小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月3日

 

 

 


挿音「あージメジメジトジト鬱陶しい
これだから梅雨はよー

ん?」

 

畳におっきな鳥の羽っ

 


挿音「親父のか?
またデケえの抜けて マジでハゲんじゃ・・Σん!?」

 

 


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江戸城

 

家康「えっと。え? これは」困惑っ

 

シロ(小)「なんだ! サムライかきさま!
しょうぶだしょうぶ!!」竹刀ぶんぶんっ


挿音「仕事疲れは解るけど 何やらかしてんだよクソ親父」冷ややかっ

魄哉「Σなんで問答無用で僕の仕業になってんですか!!」

 

 


家康「疲れると子供や動物で癒されようとするからねえ

しかしまたちっちゃいのが更にちっちゃく」ひええっ

 

シロ(小)「ちっちゃい言うな!
ひとをバカにするとゆるさ Σあ」竹刀の重さでころんっ

 

 

家康「コレ千ちゃんとかに見つかってないよね?」真顔。

挿音「おう。何するか解らねえからな あの変態女」真顔。

 


シロ(小)「なんだ 大人がそろって 腰抜けしかおらんのか」よいしょっ

一同(Σ無かった事にした)

 

 

挿音「つかどうすんだよこれ

犯人じゃ無くても子守りなら親父だろ?マジ頼むわ」キセルぷはーっ

 

シロ(小)「けほっ」

挿音「Σあ、わりっ」キセルの灰落としっ

 


魄哉「あの、子守りしたいのは山々なんですがね
今日ちょっと政務が山ほど有るんですが」うーん。

挿音「あ?まさか俺に面倒見ろとか言わねえよな?」

 

 


シロ「くらえ!ひっさつ 氷のこきゅう!!」おりゃっ

挿音「ぐわああああっ」迫真っ

 

 

家康「お前実は子供好きでしょ?」ジト目。

魄哉「まあ。実家に弟妹9人居ますしね。

定期的に帰って相手してたらこうなりますよね」ああうん。

 

 


間。

 

 


挿音「悪い ガキの体力ぱねえ。
体持たねえんで後は頼んだ 仮眠するわ」よろろっ

テオドール「Σ徳川忍頭が疲労困憊に御座いますか!?」えええっ

 


粋「ガキって 体力の限界まで遊び倒してエネルギー切れで寝るもんなあ」

シロ(小)「すぴー。」すやすやっ

 

白「それより なんで更にちっちゃくなってるんだ?」

挿音「こっちが聞きてえわ。

つか、元々お前が拾ってきたチビだろ 後頼んだぞ」よろろっ

 


粋「頼んだと言われても。
起きたらどうすんだよ」えー。

白「子守りとか解らないぞ」うん。


彬羽「挿音の憔悴ぷり見る限り ややこしそうだしな。

参考までにお前等、ガキ時代何してた?」

 

 

テオドール「虐められっ子に御座いました故 毎日泣いておりました」ふっ。

粋「ゴリゴリ戦国時代でスラムだったし、落武者を追い剥ぎとかしてたかなあ」えーっと

白「野生動物。」きっぱり


彬羽「よし。全く参考にならん。」

 


粋「ちなみにお前は?」

彬羽「勉学と習い事の日々だったな。」遠い目。


テオドール「シロさんの子供時代には1番近そうに御座いますが」うーん。

 


白「とにかく適当に遊ばせとけば良いんだろ
魄哉が知ってるなら すぐ元に戻すだろうし
ほら 起きそうだぞ」


シロ(小)「ん? どこだここは」きょろっ

粋「Σえ。えっと
やべ俺 子守りバイトは赤ん坊のしかした事ねえしっ

あ!ガキなら一二三が居る
一二三って普段何してる!?」はっ


テオドール「最近はおままごとに御座いますね。
昨日 隣の家のポチ役やらされまして御座います。」

粋「Σ女児と男児じゃ参考になんねえ!」

 


白「子供と動物は最初の躾肝心だ。
よし お手。」

シロ(小)「ん?」お手ぽすっ

彬羽「よし。お前は要らん事するな」

 

 

 

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江戸城

 

家康「しっかし子供化ねえ。

1歩間違ったら赤ん坊どころかその前だよ
考え様によっちゃ怖いよねえ」うーん。


魄哉「ですね。」書類片付けガサガサガササッ!

