小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月9日

 

 

白「またか。最近変な事件多すぎだろ」あくびっ

粋「うん。もう昼だから
どっちにしろ起きような?」


白「あのな、役者は疲れるんだぞ。

仕方ないな 
猫、行ってくる」撫でくりしぶしぶっ

猫「にゃあん。」ごろごろっ

 


襖ぱたん。

 

 

 

 

しーん。

 


猫「・・にゃう。」ぽつんっ

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

【晴明の家】

 

晴明「で、飼い主と共に行きたい 役に立ちたい、人型になりたいと?」うちわぱったぱたっ

猫「なう!」尻尾ぴんっ

 


泰澄「晴明様
猫の言葉が解るのですねー」へー。

座敷童子「奴が狐だからなのか、
あの猫が異常なのか
どっちだろうな」うーん。

 

 


山本五郎左衛門「あのなあ。
あの飼い主に好かれてえってんなら 今の姿のが絶対良いと思うんだけどな?」

猫「にゃっ」ぷいっ


晴明「女心の解らん奴め。と 罵倒されとるぞ」

山本五郎左衛門「あ。コレ 雌?」

猫「Σんにゃっ!」かちーん。

 


座敷童子「なまじ頭が良いだけに 言葉が解ってしまい複雑だな」ふむ。

泰澄(てか、もう化け猫化しておりませんか?)

 


晴明「ふむふむ。
そこまで思い詰めておるなら 叶えてやっても構わんがな」

一同「Σえ゛」

 

猫「にゃあううっ!」きらきらっ

 

 

晴明「良い良い

素質は有る様じゃしの、ちょちょっとやれば簡単ぞ。

しかし、この術は1回しか使えぬ効かぬ。
1度猫に戻れば終わりぞ
解ったな?」ふふふふっ

 

座敷童子「何の人魚姫だコレは。」引

 

 

山本五郎左衛門「ん?飼い主にバレねえように。は言わなくて良いのかよ?」

晴明「飼い主が魔王じゃぞ?
受け入れられるなら それはそれで問題なかろが」

泰澄「あ。思ったよりハードル低い人魚姫ですね」

 


猫「にゃううんっ!」訳:やったー!


座敷童子(しかし、あの晴明が親切心で 手を貸すとは思えん。
どう面白くなると踏んだんだろうな)怪訝っ

 

 

 

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蒼月「待ってよー。
飼い主様が戻るまで俺と遊ぼうよー」

猫娘「Σふっしゃああ!!」蹴り蹴りげしげしっ!

 


小太郎「あー 見た目は人でも 言葉は猫のまんまなのか」あーあ。

家康「てかアレ 白の猫ちゃんだよね?
またえっらい あちこち大きくなっちゃって」ひええっ

 

千様「ちょっと失礼。

蒼月君。ちょっとその子抑えてて」物差しすちゃっ

蒼月「はいはい。セクハラじゃないよー」がしっ


猫娘「Σにゃあああっ!」ひいいっ

千様「ケモ耳娘なんて負けない!
セクシー担当はアタシよっ
負けない!負けないわよおおおお!!!」物差しじりじりっ

 

 

 

魄哉「真っ昼間から事案はやめなさい。」


千様「Σ頭ぶった!?」えええっ

魄哉「加減はしましたよ。
一応女性なんで

野郎ならこうです」ほれ。

蒼月「か、かかと落としっ」頭くらくらっ

 


魄哉「しっかし なんでまた急に。
変化は高等技術ですよ?」

猫娘「んなーな!にゃーおうっ」にゃごにゃごっ

魄哉「すみません 解りません。
後、近いです」困惑っ

 


猫娘「・・んなーお。」ずーん。


千様「猫の姿なら よじ登ろうがスリスリしようが喜ばれるだけ だっただけのにねえ。」あらー。

蒼月「ジジイの避け型露骨なんだよ
うわー。かわいそー」


魄哉「Σうおお何かすみません!!」ひええっ

 

 

猫娘「にゃう」ううっ


九尾「バカな猫よのー。

お主が可愛い可愛いされとったのは『可愛いにゃんこ』じゃったからじゃ。

人型になってしまえばお前なんぞ


猫娘「にゃ?」うるっ

九尾「Σそこそこ見れるから腹立つなあっ!!」きええっ

 


家康「九尾ちゃん 落ち着いて」どうどうっ

蒼月「ロリ顔ボインボインケモ耳少女は基本だよねー 」うんうんっ

小太郎「お前蛇だろ」わんっ

 


魄哉「(頭痛がして来ました)

 

ん?」

 

 

テオドール「あれ?皆さんどうなされたので?

