から見れば良いか」よいしょっ
雪ん子B「あ。覗きだ」きゃははっ
彬羽(偉くほのぼのしてるが 外は酷い事になってるんだが)
霊A「ぎゃあああ!水死なのに更に火は嫌だああ!!」うわああっ
霊B「Σあの大穴に飛び込め!
この際あの世でも何でも良い!」とうっ
ーーーーーーーーー
【閻魔殿】
閻魔「Σいきなり何!?」
亡者軍団「助けてええええ!!」わらわらわらわらわらっ
こーちゃん(閻魔の孫娘)
「はいはいはい。裁き希望の人達は1列に並んでねー」
ーーーーーーーーー
彬羽「・・あらかた片付いたか?」
白「んー。 まだ気配が
ん?
追い詰め過ぎたか」ありゃ
うねうねうねっ
勾陣「がうっ?」
ざっぱーん!!!
白「でかいタコだ。」
雪ん子AB「Σあれがタコ!!」おおおっ
彬羽「Σしまった 海の霊は固まって大型化するんだったか!」はっ
勾玉「Σがうっ?」おろっ
白「封印のせいでいつもより気弱だな。
封印解けばもっと攻撃的なんだけ
彬羽「Σまた制御不可になるぞ!絶対解くな!」
雪ん子A「え。大丈夫?」おろっ
テオドール「だおりゃあっ!!」
飛び蹴りがすんっ
勾陣「Σぎゃうっ!?」
どばしゃーん!!
雪ん子B「Σ弟さん 海に落ちたー!!」ひええっ
コウモリ羽ばっさばっさっ
テオドール「ふむ。
これに致しましょう」にこっ
白「ん?何でこっち見るんだ?」
テオドール「何って決まっております
粋さん、火をお願い致します!」
勾陣「Σがうっ!?」ばしゃばしゃっ
彬羽「お前 封印解除1枚だけとは言え 勾陣だぞそれ」おい。
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テオドール「今月は我が主のお誕生日に御座います故
やはり こういう時は食べて無くなる物に御座いますよね!」じゅうううっ
雪ん子A「たこ焼きだ」おおっ
雪ん子B「これがたこ焼き」おおおっ
白「えっと。
霊 だよな?これ」
テオドール「夏祭りで貴方様もやっておられたでは御座いませんか」きょとん
白「Σう」
彬羽「まあ
足一歩もがれた時点で 蛸壺に逃げるタコの如く 皆、あの世に逃げ込んで行ったから良い か?」うーん。
雪ん子AB「たこ焼き美味しい」もぐもぐっ
粋「え?え?
何があったの?」 ずぶ濡れっっ
【閻魔殿】
霊軍団「たぁすけてええええええー!!!」うぞうぞわらわらっ
閻魔「Σ現世は一体どんな地獄になってるの!?」えええっ
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