小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月10日

 

 

 


石燕「そいや 夜に騒ぐクソガキ対策で 夜中にやってる怪談なんすけどね」

 


白「え。まだやってたのか」きょとん。

石燕「ああ、やっぱ忘れてたんすね
最近 小銭稼げる様になって来たんで別にいいっすがね」ああうん。

 


家康「なんか 軽く名物になってるらしいよ」

千様「暑くなって来たしー
石燕さんの怪談怖いものねー。

体験談だから」あらあらっ

 


彬羽「儲かるって事は
夜に出歩く奴が増えてるんじゃ無いのか?」おい

挿音「その分 夜のコソ泥が減るんで

俺等としちゃ万々歳だけどよ。」キセルすぱーっ

 

 


石燕「ま、そういう事なんで 
まーた暇潰しに ちまちまやるっすかねえ」

白「暇してるなら夜は寝ろ
お前は人間だぞ」なあ。

 


石燕「夜のが性に有ってるんすよ。
んじゃ おやすみなさいっす」手ひらひらっ

テオドール「今は朝なので御座いますがねえ」うーん。

 

 

 

粋「そういや怪談で思い出した。 
春一の手伝いしてたら お客さんが話してたんだけどさ

この町って 七不思議とか有んの?」

 

 

彬羽「七つで済むと思ってるのか「だよな。」うん

 

 

蒼月「七不思議かあ
行き付けの店の女の子達も話してたねー

夜中に天井から足が生えて

『足を洗えー。』て声が聞こえてくる屋敷が有るとかさ」

 

彬羽「前に盗賊のアジトだったんじゃないのか? その家。」

挿音「あー。あの屋敷か

確か 堅気になろうとした下っ端が斬られてんだよなあ。」ほうほう

 


粋「世間話ノリかよ。」うわ

白「人間達も気を付けないと
俺等が居るせいで 何でもかんでも 簡単に怪異になっちゃうんだよな。」うん

 

テオドール「魔王様のお膝元故、
そりゃ魔界に1番近い町に御座いますよね。」頷きっ

 

 

粋(怪奇現象が日常茶飯事の町で 怪談やって儲かる石燕、
マジで凄えな。) しみじみ

 

 

テオドール「ちなみに 他の七不思議はどんななので御座いますか?」

 

彬羽「そうだな。俺が聞いたのは
痴話喧嘩で 女が斬られ堀に放り込まれてからと言うもの
そこの畔の葦が 片方しか葉を着けなくなったって話だな。」ふむ。


挿音「あーそれな。
骨になってたけど この前ガイシャの足が見付かったんでよ。
葦の葉も元に戻るんじゃねえかな?」キセルぷはー。

千様「やだ。ご遺体に片足が無かったのー?
それで葦の葉っぱが片方」成る程


白「足ネタ続いたな。」ふむ

 

 

家康「じゃあ私が最近聞いたの、

地獄太夫ちゃんから聞いた話だけど
とある 川べりを歩いてると、暗闇からそっと袖を引っ張られ

蒼月「それ。その手の仕事のお姉さんだろ。」おい


家康「さすが反応が早いね」おおっ

 

挿音「その手のは 花街の外で営業すんの違法だから 無言で袖引くって言うからなあ。

暗闇で無言は そりゃ怪談にもなんだろ」

テオドール「怖すぎや致しませんか」ひええっ

 


粋「今の所 原因が尽く人間じゃねえかよ」

白「生死問わずだけどな」うん。

 

彬羽「そもそもこの面子だぞ。
ジトッとジメッと本格的に怪談なんてしてみろ

ほぼ降霊術 ほら手前等、呼んでないから向こう行け」しっしっ


火の玉ふわふわっ。

 

蒼月「あー。この程度でも来ちゃうんだ」あははっ

 

 


白「まあ、この家が1番の心霊スポットだし
怪談とか今更だ。」うん

粋「Σ俺 やっぱ長屋暮らしに戻ろうかな!?」


テオドール「この町じゃ 何処行っても大概遭遇しまして御座いますよ?」えー

 

 

 

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【夜】

 


町娘「今日も怖かったねー」くすくすっ

町人「だなあ。
つか、女が1人で夜に出歩いちゃまずいだろ
この辺は治安悪いんだからよー」

町娘「えー。アンタが一緒に行ってくれるから安心でしょ?

明日も聞きに行こうね 怪談。」

町人「えー? こりゃ参ったなあ」デレデレっ

 

 


提灯の灯りぼうっ

 

 

町人「ん? 何だありゃ」

町娘「Σはっ まさかアレって七不思議の!」ひいっ


町人「いや とっくに七つどころじゃねっての
え? どの不思議だよ。

アレか? 提灯の灯りを消しても消しても消えねえ 夜泣き蕎麦とか?」

町娘「逆バージョンも有るらしいよ?」あわあわっ

町人「最早 何がしたいんだそりゃ

あー、確かに店のモンも居ねえし 不気味だな
さっさと帰 Σうおわ!!」

 

 

来た夜道に火の玉ゆーらゆら 


町人・町娘「Σギャっああああーーーっ!!」ひっええええっ

 

 

 

下駄カランっ。


石燕「あーあ 見付かっちゃいやしたね。
有名になる前に 引っ越しした方が良いっすよ?」


提灯から つるべ火ふよよっ

 

石燕「で、アンタ等は何がしたんすか?」

火の玉ふわふわっ


石燕「いや。夜道は暗いからって親切っすか
つかああ言うのは 二人にしてやった方がっすね」苦笑

 


つるべ火 火の玉ふよふよっ


石燕「ま、人間がこうも夜出歩いちゃ アンタ等も寛げやしやせんねえ。

しばし 怪談業控えるっすかねえ」うーん。

 

 

 

 


シロ「なんでも夜中に火の玉と話す ガリガリのヒョロ男の怪談を聞いたんだが」困惑っ

千様「石燕さん
ついに本人が 怪異扱いになっちゃったわねー」あらー。

 

 

 

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