小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月23日

 

 

 

粋「夢?

んー とりあえずは役者業で1人前になる事かなあ

でもって!出来たら

兄貴を越える・・・?」ボソッ。

 

 

一二三「なんで1番高らかに言うべき所しぼんでんだべか」

粋「いやあの

現状考えると無理があんじゃね? てさ」目そらしっ

 

一二三「夢くらい大きく持つべ。」よしよしっ

 

 


テオドール「一二三さん。何をお調べなので御座いますか?」

一二三「皆の夢だべ!
寺子屋行ってる おみさちゃんが宿題で出されたって言うからお手伝いだ!」どやっ。

 

白「一二三は寺子屋行けないもんな」なるほどっ

粋「え? やっぱ人間の中って無理があんの?
友達は普通に居るのに」

 

彬羽「何度か試しに編入させてみたんだがな

気の合うダチならともかく あの手の所は洒落にならんクソガキも居る。
一二三はまだ子供で加減が出来んので 毎度ちょっかい出してきたクソガキが半ごろ
粋「うん。何度も試みちゃダメだろそれ」

 

一二三「そんなこんなで
お家の人が許してくんねーだから お家で勉強してるって事になってるだ」

家康「間違ってはないけどね。
一二三ちゃん いつもいい着物着せてもらってるし 家庭教師ついてるお嬢様で行けるけどね」うーん。

 

 


テオドール「そう言う事で御座いますか。

私は勿論 一生我が主に付き従いお役に立ち続ける事に御座います」にっこり。

一二三「寺子屋で発表できる内容にして欲しいだ」むう

 

テオドール「えーと

では日本風に 『忠義を貫く!』でお願い致します」

一二三「そんならセーフだべ」メモメモっ

 

 

白「Σえ。一生着いてくる気なのか」

彬羽(薄々気がついちゃ居たが
こいつが1番 タチの悪いストーカーなんじゃないのか。)

 

 


一二三「よし。次はー

あ、家康さんの夢はなんだべ?」

家康「えーっと」困惑っ


千様「一二三ちゃん一二三ちゃん

その人既にとてつもない夢叶えてるから
強いて言うなら 今後はゆるーく平和に余生を生きてきたいって人だから」

 

一二三「夢の後の虚無。
寺子屋向きじゃねえだな」なるほどっ

家康「Σ間違ってないけど何か酷い!!」

 

蒼月「バカ殿はどうでもいいけど、
カラスさあ。マジで普段一二三ちゃんに何教えてんの?」ひょこっ

 

 

一二三「蒼月さんの夢は?」

蒼月「酒池肉林。」即答っ

彬羽「手前が何を教えてんだ」

 

 

 

小太郎「蒼月が連行されてったけど何なに?」わんっ

一二三「皆の夢を聞いてるだよ」

小太郎「夢?
そんなのハッキリ覚えてないし聞いて楽しいのか?」わんっ

一二三「へ?」

千様「小太郎君そっちじゃないわ」

 

小太郎「あ、そっちの夢か

健康第一?」わおんっ

 

粋「いや 大事だけどさ
確かに」ああうん

テオドール「小太郎さん どんどんアホやんこ化していかれますねえ」しみじみ

 

 


与一「夢?

えー えっと。私はもう死んでおるしなあ」ふよふよっ

一二三「幽霊としての人生に夢とかねえんだべか?」

与一「Σへ?

うわ考えた事がなかったな」えーとえーと

 


一二三「よし時間かかりそうだべ
次は石燕さーん!」たたっ

与一「Σ聞いておいて放置!!」

 

 


石燕「強いて言うなら
締め切りに間に合う事

っすかねえ?」ふふふふふっ

 


一二三「Σ間に合わねえんだか!?」ひいっ

石燕「なーんかしっくり来なくて ああでもないこうでもないとやってたら マジでヤバいっす」目の下隈っ。

 


粋「Σはいはいはい邪魔しない!
すんませんお邪魔しましたーー!!」一二三抱えダッシュ

 

 

 

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江戸城


魄哉「はい?

夢 ですか?」きょとん。

一二三「んだべ!そう言う所じゃ魄哉さんが1番マトモそうだべ!」わくわくっ


魄哉「いえもうジジイですし夢と言われましても

言うなれば 民それぞれが安定し余裕のある生活を維持。
かつその安寧の中で正しさを忘れず それが先人達や己の為に尽力して居る人達の働きによって支えられているのだと忘れず
叶うなら最低でも数百年は続く太平の世を
あ、天災災害に負けない国になって欲しいてのも有りますね」えーと。

 

 

晴明「・・いや。寺子屋の宿題の手伝いよな?」ええー。

一二三「ありゃ 晴明さん
居たんだべか」


魄哉「ダメですか?
知り合いの政治家の人の話でーとか」

晴明「世間一般のガキの知り合いに政治家はそうおらんだろ。」


一二三「だべなあ。
マトモだども 浮世離れしすぎだべ

二つの意味で。」ぼそっ

魄哉「Σえ」


晴明「言うのう 小娘」わははっ

 

 

一二三「お仕事中失礼しましただ。
んじゃ帰るべ」くるり

晴明「Σ待てい。私はガン無視か!」


一二三「有るんだべか?」ジト目っ

晴明「自堕落爺ゆえ  無い。」きっぱり。

 

魄哉「ならなんで呼び止めたんですか」


晴明「いや何か寂しかろうが」

一二三「晴明さん けっこう構ってちゃんだべな。
じゃお邪魔しましただ

朧車さん お待たせだべー」


特大朧車ぎぎぎいっ。

 

晴明「Σうっおでか!」

魄哉「ΣVIP専用朧車!
さては白君!?」ひえっ

一二三「1人で行くって言い張ったら 江戸城遠いから危ねえって貸してくれただ」にこっ。

 

晴明「実質送迎付きではないか」うわ。

魄哉「あの子変な所過保護ですから

ん? ・・ 真っ昼間からこのサイズが天守閣にベタ付け?」嫌な予感っ

 

 

女中「Σ天海様あああ!!妖怪の襲撃です!御無事ですかああ!!!」薙刀ぶんっ

魄哉「Σわーっ!!
だだだ大丈夫です! 知人の陰陽師がちょっと術式をっ」わたわたっ

 


晴明「Σえ。おい

さ、左様! 魔を巣に還す的なアレだっ


ほれ行けっ」しっしっ

 


一二三「間違ってねえだ。
朧車さん急いでゴーだ!」びしっ

朧車ぎいいい
がしゃんっ!


