家康「一雨来そうだね」ふむ。
粋「やっべ!洗濯物ー!」どたばたっ
蒼月「所帯染みてんなあ」やれやれっ
テオドール「手が空いてるなら お手伝いなさいませ
蒼月さんのだけ 干しっぱに致しますよ」どたばたっ
蒼月「Σはああ!?ついでに入れろよ! 選り分ける方が面倒 Σってマジかよ!ホントに俺のだけ放置されてる!」ひえっ
千様「マメな子達が居て助かるわー」のほほーん。
家康「うん。千ちゃんも手伝おうね
はいはーい、こっち干せるよー」部屋片づけどっこらしょっ
間。
白「雨か」だるだるごろーん。
猫「なーん。」ごろーん。
蒼月「なんで皆 あの人には手伝えって言わないんだよ
不公平じゃないの?」
家康「洗濯物が壊滅するでしょ」真顔。
白「俺、そんな不器用だと思われてるのか?」なあ
粋「不器用つか
何かの拍子にうっかり消炭が怖いっつーか」うーん。
テオドール「そもそも 魔王様に家事などさせるのがおかしいので御座いますよ」やれやれっ
千様「え?サタンさん 遊びに来た時結構洗濯物畳んでってくれるわよ?
意外と上手よー」のほほーん。
テオドール「・・左様に御座いますか」
蒼月「お宅のパパ 結構所帯じみてるよね」ぷぷーっ
一二三「あー。そんなマメだから
サタンさんモテんだべな」へー。
蒼月「Σはいい!?」ええっ
家康「出た。幼女の率直な意見!」おおっ
千様「アタシも だらしないのより
家の事してくれる人のが好きだわー」のほほーん。
蒼月「畳むの手伝ってやるよ!!」ほらほらっ
粋「えー、お前絶対雑いから「Σうっさい!マメな癖にモテない男!!」
粋「Σはああ!?俺ホントの事しか言ってねえだろ!!」むかっ
白「ここで喧嘩すると
洗ったばっかの洗濯物ぐちゃぐちゃになるぞ」おーい。
テオドール「確かにおモテになる方で御座いますが
一二三さん?何故それを御存知で?」
一二三「ジルケちゃんが言ってただ
サタンさんは家庭的なイケメン魔王だべって」にこっ
テオドール「・・ジルケ に御座いますか。」冷や汗っ
小太郎「あー。
貞操観念ガバカバのイトコと 父親のフラグが立っちゃったか」わおんっ
シロ「これはキッツいな。」うむ。
ーーーーーーー
【渡り廊下】
テオドール「血縁関係な事が発覚した直後に これはちょっと」ずーん。
粋「まあまあ。
親父さんも 今は独身なんだし。
つーか あの姉ちゃんってお前の母ちゃんの姉妹の娘なんだろ?
んな亡き嫁の姪に手を出すとか普通にねえだろ」な?
テオドール「ぶっちゃけ
その点は あまり信用の出来ない方と申しますか」ふっ。
粋「・・そうなんだ。」ああうん。
テオドール「まあ 私は日本に永住するつもりに御座いますし
せいぜい 年1度、顔合わせるくらい。と思えば」ため息っ
粋(仮にそんな爛れた感じでも
縁を切るって選択肢はねえんだな。)
テオドール「おや?」
粋「ん?
何?また親父さん アポ無しで来 Σうおおおおお!?
テオドール「泥田坊に御座いますね。
うっわ 雨水で増量してこれはデロデロおデカい」
粋「Σ解説は良いから Σうおこらなになに何っ!?
なんで俺の方来るの!?」ひええっ
テオドール「相変わらず
その手の物におモテになられる方に御座いますねえ」うわ。
粋「Σ嬉しくねえええ!離れろおおおおお!!」
泥田坊「アアァァァァア"」ずるべとおっ
挿音「お?なんだなんだ
お前等 床汚すなよ」キセルすっぱー
粋「Σ第一声がそれ!?」
テオドール「あのー。泥田坊は 田んぼに出る妖怪と認識しておりますが
この家の付近や上流に 田んぼ等御座いましたっけ?」
挿音「田んぼ?
田んぼはねえな。
あー でも 庭の池の水草を食い付くすタニシが居るんで まとめて其処らのドブには捨てたけどよ?
ほれ、田んぼで稲食うタイプな」
テオドール「あ、それに御座いますね。
おそらくタニシが 此処の皆さんの妖気に当てられて妖怪化したのかと。」
粋「Σ泥田坊ってタニシの化物だったのかよ!」えええっ
テオドール「新事実に御座いますねえ
あ、石燕さんに お教えせねば 「Σその前に俺助けろよおおお!!!」
泥田坊「ア"ァアアァッ」
ずるずるげちょげちょ
挿音「あ。やべ
俺これから夜勤だからよ
あんま床汚すんじゃねえぞ。」すたすたっ
粋「Σまさかのスルー!?」
挿音「こちとら公務員なんだよ
管理職が遅刻したら洒落になんねえだろが」すたすたっ
テオドール「徳川忍軍って 意外とキッチリしておられますよね
いってらっしゃいませ」ぺこりっ
粋「えええー・・」
泥田坊「アァアー」どろどろっ
テオドール「あの私 ぶっちゃけ戦闘面は ぶった斬るしか出来ないので御座いますが」そのー。
粋「うん。溶けかけた泥とか 俺もどうしたらいいか解んねえ。」困惑っ
テオドール「雨で洗い流しては?」外指差しっ
粋「Σそれで更に膨張したらどうすんだよ!