家康(Σいつもより仕事の手が早い!!)ひいっ

 

魄哉「物事考えながらだと変にブーストかかりますよね、疲れますけど。

さて、仕事片付けながら色々頭整理してたんですけど」

家康「うん。毎度器用だよね」

 

魄哉「挿音が持ってきたあの羽です。

 

あの子は僕のと思った様ですが、まず色が違います
僕の鳥形態は尾羽はカラフルですが この様な色はありません。

もちろんカラスの彬羽君のとも違います」

家康「ん?じゃあ 何か人サイズの他の大きな鳥、もしくは」ふむ

 

 

挿音「ああそんなら 捕獲済みだわ。」スマキおらっ

姑獲鳥「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」がくぶるっ

 

挿音「自白したし犯人で間違いねえよ
どうするよ?シメっか?」キセルすっぱー。

家康「自白って 何をどう

 

姑獲鳥「眼球に根性焼きはやめてやめてやめてやめてやめて」ガタガタぶるぶるっ

家康「うん。察した」ああうん。

 

 

魄哉「Σあのっ 僕の推理パート無しですか!?」ええっ

 

挿音「犯人捕まりゃ何でも良いだろ。
仮眠してたら 物陰から一二三ガン見してる変質者が居るって 千に叩き起こされてよ」んっとによー。

家康「仮眠って どんだけ子供に体力削られてるの

てか、この妖怪ってどういう?」えーと。

 


姑獲鳥「違うんです!
私の坊やがちょっと目を離した隙に居なくなって!
あの子と同じ年頃だなって見てただけで他意は無いんですっ 多少歳が違っても小さくすれば大差ないしっ

あああ私の坊やあああーーっ!!」キエエエエッ


魄哉「だいたいこんな妖怪です。」ね?

家康「うっわ 解りやす。」

 

 

挿音「って事で シロの奴はほっときゃ元に戻るらしいけどよ。

そのシロは何処置いたっけよ?」頭ぼーっ

 

 

家康「疲れてるねえ」ひええっ

魄哉「ちっちゃいシロ君 どんだけパワフルなんですか」引。

 

 


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シロ(小)「だおりゃああっ!!」ていっ

白「甘い。」お鍋の蓋ガードっ


シロ(小)「Σくっ! こざかしいまねをっ!!」

 

 


家康「何英才教育してんの?」

彬羽「いや、小さくてもシロなんでな。
この遊びが1番しっくり来る様でな」困惑っ

 


千様「あらあら。サイズ違ってもやる事同じなのねー」のほほーん。

一二三「男の子はチャンバラ好きだべ」うんうん。

 

 


シロ(小)「Σふぎゃっ!」べしゃっ


家康「Σちょ 子供相手に容赦ないなあっ
ケガしたらどうすんの!?」ひえっ

 

白「解りやすく加減したら怒るんだコイツ」ぎろっ


粋「兄貴 子供の扱いすんげー苦手だからいっぱいいっぱいなんだよ。

んな細かい事言わねえでも シロだし壊れねえから。」どうどうっ

 

 


テオドール「苦手なのに偉く好かれるジレンマと言うか」うーん。

家康「なんだかんだで懐かれてんだねえ」

 

 


白「Σあ、間違えた」はっ


どしゃばきーん! がらがらがらっ

 

千様「Σぎゃっ! 吹っ飛んだ!
シロ君んんんっ!!」ひええっ

粋「Σ壁板ぶち抜いたああっ!」ひいっ

 

 


シロ「なんのこれしきっ!」よろっ

一同「Σ既に頑丈!!」おおおっ

 

 

テオドール「ド根性も三つ子の魂百までなので御座いますねえ」しみじみっ

 

 

 

シロ(小)「よし。おまえにはこのままてまは勝てん!

たんれんするので付き合え」竹刀抱えよろよろっ

白「Σえ。」

 

彬羽「こっちを見るな。助けを求められてもどうにもならん」

粋「息の根止めないようにな」ひええっ

 

 

 

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