ガラガラガラガラっ!

 


女中「Σ去った」おおおっ

 

 


晴明「どんな育て方をしたらああなるんじゃ
あの女の童」ほっ。

魄哉「日常的に襲撃受けて血飛沫スプラッシュな家で 普通でない野郎共にお姫様の如く扱われてるとああなります

 

てか 城の庭も偉い騒ぎになってますねえ。
晴明さん それっぽい説明適当にでっち上げて来てくれませんか?
狐でしょう?」

晴明「お前のが二枚舌回るじゃろう
よく喋る鳥めが」けっ。

 


女中(狐に鳥?

あー あだ名かあ ) はいはい。

 

 


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一二三「ーーーと言う事でだ。

魄哉さんので 枚数めちゃめちゃ増えただよ」メモごっちゃり。

 


家康「一応メモったんだ」ああうん。

一二三「んだべ。聞いたからにはメモらねえと失礼だべよ」

 

彬羽(帰ったら謝っておこう。)ずーん。

 

 


蒼月「問題はあのメモの中に どれだけ使える奴が有るか だよねー。」

千様「いいんじゃない?

もう お手伝いより聞く事のが楽しくなってるみたいだし。」のほほーん。

蒼月「へ?そう?」

 

 

シロ「今帰っ

一二三「シロさんシロさーん!将来の夢はなんだべ?」たたっ


シロ「ん?何だ藪から棒に。

そうだな。 将来とまでは行かんでも
まずは あの軽い頭に1本入れる事か」


白「夢破れたな」ふふんっ。

シロ「Σ試してから言え試してからっ!」木刀すちゃっ

 

 

テオドール「室内で暴れるとそろそろ彬羽さんが爆発されますよー」

 

一二三「夢って言っても色々だんべなあ。

何になりたい とかがねえのがこの家の人達らしいだ」にこにこっ

家康「あーまあね。我が道を行くのしか居ないし」

 

 

コマ『私は立派な戦車になりたい。』筆談っ

一二三「改造してなれるのは 何か違う気がするだよ」えーと。

 

千様「コマちゃん まだバージョンアップ足りないの?」

コマ『全身兵器が理想です

胸部にもランチャーとか』筆談書き書きっ

千様「女としてどうかと思うわそれ。」

 

 


シロ「ま、まあ夢と言うのは簡単に叶わんからこそ面白いのだ」ボロッ。

千様「お帰り おでこに足形着いてるわよ」


シロ「普通 人の額蹴り飛ばすかあんの非常識野郎め」ふんっ。

一二三「真剣勝負に作法とかねえべよ」

シロ「Σうぐっ」ぐさっ。

 


彬羽「ったく 監督不行き届きで更に謝る事が増えるだろうが!!」うがあっ

白「勝ったのに痛い」たんこぶっ。

 

 

テオドール「・・そう言えば

不躾ながら疑問に御座いますが、
我が主にも目指す所、夢等は御座いますので?」

白「ん?」たんこぶずきずきっ


テオドール「あ!これは失礼を

既にこの国の妖怪の頂点に立たれ 人間と妖が争わぬ様 良い関係を築かれておる貴方様に 今更そんな事は「有るぞ。」

 


一同「Σえ。」

 

 

彬羽「お前 まさか
この国だけじゃ飽きたらず
世界を統べる魔王にとか思ってるんじゃ」冷や汗だらだらっ

白「落ち着け 俺がそう言う面倒なの嫌いなの1番知ってるだろ」むすっ

 

粋「へ?じゃあ一体」

千様「お役者としても売れっ子だしねえ?」うーん。

 

 

 
白「多分 今1番この世で強い『神様』を1発本気で殴り倒す」真顔。

粋「Σんな海賊王でも目指す的なノリで!!」えええっ

 


千様「え?八百万の神様?」

彬羽「いや 出雲に来るのは結構丸くなった年寄り神がほとんどだが

そんなの居たか?」困惑っ

 

 

 

 

 

 

【常春の里】

 

朔日「覚えられてた。」じーん。

 


翡翠「あの? 長?」えーと。


朔日「あの子記憶力が不安だからなあ。
存在すら覚えられてないんじゃないかと正直不安でっ」ううっ

 

翡翠「あの 状況が解らんのですが
そんなしょっちゅう千里眼で確認したくなる程 
貴方様は忘れやすい存在ではないと」困惑っ

 


朔日「お前は あの子を知らないから言えるんだよ」ふっ。

翡翠「いえ 何処の誰ですかその罰当たりなガキんちょ。」

 


旭「何処覗いてたか察したわ」ああうん。

夕霧「あー あのお気に入りの奴等ね。
何がそんな面白いのかなあ」ふーん。

 

 

旭(つか うちの王サマ

こんだけ千里眼で覗いてたらある意味悪質ストーカーじゃねえのか?これ) 複雑っ

 

 

 

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