つかお前何でひたすら纏わりついて Σだああドアップ!!すませんしたっ!」ひいいっ
テオドール「(害意は無いように御座いますが
あんまり床を汚すと 後で挿音さんに怒られまして御座いますねえ)
ん?」
猫「にゃあん?」鈴ちりんっ
テオドール「Σお猫様! 此処は危のう御座いますよ!!」
粋「え。何!?
Σわぶっ!前が見えな」
どろどろよろっ!
猫「Σに"っ!?」びくっ
テオドール「Σだああ粋さん足元!
お猫様お逃げ下さい!!」うわああっ
白「剥がれろ。猫踏んじゃうだろ」
ばきゃっ!!
粋「Σぶっ!!」
一二三「白さん。それ粋さんだべ。」
白「ドロドロ蹴っても剥がれそうに無かったし」真顔。
ばしゃーん!!
テオドール「Σあ。増水したドブに」
白「よしよし。ケガしなくて良かったな」
猫「にゃああん」すりすりっ
粋「Σ誰か1人くらい俺の心配しろや!!」ばしゃっ
テオドール「いつもの事に御座います故。
ほら、案の定ノーダメに御座います」しれっ
粋「Σうっせえよ!
つか兄貴も ガキ肩車で人蹴飛ばすとか 教育上悪いぞ!!」うがあっ
一二三「粋さんも大概ズレてるべ。」
テオドール「おや?粋さん
泥田坊は?」あれっ
粋「へ?
あ、ドブで流れて落ちた?」きょろっ
ドブ川ぼこぼこっ
粋「Σえ。」
テオドール「まさかっ」はっ
ぼこぼこ ごぽぽぽぽっ!!
巨大泥田坊「グァァアアアアア!!」どばしゃあああっ
粋「Σ案の定巨大化ああ!!」ひええっ
白「干からびさせれば行けるよな?」火の玉ぼぼんっ
一二三「おら子供だから 責任取れねえべよ。」
泥田坊「グアアァア!!!
Σアォ!?」えっ
増水どばしゃー!!
ざばーん!
テオドール「薄まり過ぎて 踏ん張りも効かなかったみたいに御座いますね。」ありゃ
一二三「雨 すっごいだからなあ。」あーあ。
粋「あの、あれ流れ着いた下流で暴れたりとかしねえ?」おそるおそる
白「水に溶けたし もう悪さ出来る程固まらないと思うぞ」
テオドール「あーまあ。
この家から離れればただのタニシに戻るで御座いましょうしね」
白「たにし?」へ?
粋「うん。兄貴って存在してるだけで色んな物に影響与え過ぎだよな。」しみじみっ
千様「Σちょっと!皆何してるの!?
ずぶ濡れじゃないのー」ぎよっ
雨じゃばばばぼとぼとっ
猫「んにー。」ずぶ濡れっ
白「洗濯物、
乾いてるか?」
テオドール「この雨のせいで 微妙に御座いますねえ」
粋「Σげ!俺 テオより着替え少ねえのに!?」うげっ
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ダミアン「ぶはっ!凄い雨であるな
彬羽殿 飛天殿より届け物だ。」包みがさっ
彬羽「この雨の中をか?
わざわざすまんな」
ダミアン「例はよい。
ので、また飛天殿が行き倒れる前に 何ぞ差し入れを頼みたいのだが「いい加減小遣い帳でもつけろ。と伝言頼めるか」
ダミアン「家計簿なら 私が勝手につけておる!
が!!この真っ赤な家計簿を見ても どうにかなるなる。とヘラヘラしとんのだっ」真っ赤な家計簿びらっ
蒼月「見捨てて良くない?
ただのバイトだろアンタ」
ダミアン「Σ診療所が潰れたら 私の収入が無くなるであろう!!」くわっ
家康「切実だねえ」わお
テオドール「げ。ダミアン
今度は何用に御座いますか」うげえっ
ダミアン「顔を見るなり。
いや、知っておったがな」ふっ
彬羽「今日はあまり虐めてやるな」
テオドール「はい?」
ダミアン「いや年中無休で生ゴミ見る目はやめて貰いた
ん?なんだ。昼から風呂でも入っておったのか」
テオドール「そのまんまその言葉お返し致しますよ」
ダミアン「いや、私のはどう見ても雨にやられ
ん?」おや。
一二三「あれ。ダミアンさんだべ
どしたんだべ?また性懲りも無く テオさんに罵られに来たんだべか?」てててっ
ダミアン「おい。幼女
何を着ておる」
一二三「テオさんの お洋服貸りただ。」ぶっかぶかっ
テオドール「日本にはあまり売ってないので
シーズン分 多めにストックしておいて正解で
・・ん?」
ダミアン「これはっ!!
伝説の彼シャツッッ!!」うおおおっ
千様「あー。この子
ラブコメ系大好きオタクだったわ。そういや」あちゃー。
ダミアン「あだだだ!ちょっ
だってほら血は争えないと
テオドール「私ロリは範囲外に御座います!!」
ダミアン「はっ!そうだな
あの色々とパッツンパッツンのイトコのような「Σちっがああう!!!!」
一二三「かれしゃつ?」きょとん。
彬羽「知らんでいい」ギロッ
白「ダミアン、謝って逃げろ。
とんでもない地雷踏んだぞ」
粋「逃げ切れねえだろ 絶対」ひええっ
くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス<サイトトップへ戻る