おや。 その女性は」

粋「え?何なに?
兄貴に用事なら もちょいで帰って


猫娘「んなおおっーー!」がしっ

粋「Σぬわああ!何々!?」ひええっ

 

猫娘「んなっ」顔ぺろりっ

粋「」

 

猫娘「なんなーん!」てててっ

 

 

粋「・・え。マジで 何?」ぷるぷるっ


家康「ああ。純情小僧が新しい扉を開きそうになってる」

蒼月「いいなー。」ちぇ

 

小太郎「正体解ってても 羨ましいのか?」

蒼月「オスなら皆羨ましいだろ こんなの。」

魄哉「すみません 解りません」

 

テオドール「あの、これはいったい?

Σは! もしやあの方も 我が主のストーカー!?」はっ

千様「ある意味間違ってないわね」うん。

 


テオドール「新顔で御座いましたか!油断しました!!

おのれ雌猫許すまじ!!」しゅぱっ


家康「Σああ!吸血鬼の高速移動!!」

千様「白君なら大丈夫でしょー
鋼のメンタルしてるし

あら?」

 

 

彬羽「すまん!ちょっとコイツを頼む!
ガキが見る物じゃねえ!!」ぜーぜーっ

テオドール「彬羽さんお離し下さいませ! このままでは我が主がああーーっ!!」じたばたっ

 

魄哉「Σ猫さんいったい何をやらかしてんですか!!」ひええっ

彬羽「すまん!伏せ字になる!」

魄哉「Σ即座に伏せ字!?」はいいっ!?

 

家康「天海落ち着いて! はい こんな時は般若心経!!」

魄哉「ぶっせつまかはんにゃはらみつたしんぎょぉお」ぶつぶつっ

 


千様「純情坊主が壊れた所で
え?何? 白君襲われてんの?」あらまあ

彬羽「だな。
本人もワケが解らんといった感じで されるがままと言うか

見かねて逃げてきた」

 

蒼月「おい。魔王の副官」

彬羽「Σこれ以上は プライバシーの侵害だろうが!!!」

 

小太郎「うん。純情彬羽もポンコツになってるな」わんっ

 

粋「えっとあの

身内としてキッツイ物が有るんだけど
え? 助けに行かなくて良いの?」あのー


家康「ぶっちゃけ 間に入りづらいよね」うん。

テオドール「私は参ります!
彬羽さん!隙だらけに御座いますっ」灰おりゃっ

彬羽「Σぐ! 崩れかけた手前の体をだと!?前が見えんっ」目ごしごしっ

 

蒼月「何この限界バトル」

 

 


白「何してるんだ お前等。」きょとん。

一同「Σわーっ!!」びくっ

 


魄哉「な、何も聞いてませんので ね?」冷や汗どぱどぱっ

白「何がだ?
お前 病院行った方が良いぞ」


千様「あら? 大丈夫だった
?」

小太郎「白は元から顔に出ないしなあ」うーん。

 

 

白「それよりな

ほら 地方化け物対抗 
異種混合動物相撲。

飼ってる動物で 相撲取らせて勝ったら言う事聞くっての

話したら猫が出てくれる事になったぞ」ほら。

猫「にゃあんっ」

 

 

一同「Σ戻ってる!?」えええっ

 

 

千様「てか、何その大会。」

 

彬羽「妖怪同士で喧嘩すると 大事になるんで、
代理で いわゆるペット同士を闘わせようって事になったんだが」困惑っ

 

 

蒼月「ん? 猫ちゃんそれで良いの?
飼い主様と一緒に居たくて人になったんじゃないの?」

猫「にゃおんっ。」肩にのぼりっ


魄哉「ああ。その姿の方が
隣に居る分には 幸せだと気づいたんですね」ほっ


千様「成る程ー。
人の姿じゃそんなの出来ないものねー」のほほーん。

 


白「ん? さっきの姿でも 普通に上ろうとして来たし

顔なめて来たし、懐に潜り込もうとして来たし
どっちでもあんま変わらないけどな?」

蒼月「うん。人型でそれやられたら そりゃいかがわしいや。」

 


九尾「気軽にスリスリ出来るのは 獣の特権じゃからのー。

わざわざ手放す事もないわ。
のう、猫」ふふんっ

猫「んにゃっ!」

 

 

テオドール「一件落着に、御座いますか」へたっ

粋「あー。色々焦った」ほっ

 


家康「で、話流れてたけど
代理でペット相撲って 
どう考えても猫向きじゃ無くない?」

彬羽「あの猫の飼い主を 誰だと思ってるんだ?」

 


蒼月「ん?

・・あれっ! 遠くない未来 ガチで人型にくらいワケ無いんじゃないの この猫っ!!」わおっ

粋「Σあり得るから困る!!」ひええっ

 

 


白「人型の時は 色々禁止な?
役人に捕まるからな?」

猫「にゃあんっ」了解っ

 

 

 

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