彬羽「手が足りん」げんなりっ
家康「いやー。ごめんね
雨で洗濯物干せなくてさ」苦笑。
シロ「うむ。でかいのが居ると助かる
なんせ干す量が多くてな」
千様「2段にしないと干しきれないってー
こんだけ誰が洗ってるのー?」あらあっ
テオドール「先程 粋さんが袖まくりして汗だくだったのを御忘れで御座いますか?
と言うか 少し手伝ってくだ「いや。」きっぱり。
テオドール「今回は 我が主までもお手伝いされておりますのに。」むう。
蒼月「∑げ ホントだ 」えええっ
白「ジメジメムシムシだと 昼寝も出来ないし
ほらバカラス さっさと干せ
一気に乾かすぞ」
彬羽「理由はともかく 手伝いは助かるが
すまん。こっちも手一杯だ 自力で引っ掛けて ∑あ」
白「・・・。」梁見上げっ
一同(∑届くわけがないっ!!)
テオドール「お待ち下さいませ!今 踏み台を
蒼月「うん。それしたらプライド傷つくから 皆して無言になってんじゃないの?」
白「よし順番だ。
そっちのから片付けるぞ
バカラス こっちの引っ掛けとけ」ぼぼぼっ
彬羽「∑待て待て待て待て!!
一気に乾かすってそう言う意味か!!」えええっ
家康「∑引火する! 火事になるううっ」ひええっ
蒼月「だああ!この人 俺が火がトラウマなの絶対忘れてるでしょっ」あたふたっ
テオドール「え。そうなので御座いますか?」ちゃぶ台盾っ
蒼月「∑片目火傷で失明してたら普通無理だろ!「あ。火傷なので御座いますかソレ ただの中二病かと」
蒼月「∑泣かすの後にしてやる!!
だからっ そこ入れろーー! 」うわああっ
粋「∑うおこら兄貴!!
火付けは御法度だってば そろそろマジで徳川に怒られんぞっ!」
間。
挿音「ったく クソガキが。
人の家で火遊びしてんじゃねえぞ」キセルすぱーっ
白「お前だってそれ「喫煙は火遊びじゃねえ」
蒼月「帰宅するなり 魔王サマにカカト落としって」心臓ばくばくっ
家康「主君として頼もしいけど
やっぱ天海と行動パターン同じで怖いね」冷や汗っ
シロ「同じなのか。
忍と僧侶が」困惑っ
彬羽「すまん。洗濯物が多すぎてな」ほっ
挿音「お前が着いてて何してんだよ。
次火事出したらマジでまとめて追い出すぞ
死ぬ気で止めに入れや副官サマよ」キセルすぱーっ
粋「いや、兄貴のはモロ食らわなくてもマジで灰になるから」
テオドール「灰が残るのなら 蘇生は可能
粋「お前はな」うん。
シロ「そして 洗濯物が干し終わった所で そろそろ夕飯の支度の時間か」
辺り薄暗っ。
彬羽「Σ心の底から手が足りん!!」
挿音「頭数は居るのに手が足りねえってのもなあ」キセルすぱーっ
コマ『居ても動かない人と 動いても惨状しか産み出さない人が居ますから』カタタッ
挿音「で、お前はメンテ途中と。
ほれメンテ室帰れ 頭持ってくんな」しっしっ
コマ『私が万全なら 洗濯物にファイヤーランチャーをぶちこんで 瞬間乾燥
挿音「おう。どこぞの魔王と変わんねえ
頼むから大人しく修理されとけや」
彬羽「夕飯だと?
何も考えてないぞおい」うろうろっ
千様「適当でいいんじゃない?
彬羽君が作るなら 何でも美味しいわよお」のほほーん。
挿音「そこ、代わってやろうってセリフは出ねえのか
お前はよ。」
千様「食あたりしたい?」ふっ
蒼月「えー。手抜きとか嫌だー。
夕飯とか タルい雨の日の唯一の娯楽じゃんかよー」ぶーぶー
テオドール「だったら少しは洗濯物の方を手伝えばよろしかったのでは?
彬羽さん 私にお任せ下さいませ。
雨の日はそこらにエスカルゴ
彬羽「∑野生のは食えねえって言ってんだろが!!」
魄哉「彬羽君、
君ホントに少しは手を抜く事覚えましょうね」
家康「あ、天海おかえりー」ほっ
白「ん?魄哉が夕飯作るのか?
仕事でバテてるんじゃないとか?」
魄哉「かと言って 下手に君等に頼むと台所の片付けの方が大変ですし
そんな時は コレです!」ずいっ
彬羽「∑こ。これはっ」はっ
シロ「ん?木刀にしては いびつだとは思ったが」はて?
魄哉「自然薯です。
お出汁作りますんで すりおろして混ぜて丼にしましょう
付け合せは吸い物くらいで良いでしょう」
彬羽「∑成る程!!」
蒼月「∑はああ!?
待てよそれ芋じゃん!
炭水化物に炭水化物かけたのが夕飯
魄哉「自然薯は高いでいすからねえ
この1本で 小判何枚になるか」ふっ
蒼月「たまには良いんじゃないの?」ころっ
粋「凄え。高物好きの蒼月を即座に黙らせた」
白「さすがオカンだ」うん。
家康「しかし自然薯かあ。
懐かしいなあ」しみじみっ
蒼月「感慨深く芋撫でんなよ
何?懐かしいって
信長にイビられてたって聞いたけど なんだかんだでアンタも大概良い育ちしてたの?」
家康「いや。戦国バリバリの時、
軍の皆に精をつけろと 天海が良く掘ってきてくれたなあって。」懐かしみ
テオドール「トリュフ探しの豚か何かに御座いますか?」真顔っ
魄哉「いやー。必要に迫られてましたからねえ
おかげで本気で幕府が財政難の時は こっそり掘って街で売り捌いてますよ」ふっ
粋「∑徳川のオカンつっえええ!!」ひいっ
彬羽「・・俺は あそこまで出来るだろうか」冷や汗っ
白「やらなくて良いし 何目指してるんだ。 お前」